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秋の夜空
秋の夜
鈴虫にコオロギ
鳴いている
なんだか少し
寂しい気持ち
静かな夜は
虫の音が響く
枕に顔を埋めて
涙をこぼす
明かりを消した
暗い部屋
星空見上げても
あまり見えない
君と見たあの月
一番綺麗に見え
輝く星もすごく
綺麗だったのに
隣に君は居ない
だから心は空だ
なにをしても
埋まりやしない
夜道を歩いて
野原に寝転ぶ
広い空のように
心も広くしたい
目を閉じて
虫の音だけを
聞いていると
少し心地よいな
丸い月が浮かぶ
今夜は満月だ
君の遠吠えは
また聞けるかな