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雨詩  作者: 雨宮雨霧
149/411

手錠も鎖も

手錠も鎖も君のため

君には私が居ないと

生きられないからさ

絶望に満ちても無駄

君は私だけで十分よ


手首も足首も重いね

鎖って案外重いんだ

無理して動かないで

逃げようとしたって

無駄だし諦めなって


ここから出せって?

次そんなこと言えば

もっと動けなくなる

それでもいいのなら

もう一度言ってみな


外の世界は危ないし

なにに巻き込まれて

なにに遭遇するかも

分からないんだから

ここで過ごしなさい


絶望に満ちる目と声

そんな顔しなくても

私が君を幸せにする

だから安心していい

ずっと一緒に居よう

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