217/413
春
ぶかぶかの制服を身に纏って歩いた日も
少しキツくなった制服を身に纏った日も
なにも変わらない景色のようで変わっていくのを見届けながら
なにも変わらないようで変わった自分を信じて歩き続ける
本当に成長しているのかも分からないし
本当にこのままでいいのかも分からない
なにも変わらないままで居ることはできない
なにも変わらないものなんて存在しないから
君と笑った日も、君と話した日も全てが
僕にとって失くしたくない思い出となる
僕も君も変わり続けていくけれど
変わらない想いを持ち続けていく