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0の世界 「変わらない日々を送るために」
この世の最後まで愛する
そう誓った人がいた。
ピピピピ ピピピピ
朝6時30分 東京都××区3階7号室
目覚ましの音が鳴る
今日も同じ日々が始まる。
いつも通りの、窓から見える景色
いつも通りの、何の変哲もない朝食
いつも通りの、自分
何も変わることのない朝
朝8時00分 △△駅 ○番線 ホーム
通勤ラッシュの電車に乗る
50・100・150
数え切れない程多くの人達が、変わらない日々を送るために電車に乗っていく
僕もその1人だ
昼12時30分 ○○社
いつも通りの仕事をこなし、昼休みになった
部署からは人が消え、皆飯を買いに行く
帰ってくる人達を見ながら、また仕事を始める
夕方5時30分 △△駅 ○番線 ホーム
仕事が終わる
家に帰る
飯を食う
寝る
いつも通りの日々が続く…そう思っていた
