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……ん…



俺はゆっくりと目を開いた。白い天井?


ここは何処だ?……病院?



周りを見回すと、すぐそこにコマキが椅子に座り首をカクンカクンさせながら居眠りをしていた。



コマキ?




こういうの少し照れるよな…



そんな事を思いながらコマキの頭を撫でた。そして…



『コマキ、おはよ。』




コマキはビクッとベッドに足をぶつけ目を覚ます。


目を擦りながら


『…蒼太?』

何だ?寝ぼけてんのか?


『……蒼太!』


コマキは目に大粒の涙を浮かべ勢い良く俺に飛び込み、おもいっきり抱き締めてきた!



『蒼太、蒼太!』



コマキ…心配してくれてたんだ…




でも…




『いっ…コマキ……痛い…なぁ…』


『あぁ!ごめぇん!』



そっか…あの時、おもいっきり頭殴られて意識無くしたのか。



コマキの声が聞こえたのか、廊下から隆弘と静が病室に入ってきた…



『お?パイナポ-復活したな!』


『コマキ!良かったねぇ!』


『うん!良かったぁ!』




皆、心配掛けたな。でも…パイナポ-ってなんだ?




『ちょっと待ってな!』


隆弘はそぅ呟き、急いで病室を出た。



『なぁなぁ!』


『ん?』


『パイナポ-ってなん?』



コマキと静は顔を見合わせ、俺を見て笑い始めた!静なんか、指までさしてだぞ?


『な……。』


『蒼太の頭だよぉ!』


コマキはバッグから手鏡を出し、手渡してきた…


『おぉ!……確かに!』


『あはははっ…』



そんなに笑わなくても……。



笑いが止まらない…。コマキなんか特にだ…



『あ〜おもしぃねぇ。笑いすぎて喉乾いちゃったぁ!何か買ってくるね。』



そう言って、コマキは病室を出て行った。




静も涙を拭き椅子に座った。


『蒼太?ホント良かったねぇ。コマキ…緊張がほぐれたんかなぁ?』


『どした?いきなり…』


『ん?うん…コマキ、ずっと暗かったんょ?私や隆弘が何言っても(蒼太の側いる!)って…。コマキのあんな顔見たくなかったなぁ…。』


『………。』


『でも…私も安心したな!コマキも安心して笑いが止まらなくなっちゃったのかもね。』




『わりぃな…コマキ、支えててくれたんだな。』


『…私に謝るくらいなら、今度、心配掛けた人皆にご飯おごりだね!』



まぁ…しょうがないよな…。俺なんかの為に、こんなに心配してくれる奴等がいるんだな…




静と少し話していたら、隆弘が戻ってきた。


『悪いな!ヤス達にTELしてたんよ!……シ-、ちょっといいか?』


『ん?』


『……蒼太と話があって…ちょっと外してくれる?』


『…あ!まぁた何か企んでるんでしょ!』


『ち、ちげぇよ!』


『あっそ!いいよ、コマキとお茶しぃてよ。』



静はニコニコと笑みを零しながら病室を出て行った。




『どした?』


『…蒼太さぁ、ホント愛されてんなぁ!』


『はぁ?』



隆弘…いきなり何言ってんだよ…


『コマキ…自販機ん所で大泣きしてたぞ!緊張の糸、ほぐれたって感じだったな。もぅ泣かせんなよ?』


『……あぁ!』


隆弘も静もありがとな…


俺達の心配までしてくれる最高の仲間だよ…




『君達!病院内は走らないで!』


『は-ぃ!』



ん?廊下の方が騒がしいな…



『蒼太さん!復活したんすかぁ?』


『椎名先輩だぁ!』



あぁ…問題児集合ね!まぁた騒がしくなるぞ…




でも…凄くいい仲間だ!




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