1/1
陸上初心者が全国に行くまでのお話
雪の降る日です。私の処女作となります。温かい目で読んでいただけると嬉しいです
日の出まえ茉莉花は走っていた。朝聞こえる鳥の囀りが耳に届く…
茉莉花はこの春から高校に入学しどの部活に入るかとても悩んでいる。茉莉花は中学まで続けていたバスケを辞めて高校に入学してからは別の部活に入ろうと考えていた。茉莉花の通う韮葉高校は文武両道を掲げ部活動に必ず所属しなければならない。
「おはよっ!」と蓮華が声をかけた。蓮華は、高校に入ってできた友達だ。彼女は陸上部に所属している。朝から汗をかいているところを見ると朝練終わりのようだ。彼女は茉莉花に「まだ部活決まってないの?」と話しかける。茉莉花は冗談のつもりで「陸上部に入部しよっかなー?」と言った。すると、満面の笑みを浮かべて蓮華が言った「ほんと!じゃあ今日部活見にきなよ!」と言った。茉莉花も軽い気持ちで「わかった」と言った。