酒合戦と極北勇士
あらすじ いくらなんでもニシンの缶詰(異世界版)を持ち込むのは宜しくありません。
くさいのやだー(脱兎)(by酒精神)
作者からのお願いだよ。酒は楽しく適量を、飲酒運転で事故なんて悲しすぎるからね。それは酒のせいじゃなくて自分のせいなんだから。
さて、呑みながらつづりますから誤字脱字差別表現に下品発言は見逃して頂戴ね。
市場の洗浄は思いの他手間取って市場の復帰が二三日後となるそうだ。
北国諸侯に洗浄費を請求しよう。
近隣の住民からも苦情が来るし・・・・・・・・・・・こっちの責任かよ・・・・・・・・・
「そりゃ規則を定めた王室顧問の失態だ!」
「って、いうかあんなニシンの塩漬宰相閣下だって知らなかったでしょうに。」
「其処も含めて手配するのがお前の仕事だ!」
で、酒合戦を如何しようかな?
「旦那、大分絞れたんだし王宮でやったらどうだい?」
「ふむ、それも良かろう。」
「では、私は王宮に段取りをつけてきますね。」
「孤児姉、補佐見習と孤児娘たちを連れて行きなさい。」
「孤児娘たちは孤児姉の言う事を聞いて段取りをつけなさい。」
「「「「はいっ!」」」」
「孤児弟は騎士達と協力してこの酒樽を王宮に運びなさい。」
「わかった。」
「屁以下、もとい陛下。酒合戦を王宮に移してやろうかと思いますので許可を」
「うむ、庭園あたりならば十分場所があるだろう。騎士達を使って良いから存分に持て成しなさい。」
「畏まりました。」
王侯貴族の皆様を一度王宮に誘導して・・・・・・・・・
臭いところに痛くないだろうし・・・・・・・・頭が痛い。
最も逃げ出した王侯貴族は王宮に向かっているから其処で回収すればよいだろう。
では、皆の集一度王宮に向かいますか・・・・・・・・・・
この時点での残っているのは
・魔王国
雷竜の長(大使)、鬼族随行員、岩妖精族随行員
酒好きの種族で固めた編成。鬼族随行員がほとんど飲んでしまったために残り二人が飲めなくて不満たらたら・・・・
・王国(馬鹿官僚組)
街道管理官、近衛文官(鬼族系)、式部官
酒精神の飲み友達である街道管理官を頭とする酔っ払い貴族。更に酒を持ち込む馬鹿。
・極北連合
熊討勇士(大使)、武官二名
人族最高峰の酒飲み民族の出身、但しつまみは胡瓜の酢漬けだけだと飽きるらしい。
・聖徒王国
聖騎士(大使)、随行神官、随行武官(第一公爵家第三子)
戦闘力ならば兎も角、酒席での耐久力に難あり。普通の酒豪程度。
・極東
姫巫女、蟒蛇族武官、大使
酒席無双の美女である姫巫女と酒に強い蟒蛇族の組み合わせ。大使は一般人程度の酒量。
・西岸騎士団領
外遊騎士隊長(大使)、女騎士、随行文官
これも聖徒王国と同じ程度の酒豪、口から乳酒をこぼした女騎士にはご馳走様を送りたい。
・酒国
姫大使(第3王女)、酒席補佐官、酒商人
酒の味にうるさいお国柄、姫大使の脱ぎ癖に期待。
この七カ国か・・・・・・・・異世界人組は水っ腹で辞退、他の組もニシンの塩漬けでダウンしたり、限界が来たりして敗退・・・・・・・・これで決戦すればよいか・・・・・・・・・準備も出来たようだし賓客の皆様方をお呼びして・・・・・・
「ではでは、皆様。場所を移しまして王宮庭園にて酒合戦の頂上決戦を行います。これまで勝ち進んできた酒豪の皆様を暖かくお迎えください!」
王侯貴族共は乗りよく歓声を上げる。志半ばで敗退した者達も、お祭り騒ぎだと知っているのでのりに乗っている・・・・・・・
「この場での勝負は簡単、三者交互に飲んでいき、一人でも倒れたら負け。最後まで残った組が勝者とさせていただきます。ちなみに飲む酒の種類はくじ引きで決めたいと思います。では、最後まで呑むのを楽しんでいきましょう。」
最初は・・・・・・・・・【極東醸造酒】
普通に皆飲んだ
二番目・・・・・・・【緑魔酒】
近衛文官、酒で割って呑むものじゃないだろう・・・・・・・・皆通過
三番目・・・・・・・【麦酒】
極東の大使が辛そうだったが全員通過。
四番目・・・・・・・【果実蒸留古酒】
魔国大使がお代わりを要求。それじゃ勝負にならないだろう。
五番目・・・・・・・・・【蜂蜜酒】
極北武官がお代わりを要求。騎士団領の女騎士がふらふら。
六番目・・・・・・・・・【実芭蕉醸造酒】
匂いがきつく、聖徒王国の随行武官と酒国の酒商人が涙目。
七番目・・・・・・・・・・【白濁極東醸造酒】
おじちゃん若いからすぐこぼれちゃうんだよねぇ・・・・・という下ネタに姫巫女が酒を拭きだし白濁塗れ。ご馳走様でした。(極東脱落)
八番目・・・・・・・・・・・【楓糖酒】
極北の武官がお代わりを要求。彼は甘党らしい。女騎士脱落(騎士団領脱落)
九番目・・・・・・・・・・・・【穀類蒸留酒蛇の血割】
聖徒王国の随行武官が鼻血を出す。若いって良いなぁ・・・・皆通過。
十番目・・・・・・・・・・・・【魔国特製妖精酒】
魔国大使がお代わりを要求。酒国姫大使が顔を上気させる。
十一番目・・・・・・・・・・【極東銘酒鬼殺】
属性打撃により魔国鬼族随行員と王国近衛文官がふらふら・・・・・・・ 姫大使は胸元をはたけだす。
十二番目・・・・・・・・・・【性愛神殿謹製調合酒】
姫大使が脱ぎ始める、これまで飲んだ酒の影響もあり三番手の男性陣前かがみ。
十三番目・・・・・・・・・・・・【果実氷結酒】
姫大使が本格的に脱ぎ始め酒席補佐官が魔術で隠蔽。但し、刺激が強すぎたのか聖徒王国随行武官が鼻血を吹いて倒れる。(酒国、聖徒王国脱落)
十四番目・・・・・・・・・・・・・【宰相閣下の秘蔵果実古酒】
宰相閣下涙目、皆喜んで飲む。私も飲みたかった20年もの。
十五番目・・・・・・・・・・・・・・【蛇酒】
総員前かがみ・・・・・・・・後で娼館めぐりをさせないとだめかな?見物のご婦人方がニヤニヤ・・・・・極北武官が開き直っておったてたブツを見せびらかすように仁王立ち。
十六番目・・・・・・・・・・・・・・【火酒】
総員呑み切る・・・・・・・・・・街道管理官ふらふらか
十七番目・・・・・・・・・・・・・・【神便鬼毒酒】
属性攻撃回避のため魔国鬼族随行員及び近衛文官降参・・・・・・・・・・・・勝者、極北連合!!
「うわぁ!鬼族随行員!に近衛文官!!」
誰だ!鬼殺しとか加えた馬鹿は!!鬼族系を殺すきか!!
「早く医者を!」「冥界神殿の祭司を・・・・・・・・」「それには気が早い!!」
とりあえず二人とも無事でした・・・・・・・・・・・・・
勝者たる極北連合の勇士の皆様には商品として最高級の果実酒と大杯を・・・・・・・・・・・
勿論大杯の口開けをしてもらいましょうね・・・・・・・・・・
それいっきいっきいっきいっき・・・・・・・・・・・・・
さぁ皆様ご一緒に唱和を!
一気一気一気一気・・・・・・・・・・・・!!
ごくごくごくごく・・・・・・・・・・・・・ばたり×3
「うわぁ!!極北の!!」
参加者がほぼ飲み潰れた酒合戦は此処にて終了する事となった。
酒精神の祝福で二日酔い以外は別状はなかったけど、色々問題があり過ぎて国家行事としての酒合戦は封印される事となる。
「二日酔いが一番の問題なんだ!いたたたたたたた・・・・・・・・」
おさけはたのしくてきりょうにぃー(by酒精神)
酒合戦はこれにて終了かな?官僚共を下して名実共に世界最高峰の酒客集団となった極北連合はどこに行っても酒の歓待にあって飲み潰されるのであった。
ところで鬼殺しとか誰が加えたのだろう?
作者にもなぞです。
さて、これからゆるりと呑みますか・・・・・・・・・・