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過去を見ている
いつまでも遠い過去を見ている
あなたの綴った文を読み返して
あなたの笑った写真を見返して
あなたが居た遠い過去が一番好きだった
生きること、しぬこと。人生を
何度考えて何度悩んで何度諦め
何回苦しんでも神様は助けては
くれないことを知ったのも遠い過去だと
いつまでもそのままでは居れぬ
いつまでもこのままで生きれぬ
そんなの一番私が分かっている
それでも過去を見ないと歩けもしないの
生きてるよ、しねないよ。人生を
何度捨てようとして放り出したか
何回深い海のような想いに溺れた
ねぇ、あなたにとって私はなんだったの