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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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記録

あなたに会えなかった十六歳

あなたに会いたいと願っても星は叶えてはくれない

そんなことくらい分かっている。もう子どもではないから

雨の降る冷たい春がそっと隣に座っているようだ


あなたが映る写真を見ながら

あなたの声を思い出してはあの頃を思い出している

あの頃がどれだけ幸せで大切で尊いものだったのかを知る

もう戻ってこないのに。冷たい春がそう呟いてる


あなたに会える日が来るなら

私はもう少しだけ生きてみようかと思う。少しだけ

私もあなたもあの頃より変わっているのだろう。寂しいね

あの頃にはもう二度と戻れなくても。会いたいな

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