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ササラガミからの伝言。
前回からの続きです。
「貴方の活躍で、少しずつですがこの世の災厄は
落ち着いてきました・・・。よいですか?
貴方はこの世の神なのです・・・。神たらん者、
小さなことで頭を悩ませてはいけません・・・。」
その女性は長い髪に白い着物の様な装束を纏い、
神秘的で美しい容姿をしている。
「貴方の妹君はもうじき貴方と出会えることがあるでしょう。」
「それは・・・!!本当?!いつ・・・!!」
「時期が近づいています・・・。」
その瞬間現実世界で落雷があった。
ドドーン!!!
その稲光でハッとなり、夢から醒めた紗々羅。
顔からは冷や汗がだくだくと零れる様に布団に落ちた。
寒気がして、両腕を抱えながら震えた・・・。
「何かが・・・あるのね・・・。」
続。
次回から、天帝サイドのお話と絡めて書いていきたいです。




