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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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静かな夜の海

静かな夜の海

ひとりで砂浜を歩いている

あの頃よく聞いていた曲を口ずさみながら

暗い海の向こうをただ見つめていた


静かな夜の海

ひとりでお酒を飲んでいる

あの頃の幸せだった記憶を思い返しながら

暗い海の向こうにきみを想っていた


静かな夜の海

ひとりで冷たい海に浸かる

あの頃からなにも変わらない私を許してと

暗い海の向こうのきみに謝っていた


静かな夜の海

ひとりで静かに沈んでいる

あの頃の苦しみよりも大したことはないと

暗い海の底のきみに話しかけていた

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