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期間終了と外交書類?

あらすじ 法務官改め王室顧問、彼は国際的な危険人物だった。

そうして雇用期間が過ぎて行こうとしている。

一月と言うのは早いもんだな・・・・・・・・・


「賢者の旦那、どう考えても今までの一生分より濃い時間が流れた気がするが。」

「小売商の息子改め法務副長付補佐官見習。略して補佐見習、それは君の今までが大したことがなかっただけだよ。」

「誰に向かっての説明か良く判らないが、旦那と会ってからむちゃくちゃな日々が流れていたことだけは確かだな・・・・・・・・ 平穏な日々を返せ!!」

「それは無理だな、我が弟子よ。君は私が隠居生活するための代替労働力として認識されているのだから・・・・・・・・・・」

「この腐れ賢者がぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・!!」


「だんなの後釜に認定されているなぁ・・・・・・補佐見習は・・・・・・・・」

「いいんじゃない?私たちの弟妹分の中で一番の出世頭だよ。傷跡娘ちゃん、いい物件捕まえたね。」

「・・・・・・・・・・・・・まだ捕まえたわけじゃない。」

「ご主人様が手ずから鍛え上げた人材です。それに堪えられて時点で十分有能な人材なのです。惜しむらくはご主人様に忠誠を誓われない事でありましょうか?」


仕事自体は補佐見習が頭になって孤児娘達を率いている。

って、言うか孤児娘達は王妃に捕まって着せ替え人形にされている・・・・・・・・・・・

返して・・・・・・・・貴重な労働力を・・・・・・・・・・


「王妃様、いい加減孤児娘達を戻してもらえませんか?」

「嫌よ、こんな可愛い子達。むさい官僚達の所に置いとけるわけないじゃない・・・・・・・・・・・」

「別に私は良いんですけどね、孤児娘達に宮廷作法とか色々教えていただけるんでしたら・・・・・・・・・・ ただ、其処の官僚達(ぞんびたち)が・・・・・・・・・・・・・・・」

「王妃様のいけず・・・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・・・・貴重な文官が・・・・・・・・・」「王妃様も仕事してください・・・・・・・・・・・」「おれの嫁が・・・・・・・・・・・・・・げふっ!」


最後の一人は私自ら粛清した・・・・・・・・・・・・私の可愛い娘を邪な目で見る害虫は王妹殿下に食われてしまうが良い。



「・・・・・・・・・・・・・・で、その分の仕事はおれがやる羽目になると・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・がんばって、手伝うから・・・・・・・・・・」

「悪いな、傷跡娘・・・・・・・・・・・お前だけだよおれの支えは!」

「・・・・・・・・・・・いいの、あの時立ち上がってくれた貴方に私は救われたのだから・・・・・・・・例え、誰かの代替として立ち上がったのだとしても」

「傷跡娘が悪くないのに糞味噌に言う貴族が許せなかった・・・・・・・・・・・・多分賢者の旦那はおれが立ち上がるまでもなくコテンパンにしたんだろうけど。」

「それでも、うれしい・・・・・・・・・・・・・・賢者様は義憤で私を見ていない、貴方は私を見て怒ってくれた!」

「・・・・・・・・・・・・・照れくさい、その話は置いといて仕事進めようか・・・・・・・・・・・ 終わったら、飯でも食おうぜ!」

「うん。」



この二人は檄甘だなぁ・・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・良いなぁ・・・・・・・・・・・」

「だんな、空気入れ替えませんか?」

「王宮魔術師呼んで冷気魔法かましてもらえ!」

「そこのわんこ系の近衛兵君、食える?」

「私はわんこ系じゃなくて狼族系獣人ですが食えませんよ、こんな甘いの・・・・・・・・・・・」


この二人の能力自体は目を見張るものなんだがなぁ・・・・・・・・

どうして、二人の世界(らぶらぶわーるど)作り上げて仕事するんだろう?


「まぁ、暫くすれば倦怠期になるから・・・・・・・・・・・・」

「財務長、経験談ですか?」

「恋人から夫婦になると言うのはそういうもんだろう。」

「でも、財務長先日奥さんと手を組んで街を歩いてましたよねぇ・・・・・・・・・・・・」

「ここにも居たか!檄甘空間(ばかっぷる)

「前は離れるも嫌だと仕事場に押しかけていたなぁ・・・・・・・・・・・財務長の奥さん。」

「前、財務長のところに遊びに行ったときには気まずかったよ・・・・・・・・・・・」

「子供さんは全寮制の学園に逃げましたよねぇ・・・・・・・・・・・・」

「あれだけ、あてつけられたら逃げたくなるよ・・・・・・・・・・彼も彼女作っていちゃラブしているらしいけど・・・・・・・」

「血は争えないと言う事か・・・・・・・・・・・」

「私はあれほど酷くはないぞ、息子は4人同時にいちゃラブしてるけど・・・・私は妻一筋だ!!」

「うわぁ、殴りてぇこの親子・・・・・・・・・・・・」

「近衛文官わかるが抑えろ!!これを殴って壊したら誰が仕事をするというのだ!!」

「はっ!そうだった。ありがとう財務官、私を取り返しのつかない事から引き戻してくれ・・・・・・・・・・・・」

「君たち、わしを殴るより仕事する人間がいなくなることを優先するとはどうゆう倫理観しているのかね?」

「そりゃ、ねぇ・・・・・・・・・・・」


孤児娘達・・・・・・・・・何時になったら戻るのだろう?

「だんな、あきらめたら?」

「御主人様、この一月終わったら見捨てるのですから別に妹どもが仕事サボって王妃に流れていっても良いじゃないですか、彼女達にも王妃付の侍女みたいな仕事あるわけですし・・・・・・・・・・・」

「そりゃ、そうか!」


「「「いくない!!」」」


その後官僚達は事務員確保法案を作って王妃に対抗しようとするのだが、ダメだったようだ・・・・・・・・・・・

それは私の感知する事ではない。



「最初からいないものと思えば、こんな仕事・・・・・・・・・・・・・うがぁぁぁぁ・・・・・・・・・・!」

「・・・・・・・・・・・できた。」

「傷跡娘ちゃん、助かるよ・・・・・・・・・・・・・ 法務官、この子達の給金は出来高制なのか?」

「否、日給制だが・・・・・・・・・・・・・」

「ならば、傷跡娘と補佐見習に色つけて金額でつるしかないか・・・・・・・・・・・」

「それはどこからだすの?」

「わしの権限で何とかしよう!」「「財務長!!」」

「でも官僚の皆様方?そろそろ私達終わりですけど?」

「げふっ!!」×複数



「皆っ!!」

返事がない ただの屍のようだ・・・・・・・・・・・・・

流石にこの様子に心痛めたのか宰相と陛下は王妃に掛け合って孤児娘達を戻すように命ずるのであった。

その日だけしか効果はなかったけど・・・・・・・・・・・


孤児娘達に聞くと、衣装合わせとかお茶会とかしていたが王妃様の書類仕事の手伝いもしていたと言う・・・・・・・・・・・・

「陛下、孤児娘達の分は王妃から出して貰って良いですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・仕方ない。わしから出そう・・・・・・・・・・・ わしにも回してくれんかね?」

「女性事務員つけたら王妃様がやきもちや来ません?」

「孤児娘達ならば大丈夫だろう、王妃に持っていかれそうだが・・・・・・・・・・・・」

「陛下尻にしかれてどうするんですか!!」

「それはそれで気持ち良いから・・・・・・・・・・・・・・」

「だぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!陛下の性癖は如何でも良いから、孤児娘達を返してくれぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」


「王妃様?官僚から戦力引き抜いて自分が楽しようとしてましたね?」

「・・・・・・・・・・・・・・てへっ!」

「てへっ!! じゃない!! 私たちはどうなる!!」

「大丈夫、死に掛けたら神殿の大司祭に復活の呪文を掛けてもらうから・・・・・・・・・・・・」

「この国の王族はまともな人材はいないのかぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・!!」

「私とか」

「王室顧問誰が王族だって・・・・・・・・・・・そうか、前王族だから分類的には王族なんだなぁ・・・・・・・・・・・継承権は?」

「30位以下だが・・・・・・・・・・・・・・一応継承権もある。」

「王室顧問、君が王族だってことは認めよう!でもまともとは認めらんねぇぞ!!」


酷い言われようだ・・・・・・・・・

「だんなの日頃の行動見ればねぇ・・・・・」

「そう言えば御主人様、御主人様が国外に出るとか言って問題になった件どうなりましたの?」

「・・・・・・・・・・・・・・あれはわしの所に来たりしているのだ。各国の外交官が泣きついているんだがどうしたものなのだろう?」

「陛下?」

「私の所にも来てますわよ。おかげで返事書くのに大変で通常業務が・・・・・・・・・・・・ 孤児娘達借りて助かりましたけど・・・・・・・・・・」

「王妃様?」


「結局のところは、だんなが・・・・・・・・・・・・・・」

「何が言いたい孤児弟?」

「世界相手に無茶振りをして引っ掻き回したんですか!!」

「其処まで酷くない・・・・・・・・・・・・ 酷くないはず・・・・・・・・・・・ 勝手に相手が誤解して・・・・・・・」

「だんな!!自重してください!!」

「まぁ、善処しよう・・・・・・・・・・・・・どうせ隠居生活だから悪名とは無縁の生活になるだろうが。」

「期待できないなぁ・・・・・・・・・」


そんなこんなで期間が終わるのであった。

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