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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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半月

冷気が漂うカーテンを開けた

結露した窓に映る半月はとても明るく見えて

暗い部屋も暗いこころも照らしてくれたんだ

寒さも忘れるくらいにこころがあたたかいよ


冷たくなった窓の鍵を開けた

窓を開けばそこは冷たい世界が広がっていた

半月が凍りつくような世界を溶かすかのよう

明るく照らして夢を届けていく気がしたんだ


冷たくなった窓の鍵を閉めた

冷たくなった部屋がまたこころを冷たくする

半月に別れを告げてそっとカーテンを閉めて

冷たい布団に包まって冷たい朝をそっと待つ



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