10 冒険の書
ご都合主義ですが、和也が開花します
10/04 ユニークスキルに間違いがあったので修正
10/05 スキル名変更 本創造にレベル追加
翌日から、午前中はあかりとの訓練。午後は調べものの続きをする予定だ。
「あかりよろしくな」
「うん!お互い頑張ろうね!」
近くには里香が同じように訓練していた
「どうしたんだ委員長?有馬とかと訓練しなくて良いのか?」
「ええ。お2人の邪魔はしませんから気にしないで下さい」
「いや、邪魔って……」
そこへ篠塚が
「お待たせ夢野さん!早速俺達も訓練始めようか!……水木も仕方ないから、邪魔しないなら一緒にやっても良いぜ?」
とまたまたこんなセリフを吐いた
「さあかずくん訓練開始しよ?」
「ああ頑張ろう」
「頑張ってくださいね」
3人は篠塚を無視して訓練を開始した
「夢野さん!俺達も頑張ろうね!」
相変わらずの篠塚だった。
昼食をあかりや委員長、合流した裕子達と取る
午後になり、和也はこの間手に入れた本を調べるために、町の図書館に
あかりは午後からは、裕子と訓練するらしい
まず表紙を調べた。他の本と書式が違うのか、表紙の文字も読めない。
(どこの文字なんだろうなぁ?文字を調べるなら禁書庫行かんとダメかな?)
次に中身。これも文字が分からない。だがパラパラと読んでいるうちに、最後の方のページに何故か日本語が書かれていた。
(えっ!?日本語!?なんでこっちの本に日本語が!?)
とにかく読んでみる事にした。
「これを読めていると言う事は、君は召喚された日本人かその子孫だろう。俺は君の、何十年前か何百年前かに勇者召喚された者だ。この本の名は冒険の書……俺がつけたんじゃないからな?この本には勇者の冒険に必要な事が色々書かれている。読めないって?慌てんなよ。この文を最後まで読むと読めるようになるからよ。この後は、本を読んでしっかり勉強してくれ。それとこんな感じの本や能力本は、世界に色々あるから集めると役に立つぞ……あと、この国や世界を信用しないようにしろよ」
本の表紙を見てみると読めるようになっていた。
(なんで、この文を読んで読めるようになったかはわからないが、これでこの本を読める様になったな?しかし昔の勇者か……国や世界を信じるなか。わかってた事だがなんかあったと考えるべきか?)
こうして冒険の書を読めるようになった和也は、冒険の書を読み進めていった。
水木和也 17歳男
レベル5
体力 45
筋力 45
敏捷 35
耐性 35
魔力 75
魔耐 55
称号 ビブリオマニア
スキル 言語理解 読書き理解 記憶力倍増
ユニークスキル 本創造D 本理解 本捜索 異次元本棚
称号がビブリオマニアに変わった。紙とか使えたりしないかなぁ。
それとユニークスキルってのが増えた。能力はこんな感じだ
本創造:本を作れる。この本を使用する事で、魔法を使えなくても魔法を使ったり出来る(魔力は必要)想像力によっては無い技とかも作れる
つまり回復魔法の本や、攻撃魔法とかを組み込んだ本とかを作れるのか。
これは俺達にはかなり有利だな。気を放出する攻撃とか、空を飛んだりとか出来るのかな。名前書いただけで殺せるノートとかも出せたりして
ただDって事は、最初からあんまり強いのは作れないのかも知れないな
本理解:本を手に取るだけで中身が理解できる
これは役に立つ反面、本を読む楽しみが無くなるじゃないかっ!普段は、止めたり出来ないかなぁ
本捜索:能力本などの場所を探し出せる
能力本ってのは本創造で作れる本みたいなのが、すでにあるらしく。それを本棚に入れるだけで色々出来るそうだ
異次元本棚:異次元の本棚が出来て、そこに本を収納出来る。また、能力をそのまま利用出来る
本創造で作った本を異次元本棚に入れておくと、出さなくても使えるのか!これは便利だな
とりあえず本創造を使用して、色々入るポケットを作ってみた。
持ってたアイテムを出し入れしたが問題なさそうだな。細かい能力は少しずつ検証しよう。これでアイテムBOXゲットだぜ!
名前は、異次元ポケットにした。
本創造は色々出来そうだから後で検証してみよう
(しかし凄い本だな冒険の書!消えそうな名前で怖いけど色々強くなれそうだ!しかもこんな本や、能力本がが色々あるのか……探しに行きたいけど難しいかなぁ)
と思っていたら、頭の中にキュピーンって音がして、そっちに力がある本があるのがなんかわかった。これが本捜索の力か?
探してみようとそっちに行くと、なんか光ってる本がある。周りの人は普通に歩いてるし、俺にしか見えないのかも知れない。
その本を手に取ってみる……経験値倍増。なんか早速便利そうな本を発見したぞ
しかし、図書館の本を勝手に持っていけないので、後で国から頼むようにお願いしよう
とりあえず、色々と検証したいので早めに帰ろうと帰路に着くと、またキュピーンって聞こえた。
そっちの方に行ってみると、普通のお宅だった。いくら勇者一行とは言え、勝手に本棚を漁れるのは、ゲームの中だけだよな。こっちも後で国に頼んでみよう
城に帰って、さっそくアンリエットさんにこれまでの経緯を報告
「流石カズヤ様ですわね!本は早速手配いたします!」
なんかすげー喜んでた。
能力などに関しても、話したところ凄く興奮し始めた……少し怖くなった。
さっき普通の家にあった本が届いた。生活魔法の本だった
生活魔法って水出したり洗濯したりする魔法だな。これで俺も魔法が使えるぞ!
更に城の図書室にも、数冊あったんで貰った。初級回復魔法・無詠唱・鑑定・念話・能力値全+100だった。
なんかすげー本がいっぱいじゃね?能力値全+100って……有馬とかにはまだ追いつけないけど、かなり強くなったじゃないか
これで前線や、ボス戦とかも出れそうだけど、有馬とかに言うとまたウザいから、しばらくは隠しておこう
夜は本創造してみた
色々な作品で見た縮地をやってみたくて想像しながら本を創造……縮地の本が出来た。
試したらすげー速さで動けた。慣れるまでは難しいだろうけど慣れたら便利そうだ。
ただ、一冊作るのでかなり魔力を消費するっぽいので、今の魔力ではこれが精一杯か
明日またがんばる事にして、今日はこれで止める事にした。
水木和也 17歳男
レベル5
体力 145
筋力 145
敏捷 135
耐性 135
魔力 175
魔耐 155
称号 ビブリオマニア
スキル 言語理解 読書き理解 記憶力倍増
ユニークスキル 本創造D 本理解 本捜索 異次元本棚
異次元本棚 異次元ポケット 経験値倍増 生活魔法 無詠唱 鑑定 念話 能力値全+100 縮地
佐藤仁は、さっそく先生をものにしようと動いていたが
「ちっ!桃子ちゃんは国の奴らや有馬とかとずっと一緒だから今は出来ねーか。後の楽しみにとっておくか」
先生が無理そうだったんで、次はあかりに的を絞ったが
「こっちは全然一人にならねーし、太田や沢渡とかが居たら手が出せねーじゃねーか!こっちもチャンス探すか……とりあえずメイドちゃんでも頂いてくるか」
大木達を牽制するつもりの友人ガードが、佐藤と言う魔の手から救うことになるのであった。大木達も少しは役にたったようだ。
大木達が少しだけ役にたちました