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ブックマスター  作者: けいえむ
1章 召喚されて異世界
21/21

20 勉強

遅くなりました。

今回は唐突に説明回みたいになってしまいました。

みんなに、技とかを教えることになった。

人に教えるなら、先生の持っている教師のスキルがあった方がいい。

今まで読んだ漫画の中に教師物が結構あったので、教師のスキルはすぐ取得できた。



唯に文字を教えるのも、教師のスキルが役に立ったので、この前教えたときよりも上手く教えることが可能になった。

そのために、人間族以外の種族の文字も教える時間も取れたので順次教えた。

文字がわかれば色々便利だ。和也は、あかりや楓、里香や桃子辺りにも軽く教えることにした。

上にあげた人達は快く勉強してくれた。みんなに、ふざけて先生とか呼ばれたときには、なんか色々目覚めた。




次に戦闘訓練

剣士のスキルを持つ奴らの希望者には技を教える。

いくつかの剣術漫画の技を覚えたので、読んだことある奴は喜んで覚えるだろうな。

戦士も技は覚えれるかわからんが、何人かいるみたいだ。



体術の方も、武闘家以外にもとりあえず覚えたいって奴もいた。

そちらも教えるだけは教えることにする。


ちなみに、こっちでも先生とか師匠とかふざけて呼ぶ奴がいるが、男に呼ばれてもあんまり嬉しくない……女子からは呼ばれたときは、やはり目覚めた。



色々教えることになったが、それを快く思わない奴らも多い。有馬や大木達、それに佐藤だ。伊集院は時々だが、何度か参加している

有馬は、伊集院が来たときにチラチラ見にきたりするが、こっちに声はかけてはこない。

大木達は篠塚が、あかりと楓と、最近は唯も参加し始めた朝の訓練を邪魔しに来るぐらいで、それ以外では食堂で見るぐらいになっている。

邪魔しに来ないのはいいが、何を考えているのやら……諦めるってのは無いだろうな。

佐藤は当然の如く来ない。




戦闘の訓練を始めて数日が過ぎた。

剣士や格闘家の奴らは、型を覚えただけの俺とは違い、専門の奴らは技に磨きをかけてきている。

既に俺なんかは超えているので、戦闘能力ならかなり役に立つレベルに来ているだろう。




そこで問題になってくるのは、戦闘になったときに人を殺せるかになってくる。

クラスにはもちろん、人殺しの経験者は居ない。また、こっちに来てから自己申告だが人を殺した奴も居ない。

精々、人型の魔物を倒したことがあるぐらいだろう。それすらも無い奴が多い。

人型魔物童貞達には、この訓練参加者の中でも特に力をつけてきた、矢野や由紀、裕子達に付き添ってもらいそこからだ。


そして人を殺すことに関しては、アンリエットさんなどにお願いしたところ、戦争で小競り合いが続く砦に近々連れて行ってもらうことになった。

まずは、戦場の空気を肌で感じるということだろう。



そういえば、戦争のために呼ばれてたのに、戦争に関してはあんまり聞く時間が無かったなーと思い、訓練の合間で勉強した。


現在小競り合いが続いてるのは、隣国の獣王国。獣人が多く住んでいる国だ。

戦争の目的は、領土拡大や資源略奪、奴隷解放、奴隷入手などだという。

戦場で捕まった場合。殺されるか、よくて奴隷になるそうだ。

また、以前アンリエットさんがいった後が無いという話は、獣王国がこちらの国へかなり押し込まれている状況になっている。

獣人は、魔法はあまり使えないが身体能力が高いため、人間族をどんどん駆逐していくらしい。

今まで無かった戦争が急に起こったのは、数年前に獣王国の国王が急に好戦的になり戦争をしかけてきたという。

戦争を止めようと、和平の使者なども再三送ったが、すべて帰らぬ人となった。

国としては和平して、のちに奴隷になった人々の解放、町や城、砦の返還などをしてもらいたいらしいが、向こうが強いためにそれも中々できずにいる。

そして、もう後が無いと判断した国の重鎮が、王や王女に勇者召喚をしてもらったということだった。



また隣接国はもう一国あって、そちらは妖精族の国。

妖精やエルフが住む、大きな森がある国だ。

こちらとは戦争はしておらず、商人などの行き来があるぐらいで、基本的に国家間での交渉などは無い。



そして一番離れた国が魔族の国。この国も離れているために、商人ぐらいしか行き来は無い。

隣接もしていないために戦争も起きてはいないが、この国の王は野心家で伝え聞く話を繋げると、イザヴェル大陸の征服を考えているとかいないとか。



どちらにしても、自分達の世界に帰るには、すべての城にあるとされている宝玉が必要になる。

すべての国に行かなくてはいけないってことだな。



ちなみに大陸は大きく分けて五分割。

人間族の国と獣王国、妖精国が隣接している。そして魔族の国は獣王国と妖精国が隣接。人間族の国と魔族の国はお互い真正面にある。

だが、島の真ん中にはものすごく高い山があり、その麓にはドワーフなどが住み、上の方にはドラゴンなどが住み、一番上には神が住むとされている。


また大陸の外には海が広がり、別の大陸があるにはあるが、船の問題や海洋生物などの危険がもの凄く、別の大陸とは交流は無いという。





そしていよいよ戦場かと思い、そういえば戦争に役に立つスキルが少ないなと思ったので、その辺りの開発も訓練と同時にすることにした。

まず、この世界の戦争は、弓や魔法の打ち合いをして、その後に騎馬や歩兵での突撃が主だという。

そこで、軍師のスキルを三国志演技や戦国時代の本をなどを元に開発。演技なので妖術のような技もあるが、いきなりは使えないだろう、だが色々な陣形や計略の勉強が出来た。

この世界の軍略がそれほど発展していないのならば、陣形や計略だけでもそこそこ戦えるだろう。

それと、サッカーとかの漫画でよく使われる鷹の目。このスキルも、戦場なので役に立つかもしれないので開発した。

そういえば前にアンリエットさんに、称号で軍師が取れるかもって言われてたけど、スキルで取っちゃったなぁ。


また、忍者物の漫画を想像して、忍術もいくつか使えるようになった。

これについては、斥候系のスキル持ちの奴に足運びの方法などを伝授したので、斥候や隠密行動などが更に上手くいくだろう。




そんな勉強や訓練をしつつ数週間が過ぎ、俺達は戦場に出発することになった。

城に引きこもってる奴ら以外は、全員行くことになった。

あの佐藤も行くらしいが、あいつは訓練もしてないのに平気なんだろうか?

今回短く説明ばかりなので、後ほどもう一話アップ予定です

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