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出口

垂直に落ちる落とし穴、というよりは、雨に濡れた後の傾斜の急な滑り台に乗っているような感覚で、俺はいまズザザザッという音をたてながれ滑り落ちていた。


ヤバいヤバいヤバいどうしようこれ止まらない。てかそもそも罠の先にまた罠があるなんて誰が考えられるだろうか。この罠作った奴は天才だなっじゃなくて取りあえず止まってくれ!


止まってくれ、なんて願ったところで止まるワケもなく、それどころか落ちる勢いが早まっている気さえする。

そのことにまたヤバいヤバいと心の中で喚いていると、俺は視線の奥先に小さなを光を見つけた。出口だ。


ヤバい!


これが通常の状態だったのなら素直に喜べたのだろうが、真っ逆さまに落ちている最中となると、話は全く変わってくる。数秒後にはその出口から俺は、この勢いのまま放り出されることだろう。


それはマズい。非常にマズい。


俺が本格的に焦りだした辺りで、あることに気がつく。


あっ!そういえば俺剣持ってたじゃないか!なら、これで!


少しでもスピードを落とすため、持っていた剣を思い切り目の前の壁に突き刺す。

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