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ササラガミ  作者: 薫姫
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勇丞という男。前編(仮)

新キャラ登場の回ですね。どうぞ。

「勇丞、突然・・・どうしたの・・・てのも変だね。

来てくれて有難う・・・。」


少し陰った表情で俯きながら彼に話しかけた。


「紗々ちゃん暗いね。元気出せよ。俺が来たんだぜ?

「お兄さんカッコイイね」とか逆ナンするぐらいの威勢じゃないと

あかんやつだぞ。(笑)」


くしゃっと笑いながら勇丞は紗々羅の頭を手のひらでポンポンと叩く。


「おい。勇丞。俺もいるんだけどな。」

後ろから涼が腕組みして壁にもたれかかりながら不満げに言う。


「やきもち妬くなよ。みっともねえぞ、涼野郎。」


「誰が涼野郎だよ!涼様だよ、涼様!!」

ぶっきらぼうに反論するもやや負け言葉である。


「それに、・・・紗々に軽々しく触んな。」


「お!こりゃまたやきもちだな。男らしくねえな。」

勇丞は右の口角を上げて少し嫌な笑い方をする。


「ちげえよ!紗々は最上級の戦う女神の生まれ変わりの身なんだ。

無礼な行いは慎めよと言ってる。」


「無礼ね。そらすんませんしたー。」

投げやりに謝る素振りをする勇丞だった。


「そんなのいいけど、何で今来てくれたの?」

紗々羅は少し嬉しそうに尋ねる。


「最近物騒な事件多いだろ?だから、助っ人参上仕る。て。」


勇丞は軽く見えるが空手を得意とする武闘家だった。

それもやはり、前世からの紗々羅の配下だったのだ・・・。


「紗々ちゃん。元気ないよ?どした?俺で良ければこんなアホ男の

代わりに何でも相談のるよ?」


「な!誰がアホか!!・・・大体お前は・・・!!」

「もう!!涼は黙ってて!!」

「さーさー・・・・・・。」

涼は紗々羅に怒られて情けない声を絞り出す様に発した。

今にも泣き出しそうな顔だ。


「時が来た。」


「・・・!!」

紗々羅はぎくりと固まる。


「お前らだけで天帝軍と戦うのは酷だろ。だから俺が来た。」


続。

やりとりにばかりフォーカスされてますが、

次回から彼も戦いに参戦します。

次回以降の活躍にご期待ください。

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