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雪が舞うみち
雪が舞う冷たい通学路
手先がかじかんで思うように動かない
色とりどりのランドセルが目の前を走っていく
ゆっくり歩いていてはだめだと、急げと言われているようで
置いていかれないように走ってみたけどだめだったみたいで
転んでも泣くのはかっこ悪い、だから泣かない。そう決めた
雪が舞う冷たい帰り道
今日もうまくいかない。失敗ばかりだ
みんなはできているのに自分だけできてない
周りと比べてもどうにもならないのが悔しくて辛くなってる
明日目が覚めなければいいのに。明日なんて来なくていいよ
行きたくないな。生きたくないな。息したくないな。辛いな