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ブックマスター  作者: けいえむ
1章 召喚されて異世界
7/21

6 迷宮攻略開始

いよいよ迷宮に入ります

ほぼ全員の準備が整ったために、いよいよ10層のボスを攻略する日が来た。


「みんな準備ご苦労様!今日のボス攻略が、国を民を救うための、大きな一歩になると確信している!頑張ろう!」


有馬の号令と共に、ボス攻略が開始された。


道中はクラスメイトもパワーアップしていることもあり、何の問題も無く進んで行く。

和也はクラスメイト達の真ん中辺りで、他の非戦闘メンバーと一緒に、守られながら進んで行く


(レベルだって全然上がってないし、やっぱり足手まといだよな……こんなんなら、少しでもレベルアップに時間割いておけば良かったかな)


と周りのメンバーを見ながら考えた。


(まあ他の奴も、似たような感じか……迷宮のマップでも思い出しつつ、あいつ等が隠し扉とか発見してないなら助言でもするか)


と、そこへあかりがやってきた。


「かずくん平気?」


あかりが、不安気に声をかけてきた。


「なんだよ。少しレベル上がって、強くなったからって偉そうに」


「そんなことないもん!本当に、心配だっただけだよ!」


と、少し膨れる。


「悪い悪い。心配してくれてありがとうな……俺は、レベル上げも訓練もろくにしてないから、足手まといになってないかって思っただけだよ」


「足手まといなんかじゃないよ!みんな、自分の出来る事をやってるんだから、適材適所だよ!」


「そうだな。俺も自分の出来ることを精一杯頑張るよ」


「うん!」


「そう言えば、その狼を仲間にしたんだっけ」


「そうだよ!鼻が良いから魔物をすぐ見つけてくれるし、狼だから強いんだ!それに可愛いでしょ!チロって名前にしたの!」


「チロって、お前の家の犬の名前じゃんか……」


「うん……会いたいなーと思ってたら、思わずつけちゃった」


「早くまた一緒に散歩に行きたいな」


「うん!」


と会話のしつつ、今のところ問題なく進んでいた。

と、そこへ神崎がやってきて


「水木君。ちょっと良いかな?」


「ん?なんだ神崎?」


「たしか、この先に安全ゾーンあったよね?そこで一旦、休憩にしようかと思うんだけど」


「ああ、あるな……たしかに少し疲れて来たから、休憩入れてもらえると助かる」


周りの生徒を見つつそう答えた。

楓も、周りの生徒を見てから


「わかりました。鋼君に言ってくるね」


「鋼君その先に、安全ゾーンで少し休憩にしない?」


「しかし休憩なんてしてたら、それだけ国を救うのが遅くなるんだぞ?」


「別に、少し休憩しても変わらないよ。それに、休憩しないで無理に進んで怪我をしたりの方が大変だよ?」


「俺達は、全然疲れてないんだが……楓が、そこまで言うなら仕方ないか。みんな!その先の安全ゾーンで、30分休憩にする!」




安全ゾーンは、魔物が入り込めない場所になっていて、休憩したりするのに最適の場所だ(仲間にした魔物は別だが)


「ふー、流石に少し疲れたな」


「かずくんお疲れ様。お水飲む?」


「ああ、ありがと……水が美味いな」


「私も飲もうかな」


「普段調べものメインだけど、やっぱりもう少し鍛えた方が良さそうだなぁ」


「なら私と一緒に訓練しない?」


「そうだな、よろしく頼むよ」


「うん!頑張ろうね!」



そこにまた空気を読めない篠塚が現れた


「夢野さん。水木も、訓練に誘うのかい?俺は、二人きりの方が嬉しいんだけどな」


「……」


無視するあかり


「あっ!もしかして、また無理やり誘われてるんじゃ!水木いい加減にしろよ!」


(またもなにも、無理やり誘った事なんて無いんだが……)


「篠塚君。私は前に、貴方とは訓練したくないって、言ったと思うんだけど……」


「今更照れなくて良いよ!わかったわかった……仕方ないから、水木も仲間に入れてあげるよ!じゃあ、また一緒に訓練しようね!」


上機嫌で去って行く


「かずくん。私、篠塚君となんて……」


「ああ、わかってるよ。噂にはなってたけど、あいつかなり暴走してるな……なんか、危なそうだから気を付けてな」


「うん」


不安気に手をつないできた。


「チロも、守ってやってくれな」


「わふっ!」


「チロが、守ってくれるなら安心だね」


「おん!」


「そういや言葉わかるんだっけ?なんて言ってたんだ?」


「任せとけ!ご主人様は俺が守る!だって」


「俺より頼もしいなぁ」


と苦笑い


「そんなことないよ!かずくんも、頼りにしてるからね!」


「精一杯守るよ」


と、チロとあかりの頭を撫でた。


「きゅーん」「はぅー」


なぜかチロまで、目をトロンとしてた。


(これが飼い主に似るってやつか?)


そんな感じで、休憩は過ぎていった。




その後、数度の休憩をはさみ、ついに10層まで到達した。


「この階段を降りると、ボスを倒すまでフロア移動が出来なくなる!少しでも自信が無い奴は、1個手前の安全ゾーンに引き返してくれ!」


有馬がみんなを見回しそう言った。


「特に、非戦闘系の奴らは来ない方がいい」


和也を見ながら言った。


(足でまといは、来るなってか?でも、マップやボスの弱点なんかを、知ってるのは俺だけだしな……行くしかないだろうな)


「俺は、マップやボスの弱点を知ってるから、行った方が良いだろうけど、足手まといなのも確かだ。誰かが覚えてくれるなら、安全ゾーンで待ってるぞ?」


「誰か、覚えれそうな奴はいるか?足手まといを守りながら進むほど、俺達も慣れてるとは言えないから、戦闘系が覚えるなら安心だ!」


(足手まといって言っちゃったよ)


「里香か、先生辺りなら覚えれそうだけどどうですか?」


有馬が委員長と先生に聞く。


「覚えても良いんだけど……私は、戦闘や魔法の事も考えないとだから、少し厳しいと思うわ」


「私は、戦闘出来るわけでも無いですし逆に守られる側ですから、一個前の安全ゾーンで、他の生徒を引率しておきます」


委員長と、先生から無理とのお言葉をいただいた。


「て事だ有馬。悪いけど、俺が行くことになりそうだ」


「仕方ないか。出来るだけみんなで守りながら進むが、最低限は自分の事は自分で守ってくれ」


「出来るだけ頑張るよ」


「かずくんは、私とチロで守るからね!」


「頼りにしてるよ」


「じゃあ改めてボスフロアに行くぞ!」


その号令と共にボスフロアの階段を降りた。

次は初戦闘です

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