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『コマキ!』
俺は急いでコマキの元へ!コマキも目をこすりながら笑顔……笑顔?
『あ!蒼汰!待ちくたびれたょぉ♪』
『はぁ?何かあったんじゃ…ないの?なぁ、隆弘!』
『んぁ?何かあったってなにがだよ!』
もしかして…早とちり?だって…コマキ泣いてたんじゃ…
『あれ?コマキ今、泣いてなかった?』
『泣いてないょ?コンタクトで目ぇ痛かっただけだょ?』
何かムカつくな…
『んじゃあのメールは何だよ!』
『ん?ジョ-ク!メール入れればダッシュで来るかなぁって…。』
はぁぁ…
『んじゃ綾は何でここにいるの?』
『えぇ?だってぇココ綾と春菜の集合場所だもんねぇ!』
『そだねぇ!パラパラの練習とかぁやっちゃってぇ!皆でおもしぃよね。』
コイツらマジ殺してぇ…
『だってよぉ、蒼汰バカだから先コ-に捕まるしよ、待ってる時間つまんねぇじゃんさ?綾とかと話してた訳!一緒にいたコマキと静も意気投合!なにか?』
なんか涙出てきたな…
『もぅいいや!俺、帰る…。じゃぁね!』
『おい!誰の事を待ってたと思ってるんだ!』
結局、皆で帰る事に…
あれ?さっきまで晴れてた気がしたんだけどな…。風…出てきたな。台風は近い…かも。
ヤスは明日の朝に言えばいいか…。今はこのバカ達と楽しい時を過ごそう。