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病 おまけ
抱きついてきた,柔らかな暖かな体.
「あと,二年…….」
離したくはない,けれど…….
……あと,一年と半分だ,……サリナ.
俺はいつまで,サリナのことを守っていられるのだろう.
逃げようと身じろぎするサリナをつかまえる.
ずっと,そばにいたい…….
「君をむざむざ殺させはしないよ,ライム.……もちろんリーリアも.」
じいさん,けれど俺は罪の子どもだ.
「なぁに,いざとなったら,この国から逃してやる.」
兄貴の手をわずらわすわけにはいかない.
「私の仕事は殿下の身を守ることですよ.」
俺は王子ではない.
スーズに守られるべき存在じゃないんだ.
あきらめたのか,サリナの体重がそっとかかってくる.
ただぎゅっと抱きしめて,生きている暖かさを確かめて.
母の罪があきらかになって,死をたまわるその瞬間まで.
俺は,サリナだけの王子でいるよ…….




