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貴人聖域法と孤児姉弟

あらすじ スリを捕まえたら、姉が友釣りされた。

「私の身で済む事でしたら幾らでも何をされても構いませんので弟だけは・・・・・・・・」

「ねーちゃんは関係ないから!! 悪いのはおいらだし・・・・・・・・・殺すなりカマ掘るなりすればいいだろ!!」




さて、これはどう収拾つけようかな?

この姉を自称する娘、どう見ても黒髪の子供と似てないし引き取り手という可能性も無きにしも非ず。

でも、子供がかばう様子からして親しい関係と言う事は間違いない。

二人から詰め寄られておろおろする護衛官、まわりから

「あの騎士様、粗相した姉弟をドンブリで頂くつもりよ!」

「まぁ・・・・」

とか

「子供と娘が必死に謝っているのに殺すだの一族殲滅だの脅しているよ、最低だよなぁ・・・・・」

とか聞こえてくる・・・・・・・・


取りあえず、どこかで話を聞きますか・・・・・・・・・

そんなこんなで衛士がきて話を聞かせてもらえませんかと…………


仕方ない、行きますか・・・・・・・・・

護衛官お前もくるんだよ!!逃げようとするんじゃない!!

「ま、まて・・・・某まで連れてかれたら・・・」

あきらめろ!!








ところ変わって衛士の詰所。

赫赫云々(かくかくしかじか)と説明をしてこちらの身分を示したら、納得はしてもらえた。

一応上に話は行くらしい、仕方ないね。

別に出世はするつもりはないし構わないけど・・・・・・・・・・

護衛官の方は上に話が行くらしいことでこの餓鬼とか言い始めるし危ないねぇ・・・・・

そりゃ護衛官から近衛将校になりたいというのが目標みたいだったからねぇ・・・・・


そんな護衛官の様子に衛士達も貴族様に逆らうのかとか困った様子。

衛士の仕事を邪魔する貴族がどこにいる!!


あっ、結構いたなぁ…… あそこの子爵とか男爵とか・・・・・・・・

護衛官の方は頭が冷えれば許して呉れるだろうし手助けするか・・・・


「そこの自称姉弟、提案があるのだが貴人聖域法(アジール)を受け入れるか?刑を受けるにしろ、謝罪をするなりにしろ、この護衛官の頭に血が上っている限り安全ではないぞ。多少制約があるが私の力を及ぶ限り庇護して公平に扱うとしよう。」

「おい! 犯罪者をかばうのか!」

「法務官様、正気ですか!!」

衛士や護衛官は止めるのだがどう考えてもスリの未遂で血を見るのは宜しくない。

まぁ、犯罪の根があるのならばそれを断つのに協力はするが矯正できるならば復帰してもらいたいし、どう考えても憂さ晴らしだから止めないとな。


「で、受け入れるか?」

「はい……」

「・・・・・・・・うん。」


「宜しい! 我、王室法務官の名の元に汝等姉弟を貴人聖域法(アジール)による庇護を与える。我が力の及ぶ限りにおいて公正と正義を確約しよう。 汝等、我が眷属として庇護に入り仕えること誓うか?」

「「・・・・・・・はい」」

貴人聖域法(アジール)はこれにより成立する。証人はここにいた護衛官と衛士達だ。我が眷属として庇護下にいる間働いてもらうが、無理なことは強制するつもりはない。まずは事情を聞かせてもらうことからかな?」


やっと5話目にして題目の貴人聖域法(アジール)が出せた(笑)


しかし、登場人物の名前が出てこないけどどうしたものだろう

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