性愛神殿と破門回状
あらすじ 死んだ命は戻りません。 合言葉は黙れ椎の実!!
小さな躯を抱え、傷だらけの体となった私が正気を取り戻したのは顔を拭われる感触であった。
私を拭う孤児姉は血まみれの布巾をもって手の中の躯を眺める。
「孤児姉」
「ご主人様、この子は私達の妹分で・・・・・・・・・・・・・・・ううっ・・・・・・・・・」
私は声をかみ殺す孤児姉を抱きしめ、傍らで無残な状態となった妹分を眺める孤児弟を抱き寄せるのである。
性愛神殿の神官たちも自らの無力さと世界の無慈悲さに怒りを隠せない・・・・・・・・・・・・
今は躯となりし小さな命をここに連れ込んだ衛士や私兵達は自らの求めぬ結果に涙を隠しきれて居ない・・・・・・・
情に脆い馬鹿者どもが・・・・・・・・・・・・・
まだ弔ってやれるだけ幸いだろう・・・・・・・・・・・・・・
「だんな、おいらは問いたい。なんでなんだと」
「答えは出ないよ・・・・・・・・・・・・」
「それでも・・・・・・・・・・」
「その前に孤児弟の妹分に大したことへのお礼参りが必要だろう・・・・・・・・(邪笑」
「うん!」
相手はわかっている、後はどうするか・・・・・・・・・・・・・
貴族に対する不逮捕特権は衛士では歯が立たないが、貴族ならば・・・・・・・・・・・・・
私兵達の中には爵位持ちも居るし、不逮捕特権を無視できる神殿勢力から誰か借りるのも手であるか・・・・・・・・・・・
あくまでも正当な裁きの形でつめないと・・・・・・・・・・・・・
私自身が出てそいつを殴りたいが今は私も外に出れない身。誰かを代理に立てて・・・・・・・・・・・・・
「おいらが・・・・・・・・・・・・妹の敵を取りたい・・・・・・・・・・・」
駄目だ、初陣も済ませていない子供に血なまぐさい事をして欲しくない。
女神官も怒りを隠せない。教義云々より目の前の命が無残に散らされた事に怒りを感じているのだろう・・・・・・・・・・・
「破門回状をだします。これでこの貴族とその一族は破滅ですわ。」
成程・・・・・・・・・・・・・・・ ついでだから商会公から手を回して兵糧攻めとしておきますか。
そうこうしているうちに、冥界神殿の弔い人が現れ物言わぬ躯を綺麗に整え囚われる前の姿にする。
これから大地の糧となるのにやさしい事だ・・・・・・・・・・・・
小さな躯を弔って数日、貴族は頭を垂れ神殿に謝罪し縛に着くのである。
そこから芋づる式に奴隷商だのその配下だのが捕まるのである・・・・・・・・・・・・・・・
私の役割は終わったかな・・・・・・・・・・・・・・少し眠りたい・・・・・・・・・・・・・・・