護衛官と宰相閣下
あらすじ 法務官は粛清されました。どうなる王国、積み重なる書類仕事で宰相の胃壁のライフはもうゼロよ!!
わたしは言いたい事だけ言って、朽ち果てるのは構わないが姉弟はどうなるだろうか?
騎馬公と荒野の一族が保護してくれるとよいのだが・・・・・・・・・・・・・
この期に及んで他力だな・・・・・・・・・・・・・
視点:護衛官
不敬なる法務官、とりあえず意識を刈り取る程度に打撃を与えその口を黙らせる。
某もその言い分はわかる。
何故に、孤児弟が某の懐を狙わざるを得なかったのか?
そこを考えてみれば、王室が下々にまで遍く光を当てて見捨てられるものが居なければ法務官は叫びを上げる必要はなかった。
現に、法務官と我々の間には孤児姉弟が立ちはだかり法務官の盾になろうとして懐剣に手をかけている。
国民である姉弟が王族であろうと構わぬと立ち向かおうとしている姿を見て王妃様は何も思わないのか?
・・・・・・・・・・多少はその忠義に感じ入っているようであるが、このままでは姉弟が誅されてしまう・・・・・・・・・・・・
どうしたら良いのか?
「おいらが、酒場でこの護衛の騎士様が王妃様の年ほどの祝福と乾杯をといって・・・・・・・・・・・・・酒場の連中に50回ほど乾杯をさせていたよ・・・・・・・・・・・・・ その酒手は某が払うとかほざいて・・・・・・・・・ それで良いカモだと思って財布狙ったんだよ!!
五十回でも足りないと近隣の酒場の酔っ払い集めて千回やって年につりあうと叫びあげていたし!!」
ま、まて!少年!!
某そんなこと覚えてない!
50回も乾杯させたら・・・・・・・・・・・
あれ?王妃様? どうかなされましたか?
「へぇ、貴方も私のことを厚塗りの婆と・・・・・・・・・・・・思っていますのね・・・・・・・・・・・・」
ま、まって・・・・・・・・・・・・・
「この不忠者を地下牢に!!」
「待ちなさい!! 王妃様、年齢だけでそんなに切れてどうするのです。齢数百歳の分際で!!」
さ、宰相閣下!!
貴方まで死亡フラグ(異世界語)立ててどうするのですか!!
「そもそも、王妃たるもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下半時ほどほど説教)」
「はい、」
「法務官と護衛官の処分に関しては私に一任なさいませ。出来ぬのならば私はこの場にて下野いたします。」
あれ?まとめてしまったかな?
そして私のお咎めは?
「法務官は実例として化粧代をあげたが、君の場合は故意に王室批判をしたから免職くらい覚悟しておいたほうがよいだろう!」
いやっっほーーーーーーーー!!
やっと変態から開放される!
あれ?聞こえてた?
ま、待って・・・・・・・・・・・・・・・ 某まで不敬罪の適応範囲?
のぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(護衛官は粛清されました