六大建国公と宰相閣下
あらすじ 六大建国公の紹介、変人ばかりだこの国は大丈夫なのか?
六大建国公達が我が庇護下に居る姉弟のことを気に入ってくれたらしい。
この人たちも癖が強いから、気に入ってもらえるまでは大変なのだが腐っても建国公、建国以来の名門中の名門!建国記なる御伽噺に由来する生きた伝説の末裔だから弱き者、抗う者達に慈悲をたれてくれるだろう。
でも農園公、貴様の言動は奥方とご子息に報告させていただく!泣き言は家族会議でこぼすがよい!!
と思っていたら、同僚達が早速書類にしたためてる! こんなときだけ仕事が速いぞ!
「農園公の奥方から公の身辺で目に余ることがあったら報告して欲しいと依頼されているので・・・・・・・」
そっか、貴殿の実家は公からの援助で独立した家系であったな。公自体が流れを汲むといえ傍流で本流のところに婿入りしたから・・・・・・・・・・・・・
公、心中お察しします・・・・・・・・・・・
「あまり農園公を追い詰めぬようにな・・・・・・・・・・・」
騎馬公・・・・・・・・貴方にも心当たりが・・・・・・・・・
「いや、うちの女性陣は騎馬戦士でな、男衆よりも強いんだ・・・・・・・・ 戦いは男の仕事と押し付けるくせに負けると男の癖にと折檻するんだよ・・・・・・・・・・・・」
背中がすすけてる・・・・・・・・
「まだいいさ、わしなんか財布の紐を握られているんだから・・・・・・・・・・・・・」
商会公・・・・・・・・・・貴方まで・・・・・・・・・・
この国の貴族には女性を御せる者がいないのか?
「我はいけるぞ!!」
開放公!! でも、娘さん御せてないですよねぇ・・・・・・
侍従長が心労のあまり倒れてましたよ・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・子育てに間違えたかな?」
否定はしませんが、あれはどう考えても忌々しき異世界人が持ち込んだ同人誌が原因だし・・・・・・・・・・・・あれ、国外や城外に持ち出していないですよねぇ・・・・・・・?
「一応国防の長と諜報の長が心血注いでますよ、あんなろくでもないものを世界に流出でもしたら、魔王と勇者の戦い以上の損害が出る!!」
宰相閣下!!
どうしたんです?
「ワシの畳いわしを持ち去った法務官に仕事を持ってきただけじゃよ。あと、うちの法務官を引き抜くのはやめてくれ!私が引退できなくなる!!」
あくまで自分本位なんですね閣下・・・・・・・・・・・
そんな馬鹿な話している間に
「法務官! 姉弟どんぶりしたって本当?」
王兄王妹兄妹が現れた!
逃げろ孤児姉弟!! こいつらが諸悪の根源だ!!
缶ビールだと筆が乗らないね