性愛神殿と全裸賢者
あらすじ 黙れ椎の実! 法務官が服を着た。
やっぱり下品です。
嫌いな方は回れ右して希臘神話でも・・・・・・アレも夜這いだのいろいろだった。
前話16日16時16分 狙ったわけでもないので重なってびっくり。
私はなぜか性愛神殿にいる。
私が立案依頼した貧民孤児等の保護の為、六大公爵の私兵と衛士達が共闘するに当たって孤児院では不適当な話が多すぎるのだ。
娼婦とか奴隷とか・・・・・・・・子供に聞かせる話ではない。
綺麗事だけど。
それに私の姿がいるとなれば、王室が黙っていないだろう。
私の捜索依頼が出されているようだし、孤児院に類が及ぶのは本意ではない。
それに此処ならば老若男女身分関係なしに来たとしても不自然ではない。
神殿側としても性犯罪の一歩手前にいる女性達や子供達を助けるのは神の御心に適うことであるし渡りに船であったのだろう。
商売敵等と勘ぐっていた我々は恥じ入るばかりである。
「いえいえ、下手な素人に安売りされては私共の売春行為事にけちがつきますでしょう。ほかの教育を受けた娼婦達だって商売あがったりになるのですのよ。そうなれば、彼女達の生活や権利が脅かされるのですから既存権益の面からも保護を行わなくてはならないのですのよ。」
「そんなことを言って美乳の神官様、顔が赤いですよ・・・・・・・・・」
「うるさいですわ!!」
それは兎も角、王室と一歩違った権力である神殿側に匿われる事は我々にとっても安全であることには違いない・・・・・・・・・・
但し、孤児姉弟の精神衛生上悪そうなのは否定しないが・・・・・・・・・
「だんな、女性神官達から一緒に寝ようと誘われているんだが?いいの?」
「添い寝ですむならば良いけど、喰われるぞ(主に性的な意味で」
「・・・・・・・(赤面」
「多少はその方面に対して、知識はあったんだなぁ・・・・・・ 」
「だんな!! そういうことは好きあった二人同士で・・・・・・」
「それはそれで否定しないさ、行為というものを学ぶのも本当に好いたものがいたときに傷つけずに行えるという面もあるのを否定してはいけないよ。」
「でもだんなの場合好きだからでしょ・・・・・・・・」
「否定しないよ、彼女達は正直でおおらかな愛で包んでくれるからね。例え一時だったとしても彼女らが癒してくれなかったら世界はもっと殺伐としたものになるだろうし・・・・・・・・」
「おいらにはわからないな。」
「わからなくてもいいさ。でも、初陣を済ませるならば彼女らをお勧めするぞ。この世は男と女で成り立っている、彼女らに教わることはたくさんあるだろう。」
「あっちのことについてかい?」
「いいや、それよりももっと大事なことだ。」
「なんだろう・・・・・・・?」
「それは孤児弟、君が自分で見つけないといけないことだ。」
「不潔ですわ二人とも!!」
孤児姉もいたんだった・・・・・・ これは迂闊。
「不潔なものか、愛が不潔だったら生まれてきた我々はみな不潔ではないか!」
「それはそうですけど・・・・・・」
「世界はもう少し寛容であるべきだ。性愛神殿の神殿娼婦達のようにすべてに向けて愛を振りまき傷ついたもの、疲れ果てたものを癒し包み込む。彼女達のようにとは言わないけど誰しもほんの少しだけのやさしさを発揮していれば世界はもう少し過ごしやすくなるのだが・・・・・・・・」
「でも、それってご主人様の欲望・・・・・・・・」
「うっ!! ま、まぁ、私の欲望だったとして君には問題があるまい?」
「嫌なものは嫌なんですが・・・・・・ ご主人様が誰かとごにょごにょ・・・・・・・・・・」
「父親を取られる娘の気分かな・・・・・・くくくっ」
「ご主人様!!」
「性的に愛を振りまくのは苦手でも優しさを振りまくのは色々な方法があるからね、そういう事も考えてみるがいいさ。」
「でもご主人様があっちのことを運動か娯楽みたいにとらえているのは嫌なんです!」
「それは否定しないが変えることは出来ない。何故ならば私は女性が大好きだからだ!!」
「・・・・・・・・・・・・私のことも女性としてみてくれればいいのに・・・・・・・・」
最後の一文は聞こえなかったことにしよう。
そうして十日程も過ごしているうちに次々保護された女性とかが神殿に訪れる。
神官達は彼女達を労わり、傷ついたものがいれば神術で癒し続ける。
また、求めるものには処女膜再生神術で痕跡をなかったことにする。心までは癒しきることは出来ないがそれでも新しい一歩を踏み出す一助になれば良いなと柄にもないことを思ってみたりする。
「(元)法務官様、貴方がいたからこそ彼女達にも光が差したのですわよ。」
「いえいえ、貴女方を始めとする皆さん達が幸いになりたいという声を拾ってくれたから成し遂げたことですよ。私なぞただの嫌がらせで発案したに過ぎません。」
「あら、耳まで真っ赤ですわね。」
美乳の女神官、余計なところまで見なくて良い。
「意外とかわいい所もあるのですわね。股間の椎の実以外にも・・・・・・・・」
「私のは世界樹だ!!」
「そういうことにしておきますわ。(自称)世界樹の全裸賢者様。」
あの時はあなたの世界樹で私という大地に根付いてとせがんでいたものを・・・・・・・・
「あらあら、種はいつしか大樹となるものですわ。」
「誰がうまいことを言えと・・・・・・・」
さらに半月程が過ぎ、保護された人たちの感謝を受けたり・・・・・・・・・
全裸賢者様と裸で感謝をされるのは勘弁願いたいのだが、主に孤児姉の機嫌的な意味で・・・・・・
保護された街娼の一人が農園公の小作人と出来てしまって、孤児も養子にしてひとつの家族が出来たり。私はそのままで周りが変っていくのも楽しいものだと眺めている。
何より、王族や宰相の無茶振りがないのが私の心の平安となっている。
保護した街娼達の中で仕事がないのは私の私財から孤児院の保母として住み込みで雇ったりしている。
仕事や受け入れ先があればそっちも良いが子供連れで受け入れてくれるところはあまり多くない。
子供も孤児院で受け入れて食住を保障すれば、少ない金額でもやっていけるだろう。
農園公の配下達の荘園とかで下働きの賄とか、奴隷戦士団の医務係の手伝いとかで受け入れてもらえるか私兵達経由で聞いてみるとしよう。
子供達の教育も行わないとな・・・・・・ 読み書き計算が出来れば結構重宝がって受け入れてくれるだろうし、親の方も一緒に教育してもいいかな?読み書きできないから騙されたと言う女性達もいるわけだし・・・・・・・
「親子して法務官様の教育・・・・・・・・ そしてどんぶりにして美味しく頂く(性的な意味で」
女神官、そのネタは・・・・・・・・・王妹殿下と被ってますよ・・・・・・・・・
項垂れる女神官・・・・・・・・ 聞けば、あんな変態ととか被るなんで最低ですわとかつぶやいている・・・・・・・・ 別にいいか・・・・・・・・
そんな、保護した人たちが幸いであればよいかなと思っていてもうまくいかないのが世の常で助け切れなかったものもいるのである。
はい、下品です。
つぎは19日19時19分 (いくいくいく)で攻めてみようかな。
これは実行できるかは保障するものではありません。