悲劇
俺は中学2年 松下 一樹
彼女もいる 名前は 坂梨 杏里
このぐらいの年ごろだと 彼女にいいところを見せたい! 英雄になりたい!
など 思うのが普通だと思う
しかし 行き過ぎるのが今の中2 そう俺なのだ
「いきなりテロはいってきて彼女人質にとられて投げたシャーペンが見事テロリストの目に当たって倒せねぇかなぁ」
などと 現実的に考えると100%不可能なことを簡単に考える
アホか
起こったら問題だし
ます警察よべや
って話になる
ふふふ...
一人で考えてて馬鹿馬鹿しいぜ
とまぁいいながらも この前考えた妄想を聞いてもらう
まぁ時間はどこでもいいんだけど
んじゃあ3時間目の理科の時間
俺と杏里は同じクラス(実際は違うのだが)
理科の授業に出るために理科室に来ていた
いつも温厚な 橘先生
クラスのリーダー的存在 川辺なみ
問題児だが好かれてる 川下智也
いつもどおりのメンバーがいつもどおりの授業を行っていた
...そうあの時までは...
異変に気付いたのは川辺だった
「なんかこの部屋くさくね?」
いきなりなんだ と思ったが
やはりなんかいつもと違う匂いがする
こ、これは...!!!!!!
次の瞬間クラスメイトの一人がバタリと倒れた それにつられたかのごとく次々と倒れていく
「なんだこれ!?」
川辺の問いかけに答えたのは 橘だった
「これは一酸化炭素だ お前らの班以外のところの物質を変えさせてもらった
化学変化により一酸化炭素が発生しそれを直に吸ったのだ」
なんてことを!!
俺らが倒れずに済むのは近くで吸ってないからか!
でも、なぜ橘は俺らの班だけ入れなかったのだろ...
「っざけんな!!なんでこんなことすんだよクソ野郎!!てめぇそれでも教師かよ!!」
俺が考えてるそばから川辺が反発に出た
「それはな...