王族兄弟と法案議題
あらすじ 王妹殿下の妄想駄々漏れで男性陣げんなり。
今日はしらふで書いてます。
下品につき注意。
嫌いな方は回れ右してクルアーンを詠唱してなさい。
そういえば六大建国公が揃い踏みなんて珍しいですねぇ・・・・・・・
「弟よ、今日は御前会議の日だろう。いつもタタミイワシ駆除条例を上奏しているお前からしたら忘れているほうがおかしいぞ。」
兄上、私がいつもタタミイワシを目の敵にしているみたいな言い方しないでください。目の敵にしているのは仕事を押し付ける宰相閣下なんですけど・・・・・・・ 早く楽隠居して貴族年金で悠々自適に暮らしたい。
「無理だな、法務官。君に抜けられたら、宰相府の仕事が滞る。能率にして3割減だ!」
王兄殿下、その具体的な数字はどこから・・・・・・・・
「そりゃ、対応する書類と付随する資料の量からだよ。さりげなく混ぜられている仕事もそうだけど、上奏する法案とか実務者向けの資料とかは判り易いと歓迎されているからなぁ・・・・・・ 貴族官僚どもは凝った言い回しに時間をかけすぎるから作成速度が断然遅い。彼らは法案を詩作か何かと勘違いしているのではないかな?恋文として見ても駄作だが嘔吐剤として売りに出せば一財産作り出せるぞ!」
「それに時々混ぜ込まれる冗談罠的法案あれの固定的愛好者が結構いてそれを楽しみにして会議に来ている貴族も結構いるようですわよ。」
冗談で作成した書類を確認もせずに回し回されて、法案として上奏されたときには本当冷や汗ものだったのだが・・・・・・・
「いやぁ、あれは秀逸でしたなぁ。【法務官引退勧告】まさか自分で上奏していたとは・・・・・知らなかった。 しかも、後釜までしっかり指定して会議で議決されたときには冷や汗ものでしたよ。」
「その後の指定された後釜君の孤軍奮闘が見ものでしたよ。」
「いえ、ちゃんと引継ぎ書類とか人材にも気を配って置いたのですけどねぇ・・・・・・・ まさか、10日も持たなかったのは予想外でしたが。」
「その様子を裏から何日持つかと賭けをしていた法務官の台詞ではないな(にやり」
「あの賭けは楽しかった。3ヶ月に賭けて金貨一枚すってしまったのはとても痛かったが・・・・」
「ワシは5日だったが・・・・・・・」
「殿方は残酷ですわね、私は数日と持たないものを見世物にしたりなぶりものにする趣味はありませんでしたけど我が鉄杖の従者は9日と賭けて多少儲けていたようでしたが・・・・・・」
「それを元金ごと取り上げた公のお言葉とは申せませんな。」
「いえいえ、あのお金は困っている方々への助けとなるように従者が自ら差し出したものです。おかげで借金の形に売られそうになっていた娘さんとか保護できてうれしいですわ。」
従者はそのときの様子を思い出してうなだれている。かわいそうに・・・・・・・鉄杖の従者も庭園公に惚れた弱みがあるだろうからなぁ・・・・・・・ 逆らえないだろう。
まぁ、賭けは成り行きだよ!
折角、引退できて嬉しかったから彼を信じているということを表したくて10年は持つでしょうと話したのが切欠で、いや某は一月くらいとか、我も我もと馬鹿貴族どもがのってきたのは予想外だったのだが・・・・・・・・
その後釜君、顔出ししていないなぁ・・・・・・・・
どうして上級貴族の嫡男として教育を受けた我が無役で貴様のような下っ端が法務官なのだと聞かれたからじゃないよ本当に(白々しく
折角、本人がやる気も実力もあるといっているから言葉に甘えて引退して悠々自適の年金生活しようとした矢先に問答無用で連行されて復職させられたのは未だに恨みに思っているけど!!
「ご主人様ご主人様、怒りを静めて沈めて・・・・・・・・」
「だんな、人相が悪くなっているよ!!」
姉弟になだめられる・・・・・・・・・ 最近、疲れているのかな?
「【法務官引退勧告】も面白かったが、【下着は白に限る】法案も中々白熱しましたな・・・・・・」
「あれは何時も堅物ぶっている老伯爵が『否!白い肌に黒の下着!そのコントラストが正義だ!』だの熱血的に一席ぶちかましたのが驚きましたぞ。」
「騎馬公も下着は帯に限るとか言っていたではありませんか」
「うむ、王都の者が着るみたいな形の三角の布切れは脱がし安すぎて安心できん。後乗馬のときあれだと痛いのだからな。」
「遊牧民らしい観点ですわねぇ・・・・・ 文化の差を感じますが。」
「ご主人様、白がよろしいのですか?でしたら私も今後とも白で・・・・・・・」
「まてまて、それは自由でいいから!!」
「慕われておるのぅ、法務官。これが異世界語で【ヤりポ】というやつか?」
「やってないし蒸し返すな!!」
「でも下着くらい自由にさせてほしいですわ。」
「でも、陛下のハートマークは勘弁願いたいですがあんなのどこで手に入れるのです?」
「特注品らしいですわよ、お兄様のは・・・・・・・・・・」
「納得・・・・・・・・・」
「だんな、結局その法案はどうなったんですか?」
「会議は紛糾してねぇ・・・・・・ それぞれに趣味主張で押し通るものだから派閥を超えて混戦となったよ。最後に王妃様が近衛連隊引き連れて馬鹿貴族ども(王族、建国公、法務官含む)を威圧して終わり。この法案は可決されなかったな。」
「当たり前だ法務官!!幼女に着せる下着は白だけでなく水玉もよい縞パンもそれぞれに風情があるものだ! 子供っぽい木綿の下着も可愛らしいし、わざと大人ぶって絹の黒を着ているアンバランスさも捨てがたい・・・・・・・・ もちろん最高は裸だがな!!」
「「王兄殿下はどこで道をたがえたのだろうか?」」
「それが判れば現在至尊の座を戴いているのでしょうがねぇ・・・・・・ 勿体無い。」
「諸卿ら、君達は勘違いしている。我らが祖王は何を願い国を立ち上げたのか!それは自分らが踏みにじられず幸せになる一角を欲しただけであろう。偶々それが国の形をしているだけであって、我は幸せになれる一角を得ていて誰かの幸せのために力を振るえる。それが王位という形ではないが十分すぎるものであろう!違うかね?(副音声:趣味道楽で幸せなんだから、それの邪魔になる王位とそれに付随する義務仕事は勘弁願いたい・・・・・・・・)」
なんかいやな副音声が・・・・・・・・・
どこかの神か悪魔が演出しているのか・・・・・・・・ 勘弁してほしい・・・・・・・
「殿下の言うことはいちいち正論のように聞こえるが、本音は面倒だから嫌と・・・・・・・・・」
「判ってはいたが、判ってはいたが・・・・・・・・ はぁ・・・・・・・・」
「この王兄殿下といい王妹殿下といい如何してうちの王族には変態が多いのでしょうか?神よお憾み申上げますわ。」
憾まれても困るよー!!
この性癖は神々の園でも煉獄でももてあましそうだからかんべんしてほしいんだよー
なんか神の声が届いた気がする。
気持ちはわかるが、何とかしてと祈りたくなる。
そろそろ時間だ、近衛の衛兵が開始が近づいた旨を伝えにくる。
姉弟、君達はどうしようか?
さて、これから酒を買ってこう!!
つまみは千葉銚子沖のカツオだ!!
一匹あるから下ろして半身はたたきで半身はお造りか・・・・・・・
漬けにするのもよいかな?