表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/59


フラフラと前を歩く静。そんな静に何を話しかけたら良いのか………


灯り一つない道をゆっくりと歩く。バイクが置いてある場所まではさほど遠くはなかった……はず……



さっきまでの幸せな時間……



そして…



今、二人の間には重く辛い時が……比べようのない程ゆっくりと流れていた……




辛い…




その時だった!




前を歩いていた静が急にしゃがみ込んでしまった!



『おい!』



急いで静に駆け寄り肩を抱いた。



『……なんか……疲れちゃったね…』



静はそう呟き、微笑みながらゆっくりと目を閉じた。


そして意識を失った……




静?……熱い?



……なんかおかしい



慌てて抱え込んだ肩。自然とその温もりを感じ静の顔を見つめる。そして、体に触れている手のひらから異様な感触が伝わってきた!




汗?……いや…




え!!




『おい!静!』




温もり…

その温もりは人の体温から感じるものではなく、静の頭から流れる血の温かさからだった!


後頭部から背中にかけて大量の出血!




この量……ヤバい!もしかしてあの時……



静を強く抱き締めながらポケットから携帯を取り出した!そして…




プルルル…




早くかかれ!

早く!

早く!

早く!



『クソ!早くしろ!』



片手で抱き締めながら次のコールで出る。そう願い、ただひたすらに鳴らし続けた!




早く早く…

静、ごめんな…

早く出てくれ!




手に汗握りしめ携帯を強く握り締めていた!



早く早くしろ!は……プッ




…もしもしこちら…



『は……頼む!早く来てくれ!静が、静がやべえんだよ!お願いだから………』




今も少しずつ流れる時間。さっきまでゆっくりと流れていた時間は急激に加速していた!


そう、静のタイムリミットは誰よりも早く進み始めていたのだ……





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ