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道楽貴族と内乱発言

某王国地方史を学ぶ上で必要となるのは、彼の国の成立上様々な異民族が混ざり合って成立していると言う一点である。

人族だけで成立している人族連合に比べて、内乱や抗議活動の理由が一見理解できないことが多い。


良くあるのが土地や水利権をめぐる争い。これに助力する勢力が増えて内乱となるのが良く見られる。この辺などは他国においても多々見られるので理解できるだろう。


だから、憧れの彼女の席の隣を誰が取るかで喧嘩するな!


次に諸民族同士の習慣のすれ違い。

ある部族においては最高礼に値する行為が他の部族では侮蔑の現われとなったりとか、間違って相手の部族を食べてしまったりとか・・・・・・・

猫系獣人が魚系の異民族を食べてしまうなんて笑い話みたいな事もあったりする。


だから隣の平目系魚人を食べようとするな!其処の鯖虎猫獣人!


最後に仕事が嫌だと反乱する馬鹿。

主に王の失政が元で諸貴族が抗議するのだが、抗議が聞き入れなれないと反乱する。その前に貴族官僚達が自分の仕事増やすなと王族・貴族共に一発先制の狼煙を上げたりするのである。この件においては一時期王族が国内外に逃亡生活をして抗議した緒貴族も王族自体を失わせないために色々苦労したと言う。

官僚政治自体は人心を安堵させ国力が増したらしいが、官僚達の負担が大きく前より仕事が増えたと押し付ける王族を求めたのだった。

捜し求めた王族の生き残りが今の王家の祖となるのだが・・・・・・・・・


判っているな聖域守護辺境伯家令息!お前の事だ!教師が気に食わないからと質問攻めにしたり、わざと自力で調べつくした挙句に授業の粗を突きまくったりして追い出すんじゃない!逃げた教師の分はお前が講義して補填しろよ!


とある学園の歴史学の講義風景。




「御主人様、王宮からの召喚状が・・・・・・・・」

「また仕事しろとかかな?」

「流石に十日程も休めば仕事も溜まるでしょう。」

「だから私が居なくても大丈夫なように体制を作れというのに・・・・・・・・・・」


無視しても面倒な事になるのがわかりきっているので、王宮へと向かう。

折角今日は、異世界から召喚された少年が飼い主の少女をはじめとする色々な美少女達とドタバタする【ゲロのt(節制神削除)


そのネタは危険すぎるから・・・・・・・・止めろといっているのに!!(by節制神)


観劇をしようと思っていたのだがな・・・・・・・・・


だから、我の神経をすり減らすようなものを見るな!(by節制神)



仕方ない、日を改めて灰色鷹と呼ばれた男の弟子が道楽者と呼ばれる生き物を使い魔にして性と死の境目をさ迷い歩く【ゲロせ(節制神削除)


それは異世界の中で愛読者が散らばっているんだから恐ろしい事を止めろ!(by節制神)




戦争の傷跡深き時代、新婚夫婦を襲った悲劇を描いた【ゲロのsy(節制神削除)


しがない楽士が動物相手に無体する【ゲロひk(節制神削除)



ゲロネタから離れろぉぉぉぉ!!(by節制神)



どれもこれも面白そうだと思ったんだがなぁ・・・・・

まぁ、節制神をからかうのはこれくらいにして行くか。


うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(by節制神)



テクテクテクテク

歩く事、暫し王宮につく。


陛下へ先触れをだし、ゆるりと王宮内を巡り控え室に行く。

間違っても官僚部屋(たこべや)に行ったらいけない。仕事を押し付けられるから。

ここは重要だ。


程無くして陛下に呼びつけられる。


「王室顧問!お前は子供達を何唆している!」

部屋に入るなり陛下の怒声。


唆すなんて・・・・・・・・・・・

「私が何をしましたか?権門に興味がない道楽貴族を捕まえて・・・・・・・・」

「確かに権門に興味がないよなぁ・・・・・仕事面倒くさがっているから。道楽・・・・・・確かに道楽者だよなぁ・・・・・そのために国を滅ぼそうとするくらいは平気でやりかねないのがお前だし。心当たりがないとは言わせないぞ。」

「せいぜい、孤児院の子供達を仕込んで私の後釜にするとか、貴族の子息を教育(ゆうかい)して私の後釜にするとか・・・・・・・・・その子達に手を出そうとしたのに有形無形の防御法を教えるとか・・・・・・・・・それでも懲りないのには街道筋を止めて干してあげたりとか・・・・・・・・・・貴族変人名鑑を作成してばら撒いたりとか・・・・・・・・某王宮男爵の子息の近衛兵と某王都近郊子爵令嬢の侍女との恋路をからかうよう唆すくらいしかしていないですけど、後何かありましたっけ?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・幾つか私の知らないものがあったが、それではない!貴族変人名鑑を作ったのは貴様か!何でワシの名前が出ているんだ!」

「そりゃ、陛下の服飾趣味が・・・・・・・ねぇ、国王付侍従官殿。」

「私に振らないでください!」


他の配下を見てみると・・・・・・・・顔をそらしている。

あの趣味の服を子供等に強制させられるかと思うと・・・・・・ぞっとする。


「それはさておき、どの件ですか?唆してはいないですけど、王宮料理人夫妻を過労に追い込むほど食べまくったとか、末王女付の教師に生物学上の質問をして困惑させたり、神職に対して【神々には正義があるのか?】と質問したり、奴隷商人と取引のあった貴族から囚われた人達を助けるために屋敷ひとつ潰したときもあったけど・・・・・・・・・・後何がありましたかね?」

「孤児達の教育はどうなっているのかとか如何すればそんな能力を持つ子供が育つのかとか疑問点が増える一方だがその点じゃない。」

「教育自体を知りたければ末王女様でも孤児達と同じ教育を受けさせてみます?」

「それは止めておこう・・・・・・・・・・・・」


冷や汗をかく国王。ジド目で見る周り・・・・・・・・・・

私が悪役になった気分だ。


「ワシが言いたいのは先日神職達を脅す王都神殿奪取演説をした子供がいるということだ。」

「ああ、あれ。子供の遊びですよ。いやだなぁ、陛下。子供の戯言を真に受けては。」

「下手な兵隊並みの実力に官僚が気に入る実務能力、諸家が大枚を叩いてもほしがる人材を思想汚染された日には王国が混乱するじゃないか。」

「せいぜい私が教えているのは王族は自分が仕事しないくせに私に仕事押し付けるとか、変態ばかりだから逃げ道を用意しろとか言う程度だが・・・・・・・・・・・・・」

「兎に角お前の方から釈明する事とかないのか?」

「ないです!そうだ、私が問題思想の持ち主だから国政に立つと影響が出ますよねぇ・・・・・ホトボリ冷めるまで隠遁します?100年くらい。」

「それはお前がサボりたいだけだろう!働け今すぐ働け!子供達が集めた汚職資料をさっさとまとめないか!」


「酷い・・・・・・・・私に仕事をしろだなんて・・・・・・・・・」

「王室顧問卿、それが普通だから・・・・・・」「引退する年じゃないだろう、王妃様でさえげんえ・・・・・・・・・ぴぎゃ!」


馬鹿が、無茶をしやがって・・・・・・・・・・・・

崩れ落ちた国王付事務官を放置して、陛下に向き合う。



「で、内乱だとして私を如何します?」

「まさか、少々王国に対する評価が低いだけで内乱だとか言わん。子供達に自重を教えろと命令するが・・・・・・・・・・・・下の心情からすれば仕方ない面もあるだろうし。あと、王弟をハゲハゲ言うのは止めてやれ!奴の毛髪が壊滅的だとか細君に見限られているとか・・・・・・・・・ハゲだから性欲をもてあましているとか、娘にもハゲだから嫌だと嫌われているとか・・・・・・・・・・毛生え薬はお金の無駄だろうとか、胸毛は生えているからそれを移植しろとか・・・・・・・・・・・言わないように徹底してやれよ!あまりにも奴の頭が寒そうでかわいそうだから・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・気をつけましょう。しかし陛下、王弟殿下の事をそこまで言うと逆に哀れに思うのですが・・・・・・・・・・・ねぇ、そこの護衛官君。」

「小官は政治に関わる事を止められています。故に今の発言は聞き流してました。」


頬がぴくついているけど・・・・・・・・・

それに政治じゃなくて個人的な身体的特徴を論っているだけだし・・・・・・・・・・

誰か諌めなよ、側近諸君。

あっ、目をそらした・・・・・・・・・・・事務官に至っては笑いを抑えきれてないし。



これを王弟殿下聞いたら茹蛸になって怒るだろうな。

毛蛸の沸騰した所なんて・・・・・・・・・・・・いつもの事だけど・・・・・・・・・



もてる者は常に残酷だ。もてない者の痛みなどわからないから。

まさか、ハゲが原因で血を分けた兄弟同士で相争うこととなるとは・・・・・・・・・

その後ハゲ派とフサフサ派で醜い争いが始まることになりそうなのだが割愛する。


普通、王侯貴族の争いって権力とか財産が主目的だろう、何で髪の毛に・・・・・・・・・?



あほらし、帰ろう。

酒が切れた、寝る。

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