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雨詩  作者: 雨宮雨霧
148/411

薄い関係

薄っぺらい言葉なんか

中身もない言葉なんか

言われても嬉しくない

君だってそうでしょう


分厚くて重い言葉とか

中身しかない言葉とか

言われたほうがいいよ

君だってそうでしょう


君のことなんて興味も

君のことはどうだって

君のことは知らないし

同情を求めても無駄か


せっかく出会えたんだ

なにか話でもしようか

君の全てを教えてって

言ったらどうするの?


困った表情も声もいい

私を満たしてくれれば

君はそれでいいんだよ

満たしてくれるならね

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