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ブックマスター  作者: けいえむ
1章 召喚されて異世界
15/21

14 30層ボス攻略

30層のボスに戦いを挑みます


10/5 ボス戦で手に入ったアイテム修正 スキル名修正 楓の能力値修正 本創造にレベル追加

30層に落とされて3日が過ぎた。

その間にあった方が良いだろうと思っていたんで、索敵の本を作った。


ちなみに現在のレベルは


水木和也 17歳男

レベル25

体力 180

筋力 180

敏捷 170

耐性 170

魔力 220

魔耐 185

称号 ビブリオマニア

スキル 言語理解 読書き理解 記憶力倍増

ユニークスキル 本創造C 本理解 本捜索 異次元本棚

異次元本棚 異次元ポケット 経験値倍増 生活魔法 無詠唱 鑑定 念話 能力値全+100 縮地 回復魔法D

       飛行魔法 指からビーム 火纏 水纏 風纏 地纏 雷化 索敵




神崎楓 17歳女

レベル16

体力 200

筋力 200

敏捷 190

耐性 250

魔力 500

魔耐 250

称号 光の聖女

スキル 言語理解 全属性耐性 魔法耐性 体力自動回復C 魔力自動回復C 回復魔法C 聖女の力 奇跡の力 光の力




さすが光の聖女と言うべきか、全能力+100取っていても能力値的にはまだ楓の方が強いようだ。



「さていよいよボス戦だけど、前に立てた計画通りにやる予定だけど、何があるかわからないから臨機応変にいこう」


ビシッ!と敬礼して楓が答える。


「はい!水木君の指示に従い動きます!」


「いやいや俺も今回は攻撃だし、神崎に指示とか出しきれないからな?」


「わかってるって。気分気分」


「じゃあそろそろ扉を開けるぞ」


コクリと楓が頷くのを確認して、扉を開けた




まず部屋に入って確認すると、ウッドゴーレムと、ウッドパペットが5体居た。


「この前から数は変わってないようだな。じゃあ手筈通りに行くぞ」


「はい!」



今回の作戦は、和也が雷化でウッドパペットを殲滅、その後、魔力と息を整える時間を楓が稼ぐ、というシンプルな作戦だ。

楓は回復と、和也や自分の状況確認しつつ、場合によっては撤退をサポートする役である。



部屋に入って早速和也が雷化。

雷化したと思った瞬間、もう1体目のウッドパペット1が居る場所に居た。


(水木君早い!)


ウッドパペット1を和也が殴る。

バキンという音と共に、ウッドパペット1は砕け散った。

楓が、1が砕けたと感じた時にはすでに、2が攻撃を受けていた。

続けざまにウッドパペットを攻撃。

ウッドパペットを殲滅するまでに、30秒ほどしかたっていなかった。


「神崎!俺は一旦下がって魔力回復と、少し息を整えるから悪いが時間稼ぎよろしく!」


「了解!楓行きます」


楓がウッドゴーレムに近づく、自分は能力値は和也より上だが、攻撃に特殊能力や弱点つけないなどがあるため、和也回復してる間のおとりに徹する。


(帰ったら私も、少しは攻撃魔法とか覚えなきゃいけないかな……水木君教えてくれるかな?)


ウッドゴーレムは手下を倒した和也を攻撃しようとするが、楓が邪魔をするために、なかなかこっちに来れない。

ゴーレムに苛立ちの感情があるかはわからないが、攻撃が楓に移った。


ブオン!凄い勢いのパンチが飛んできた。楓は何とか避けるも冷や汗は消せない。


(凄いパンチだった!このパンチだと、私1撃でやられちゃいそう……)


ウッドゴーレムは速度は遅いため、なんとか楓でも避けれているが、いつ被弾するかわからない。

2撃・3撃とパンチが飛んでくる。楓は何とか避けている。


「神崎!そろそろ交代するぞ!」


「はい!」


そこに回復を終えた和也が来た。

その時後退する楓の元に、ウッドゴーレムが自分の腕を外して投げてきた。


「えっ!?」


「神崎ーっ!!」


ウッドゴーレムの腕が迫ってくる。楓はあれに当たってしまうんだと思い、思わず目を瞑った。

ドゴーンという音がした。だが、自分には腕が当たっておらず、恐る恐る目を開けると、和也が体で腕を受け止めていた。

和也は雷化で、楓とウッドゴーレムの間に入って、体で腕を受け止めたのだった。


「水木君!」


「平気か神崎?」


「私は平気だけど水木君は!?」


「俺は……あばらでも折れたかも?折れた事ないからわからんけど……」


口から血を吐きながら、苦しげに答える。


「そんなっ!?……回復しなきゃ!?」


「回復は動き回りながらは出来ないだろ?俺が攻撃受けるから、その間に回復してくれ」


「それじゃあ、水木君が死んじゃうよ!!」


「時間が無いから早く!」


地纏で防御力を高める和也。そこにウッドゴーレムがやってきて、和也を攻撃する。


「分かったよ……このダメージ量だと。ギガヒール!」


和也はどんどんダメージを食らっていく。避けようとしても痛くてまともに動けないのだ。


「グウッ!」


(このままじゃヤバいか……ん!?少し楽になってきた)


ウッドゴーレムの攻撃速度よりも楓の回復力の方が高かった為、なんとか回復が追いついた。


(これなら!)


「神崎もう平気だ!下がっていてくれ!」


「了解!……無理はしないでね?」


「ああ!」


和也はウッドゴーレムの攻撃を避けつつ、地纏を解き、火纏を両腕に使い、腕を火にしてウッドゴーレムを殴った。

殴るごとに、ウッドゴーレムからプスプスと煙があがる。

ウッドゴーレムが、残っていた腕を無茶苦茶に振り回し始めた。

だがそんな攻撃は当たるはずもなく、和也の攻撃により少しずつ、ウッドゴーレムの煙が燻り、火へと変わっていき、最終的に燃え出した。

燃えても油断せずに、ウッドゴーレムを殴り続け、ついにウッドゴーレムは倒れた。


(ウッドゴーレムは倒れて動かないし、ほとんど炭みたいになったしもう平気そうだな)



ウッドゴーレムが倒れた後に、背中に軽い衝撃がはしった。

まだ敵が!?と思い振り向くと、楓が抱き付いてきていた。


「かっ神崎!?」


「水木君あんな無茶して!」


楓の目には涙がたまっていた。


「ごめんな神崎」


「心配したんだから!水木君になにかあったらって思ったら私!」


「ありがとうな……それでそろそろ離れてくれると……」


「あっ!?……ごめんなさい!」


顔を真っ赤にしたまま離れる楓。和也も思わず顔を赤くしてしまった。


「しっしかしあれだな!ウッドゴーレムが腕を投げてくるなんて、魔物図鑑に書いてなかったぞ!」


「そっそうなんだ!?あれにはびっくりだったね!」


しどろもどろながら、なんとか調子を戻す2人


「でも、本当に無事で良かった」


「ああ、心配かけてごめんな」



とそんな話をしていると、部屋の真ん中の辺りに宝箱が出ていた。


「おっ!宝箱が出たぞ」


「あっ本当だ!何が入ってるのかな?」


「とりあえず開けてみるか」


中には本が1冊入っていた。

和也が本を手に取ってみる。

魔力自動回Cの本だった


「魔力自動回復の本だった」


「水木君ますます強くなるね……これがさっきあったらもっと楽だったのにね」


「今更言っても仕方ないさ」


「そう言えば水木君。技名とか言わないよね。なんで叫ばないの?」


「えっだって、技名とか叫んで友達に噂とかされると恥ずかしいし……」


「でも水木君友達とか居ないでしょ?」


「えっ?」


「えっ?」


「友達ぐらいいるわ!……少ないけど。それよりさっさと帰るぞ!」


「冗談冗談!そうだね地上に帰ろう!」



と、2人で笑い合いながら、転移装置のある場所に向かった。

そして、転移装置の所に向かう途中で小部屋を発見、一応中を覗いてみると中には宝箱が1個あった。


「開けたいけど罠とか無いかな?」


「私も罠とかわからないや、水木君もなんかその手の本無いの?」


「罠の外し方とか失念してたなー……今なんか作ろうにも、急だとしっかりした本作れないんだよな」


「なら水木君開けみてよ、即死以外なら治してあげるから。こんな低い階層だし即死とかないでしょ」


ちょっとひきつる和也。


「俺は特攻隊員かよ……まあいいや開けるぞ」


(とりあえず体を地纏でカバーしてと)


宝箱を開けたら毒針が飛んできた。プスッと和也の眉間に刺さる。


「おい神崎!毒毒!毒針!」


「はーいキュアキュア」


和也の毒が消えていく。


「うー助かった……回復手段あっても怖いわ」


「で、何が出たの?」


「鬼め……えっと鞭かな?」


鑑定スキルを使用する。


王女様の鞭

女性用 魔物や人間を使役する時や、調教する時に能力が上がる


「だって……」


(魔物使役は良いけど、人間使役ってなんだ、調教ってなんだ!)


「これはあかりちゃんにお土産かな?」


「なんか、あんまり渡したくないんだけど……」


「とはいえあかりちゃんにちょうど良い装備だよね」


「ああ……まあ仕方ないか」





和也は罠解除の本とか、状態異常無効の本とか必要だったなーとか思いながら、上に帰ったらもう少し本作ったり、研究したりしようかと思った。

なんとか帰還する事になりました

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