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ようこそガス室へ (短編)

作者: 尾無猫

ようこそガス室へ。


僕の名前?知ったところでどうするのさ。


もうすぐ死ぬってのに。


おや、怯えてるのかい?


君も災難なヤツだなこんな所に送られるなんて。


なぁに怖がる事はない苦しいのなんて一瞬さ。


僕?僕は怖くなんてないさ。


何てったって今からこのガス室から


抜け出してやろうと思ってるんだ。


なぁこんな話を知ってるかい?


生物は酸素を吸う事で老化が進むらしい


要は酸素を吸い続けると人は死ぬってことさ。


生きるために必要な物は


実は自分の首を絞めている


つまりこの世に生を受けた時点で


ガス室行きってことさ


まぁそんなに落ち込むなよ


意外と世界も悪くないぜ。


おっとそろそろ時間だ


このロープを何に使うのかって?


それは秘密さ。


僕はここでもがき苦しむなんて御免だけど


君なら耐えられるさ。


じゃ、またな


また君と会える日を楽しみにしてるよ



たまには明るい文を書きたいな

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― 新着の感想 ―
[良い点] まるで聞き手となって、その人の言葉に必死に耳を傾けてるようなそんな作品ですね! また会えるかはわからないけど、またいつか会えることを願って……てきな感じがいいです! [気になる点] いや、…
2018/08/07 17:18 退会済み
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