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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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雨曝し

きみはどこへ行くの。

雨が降る街を歩いて。

冷たい雨に打たれて。

傘も差さずに歩くの。


静かな夜に歩くのも。

案外気持ちいいかも。

きみの背中を追って。

何回も名を呼んでも。


冷たい夏の海に来た。

雨が降って波が立つ。

湿った砂浜に置いた。

きみが好きだった花。


冷たい雨に曝されて。

花束は濡れていくの。

きみが泣いているの。

そんなわけないかな。


涙も全部雨で流して。

きみの夢を見たいな。

笑顔も泣き顔も全部。

全て覚えているから。

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― 新着の感想 ―
哀しみに満ちていても、きみの事を想ってる大切さと言いますか、それらが伝わってきて胸がぎゅっとなりました。
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