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夏の寂しさ
風鈴が寂しげに鳴り響く
縁側に座ってうちわで扇ぐ
隣にあなたは居ないけれど
今年も暑い夏が来ました
はじける炭酸水の音すら
あなたとの遠い記憶ばかり
あなたとの眩しい夏ばかり
思い出させてくるのです
夜空に散りゆく大輪の花
あなたが隣に居るのならば
もっと綺麗に輝いて見えた
なんて、変わらないかな
あなたと歩いた夏の夜道
ひとりで歩くには寂しいね
どこかで生きているあなた
どうか元気でいるんだよ
風鈴が寂しげに鳴り響く
私の隣はいつも空いてるよ
いつでも戻ってきておいで
星空に幸せを願いながら