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道楽貴族と暗黒神殿

暗黒神


この世界においては世界の半分(夜の世界)を統べるものである。


その性質は優しいと言うものと厳しいと言うものの意見が分かれる。


厳しいという者は自らの犯したことを延々と繰り返し責めるということなのだが

優しいと言うものは自らの苦難を一時でも忘れさせる幸いな夢を運んでくれるとか過ちを犯すとも先に進んでいくことを示し、償いの道を進ませてくれると・・・・・・・・・・


暗黒神を選ぶのは苦難の道だという者がいる。それは否定しない。

だが、闇だからと忌避している輩に幸いに進もうと闇を見つめて足掻く者をさばく権利はない。


幸いなき世で誰かの幸いを求めて進む者を助力する神を邪神扱いするのは、自らの後ろめたさを示すようなものだろう・・・・・・・・・・・



聖徒王国にて囚われた暗黒神信徒の供述書より

「ふふふっ!ぼく・・・・じゃなかった、我等が暗黒神の為に王都神殿から暗愚なる王国神を討ち滅ぼして闇の神殿とするのだ!闇の狭間で涙する者を朽ち果てるがままにする神職共を野に放ち世界と言うものが如何に苦痛に満ちたものであるか学ばせ朽ち果てる様を自ら学ばせてやろう。」


「「「「優しき闇の帳の為に!!」」」」


「嗚呼、我等世界に打ち捨てられ朽ち果てるだけであったこの身。それを拾い上げてくださった我が師父全裸賢者!あの御方が王国に非を訴えたとき、守護神たる王国神は何をしたのだ!弱い者は死ねとばかりに師父が叫びを無視をして自らの享楽に走る。糞王族に窘めもせず、誅する事もなく・・・・・・・・・事が終わってから功を我が物顔で奪い取る。優しき師父はそれを笑顔で受け入れた。」


「結局あたし・・・・・じゃなかった、我等が師父全裸賢者様は数少ない公爵私兵団と性愛神殿有志の力を借りて我等孤児達と朽ち果てかけた街娼達、神々すら許して居らぬ事でありながら人の子の身で誰かに故なき苦難を背負わされた奴隷達・・・・・・・・・・・・・・ 我等狭間に嘆く者の為に骨折ってくださったのは誰だったのか?」


「「「「「それは我等が師父全裸賢者様!」」」」」


「運よく孤児院で安息の日々を送ることが出来た幸運を忘れてはいけない。思い出してみよ、性愛神殿に担ぎこまれた我等が兄妹分の惨たらしい様を・・・・・・・・・・・・・・・」


そこで子供達は惨たらしい様になるまで弄ばれて、死なせて死なせてと叫びながら死んでいった兄弟分の様を思い出す・・・・・・・・

ある者は目に涙を浮かべ、またある者は怒りの表情を隠さない、その場に武器があり力があれば事を行った糞貴族を同じ目に・・・・・・・・・・・

否、あの子が受けた苦痛で死ねることが幸いと思えるほどの事をしてやろうと言う激情を隠していない。


「今尚、苦難に叫んでいる者がいる。救いなく朽ち果てる者がいる。性愛神は慈悲の神だ。我等が師父はその慈悲を以って世界を癒さんとしている。古の盾の王が誓いを未だに抱いて・・・・・・・・・・・」

「口惜しい哉、口惜しい哉!我等が兄貴分黒髪孤児男爵の叫びを・・・・・・・・・・・全裸賢者に師事した高弟の世界に対する決意の叫びを・・・・・・・・・・・・・ やっと、王都の民に届いただけだった・・・・・・・・・・・王族は何をした!」

「兄弟子の力を殺がんと軍監として王族を送り込み、色仕掛けにて殺がんと末王女を送り込み・・・・・・・・・・その功は王国の物となってしまった。そして助け出された娘の魂の疑問を答えず・・・・・・・・・・」

「我等が師父は傷を負い・・・・・・・・・・・・剣の名誉を抱く身でありながら、剣もてぬ身となってしまったのに・・・・・・・・・王国の功とする王族の姦計により、表舞台に立つ羽目となった・・・・・・・・・・あの御方は民草が幸いであれば地位も富みも要らないと我等狭間に朽ち果てる者の為に私財を投じているというのに、王国は・・・・・・・・・・・・・王国は・・・・・・・・・・・・」


そこで発言していた子供は涙ぐむ・・・・・・・・・・

ひっく、ひっくと泣きじゃくる子供に・・・・・・・・・・・・兄妹分達は肩を叩き慰めながら・・・・・・・・・・・・


「判る、判るぞ兄弟よ!」「でも今は我等にも力があるではないか・・・・・・・・」「糞っ!王国め!いや!人族連合め!」「そういえばお前は奴隷商人から助け出された身であったな・・・・・・」

「あの時力があったなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」「言うな、俺もつらくなる。」「すまん。」

「これからその力で幸いを紡いでいけば・・・・・・・・・・」


「我が兄弟分にして共に幸いを紡がんとする同志達よ、幸いにして暗黒神様と縁を結ぶことが出来た兄弟達よ・・・・・・・・・・・・」


首座っぽい雰囲気を出している子供の一人は醜い位顔を歪ませて・・・・・・・・・・

目から血涙を流しながら・・・・・・・・・・


「それだけでもあるまい・・・・・・・・・・・我等が兄弟子の補佐見習準爵を思い出してみるが良い。彼も全裸賢者様に師事をして王国の中から世界を良くしたいと本気で叫んでいる。その為には貴族達にも組して彼等を教化しようと孤独な戦いに身を投じている。そして、優しき傷跡娘準爵を・・・・・・・・・・・彼女は自らのためにと差し出された金銀財宝を・・・・・・・・・・・・困っている者の為にと・・・・・・・・・・・どうしてなんだ!その財宝があれば自らの字である傷跡を消して娘として一人幸いを・・・・・・・・・・・得て、愛する補佐見習準爵と静かに暮らせるものを・・・・・・・・・・・・傷跡を消す術式さえ望まない彼女の優しさをどうして判って貰えないのだろうか?否、彼女はその優しさすら評価してしてもらう必要すらないと・・・・・・・・・・・」


子供達はサメサメと泣いている・・・・・・・・・・・・・


「同志よ!我等が兄弟弟子だけでなく性愛神殿の方々を忘れてもらっては困る。」

首座っぽい子供とは別の女の子が声を上げる。


「そうであったな、様々な苦難を経て性愛神殿に保護されて尚、誰かの力になりたいと・・・・・・・・・・・・・・・・下手すれば我等が生い立ちすら幸いだと思える生き方をしても誰かの為に立ち上がる愛おしき馬鹿者達・・・・・・・・・・・・」

「如何して、あのような幸いだけを願う誓いが立てられるのだろうか?」

「それなのに、それなのに・・・・・・・・・・・・あのような幸いを願う者を蔑ろにして王国神殿に金を回すのだろうか?」

「ああ、自らを踏み台にしてと・・・・・・・・・・・・・・・」

悔し涙を流す子供・・・・・・・・・・・・


その涙を拭うなんて無粋な事をしない首座っぽい子供

「喜べ!我等の研鑽は無駄ではない!王国政府にもぐりこんだ子供達から我等を重用したいと貴族の糞蟲共から声掛りがあったぞ!」


「「「「「「おおっ!」」」」」」


「これより、我等は諸貴族家、王国内部に浸透し・・・・・・・・・幸いなきを馬鹿にする世界に異議を申し立てる戦いを行おうではないか!この戦いは味方もなく、正義もない・・・・・・・・・・・・ただあるのは、幸いの為に立つ馬鹿を報いてやりたいと言う私情である。我等の事を子供の夢想だと馬鹿にするだろう!それでよい。世界には誰かの為に馬鹿を行う者が居ると言う一点だけでも示せればよい。そこで一歩だけでも先に進んで、人の子がここまで出来るのだと実証することが出来れば幸いだ。我等は踏み石で道標となるべく・・・・・・・・・・・・」


































おやおや、子供達が他愛もない革命ごっこしているねぇ・・・・

お前達はただ遊んで学んで幸いになることを考えていればいいのに・・・・・・・・・・


「王室顧問様、彼等を止めないので?」

「なんでだ?」

「今の発言だけでも王室批判に反逆と取られても・・・・・・・・」



おやおや、講師として呼ばれた神職殿。自らの行いが問題が多かった事を認めるような発言しているとは・・・・・・・・・・・


「講師殿、自らの行いが恥じ入ることがなかったならば子供達に堂々と示せばよいだけでしょうに・・・・・・・・・・・ついでだから、子供達に上手く本心を隠す術を教えてもらえると助かるのだが。」

「王室顧問様、それは無理です。」

「王都神殿の神職の質も下がったものですねぇ・・・・・子供の反抗心すらそらし道を示すことが出来ないなんて・・・・・・・・・・・」

「それだと王室顧問様も反逆の意思ありと取られても・・・・・・・・・」

「えっ!古の【叫びの子(祖王)】の叫びに応じたのが我が家の起こりだ。それに違うならば従う言われはないだろう。実際にそう誓って王族から臣下として従ったのだから。文句あるならば法的正当性をもって来るが良い。力で来るならばこちらも及ばずながら相対させてもらう。それだけだ。」

「御主人様、昔の事だと言われてしまうのですが?」

「孤児姉、それは間違いだ。我等一族とその眷属を従えようとするならば誓いを遵守するかそれを覆す力を示さねばならない。誓いが守られないとするならば、我等は滅んで世界にその義を示すだけなんだが・・・・・・・・・・・・世界が我等の制約を古臭いと言われるくらい幸いに満ち溢れた世界を造れるかだ。」

「御主人様、人の子の不完全さを考慮に入れていないのですか?」

「まさか、愛しき従者よ。不完全だからこそ先に進み完全に近づき完全を超えて更に幸いの道を進もうとするだろう・・・・・・・・・・・我等はそれを望み、【叫びの子】に従って可能性にかけたのだ。」

「御主人様・・・・・・・・・・・・・・・」


「それはそうと、王室顧問様。子供達を止めないので?」

「高々子供の他愛もない遊びだろう、神職殿がおびえることはない。心に思う所がなければな・・・・・・」



そろそろ講義の時間だ、子供達を現実に戻そう・・・・・・・・

「子供達や、講義の時間だよ。世界を脅すのはそれくらいにして教えを聞こうじゃないか。」

「「「「「「「「はい、賢者様。」」」」」」」」


可愛い子供達じゃないか。如何して危惧するのかねぇ・・・・・・

ちょっとばかし苦難に遭ったからそれを誰かにあじあわせたくないと思っているだけのに・・・・・・・・・・

現勢力が自らの非を問い詰められるのが辛いのかな?

それくらい跳ね除けるくらいの事を出来なくてどうするのだろうか?

出来ないならばそれは悪だ!

正当性を声高く唱えるならば、反論すら消すくらい出来なくてどうする。

踏みにじられた叫びを汲み取ることが出来ないならば全部消すが良い。消せないならば汲み取って幸いへの道を紡がば良い・・・・・・・・・・・・・・・・


子供達は愛おしいね、この世界には勿体無いほどに・・・・・・・・・・・・(by暗黒神)


「暗黒神様、貴方が新しい世界になりますか?」


それすら厭わないね(by暗黒神)


「最悪のときはそれでお願いします・・・・・・・・・・・・・・古の叫びに従うにしても、王国が駄目ならば見限りますので・・・・・・・・・・・・私以外の救うに値する者を受け入れる世界になってください。」


王室顧問もたいがいにに馬鹿だね、そうすると残ろうとするものが出てくるじゃないか(by暗黒神)


お見通しか・・・・・・・・・・そういう輩も全て放り込んで欲しい。

その世界で私を案じる馬鹿も幸いに至る道を歩んで欲しい。私なんて気にすることはないのに・・・・・・・・・・


仕方ないなぁ・・・・・・・・・・・・

暗黒神の神殿を作るか・・・・・・・・・・・・

この神も優しいが故に邪神扱いされるし・・・・・・・・・・・・・

小さいけど我慢しておくれ。



問題ない、小さな子供達が祈りを捧げてくれて・・・・・幸いの道を示してくれる。

必要なのは神殿の大きさだけではなくて、信徒達の本気で行動して世界に幸いだと示す事だ・・・・・・・・


「御主人様?」

「問題ない、神殿ならば作るくらい金はある。金貨700くらいかな。小さくて申し訳ないが。」



そうして、私は金を出す。数年後暗黒神の神殿が出来る。

ここが私の聖域(アジール)となることは私も及びも付かない事である。




酒を酒を酒を


仕事中に呑むなとは無情な事だ

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