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孤児院と後宮探訪

あらすじ 作者は王妃様ネタをして粛清されました。よって話が続きません・・・・・・・


折角、仕事を終わらせて自由の身となったのに哀れな作者、彼の魂に幸いアレ。




おお、さくしゃよおまえはまだしぬべきではない・・・・・・・・・(by冥界神)



って、いうのは置いといて近衛は大混乱だった。

どこもかしこも子供達の教育上宜しくないなぁ・・・・・

一応断りを入れにいくか・・・・・・・・


ぞろぞろぞろ・・・・・・


王室執務室及び私室・・・・・・・・執務室は宰相府の近くなのだが私室は別の離宮が宛がわれている。

奥にあるから奥宮だの後宮だの言われているが、別に今の国王は側室だの愛人だの持っていないから部屋が余っているんだよなぁ・・・・・

大半は王族がらみの客を泊める部屋だったりする。適当にうろついていたら何やらおぞましい本が山積みになっていた部屋とか過去の王族の美容器具が所狭しと置かれていたりする部屋とか・・・・・・・・・・先王陛下の知行録がほこり被っていたのを見たときには涙が出てきた。勿論埃でという意味ではなく、貴重な資料が朽ちるままにされていることに・・・・・・・


先王陛下、貴方の子供達は無駄に元気です。但し、王族としてよりも人として問題が多いのですが・・・・・・・・陛下はどのような教育を行ったのか詳しく聞きたいです。勿論反面教師として。だから、王都郊外の隠遁所から出てきて子供達(王族)の教育をやり直してください・・・・・・・


無論、断る(by先王陛下)



後宮でも行って見るかね。子供達は王妃あたりに連行されて着せ替え人形にされている場所である。

「御主人様、後宮というと女性同士のどろどろとしたものを連想しますけど。」

「でも陛下は王妃様しか娶っていないからその心配もない。昔はあったらしいけど、王妃以外の女性を欲したら性愛神殿に通うことの方が多いらしいぞ。」

「今の陛下も?」

「それは答えないのが花だね。ご成婚前は多少通ったことはあるとだけ答えよう。」

「ふーん、男って好きだ好きだ言いながら、下半身は他に向かうんだね。」

「君だけよといいながら・・・・・・・次の日にはごにょごにょごにょ・・・・・・しているし。」


思い当たる節があるのか胸を押さえる四席に近衛の団長と王都西部地域軍団長・・・・・・・・

ところでどうして軍部の重鎮のお二方がいるんで?

ついでに公爵令嬢、貴女も付いてくるんじゃない。


「アラ、いいじゃない王室顧問。孤児弟達といるのも久しぶりだし。」

「自分の執務が終わったから暇つぶしだ。」「面白そうだしな。」

「ついで言えば事務官の補充を願おうかと思ってな。王室顧問の所の子供達が最適なのだが・・・・・・・」

「団長さん、うちの弟妹分商会公様と農園公様が粗方攫っていっているよ・・・・・・・・・・」

「なんだと!」「少しくらい融通してくれんかな?」


そんな、野菜や麺麭じゃあるまいし融通できるものではないだろう。

それ以前に王妃年齢保護呪法で被害にあっている近衛だが放置してよいのか?

医師が潰れているぞ・・・・・・・


「ところで王室顧問、例の護符融通してくれぬか?」「ワシのほうも頼む。」

「ダメですよ、これを持っているのをばれたら私の首も危ない。」

「うーむ、ダメか・・・・・・・」「神殿に問い合わせるか・・・・・」

「だんな、それ以前にその呪文をどうにかしてもらった方が良いんじゃないの?」

「黒髪の少年、それは難しいのだ。単純に王妃様の放出魔力が感情に連動しているから、王妃様自体を封印できるならば兎も角、それが出来ない現状では禁句として自重するくらいしか対策がないのだよ。まぁ、年寄りが若さに嫉妬するのは・・・・・・・・・・・ぐはっ!」


「奇才魔術師さーん!」


無茶しやがって・・・・・・いくら、自分が王妃より若いからってそれを自慢するような事を言うと・・・・・・・・

しかし、最近威力が増えているなぁ・・・・前は面前で年齢に触れたとき悪寒がする程度だったのに?


「王室顧問様、神秘緋金属張扇(オリハリセン)の効果と魔術師団は推測しております。かの神具は演芸神の加護を受けやすく、突っ込みの為には色々物理法則とか無視した事が出来ますから。距離を無視してのツッコミをかましているということが考えられます。最近の記録では麦秋伯領近くで王妃の年齢ネタで盛り上がっていた地方貴族達が集団で・・・・・・・・・・・卒倒する事例がありまして・・・・・・」


あいつら、無茶しやがって・・・・・・・・・・

いくら事務官長の絡みがあったからといっても・・・・・・

って、いうか一種の思想統制だろう。どこまで無駄に問題起こすのだ。

王妃の前に子供達を連れて行けないな。無邪気な質問に反応して、血の雨が降った日には目を当てられん。


「ところでだんな、王妃様って本当に人間なの?」

「「「「・・・・・・・・・・・・・っ!」」」」


孤児弟、今更そんな質問を蒸し返すな!私のみならず軍団長達や魔術師達も怯えを見せているじゃないか!

「黒髪孤児男爵、まだ若い身空を無駄に散らすような真似はよくないぞ。」

「そんなに自殺したいんだったら剣を貸してやるから・・・・・・」

「・・・・・・・・・・なんて恐ろしい事を・・・・・・・・・」

「ちょ、皆さんなんでおいらの事を哀れな犠牲者を見る目で・・・・・・・・・」

「孤児弟、短い付き合いだったな。」

「だんなまで!」


「魔力量は通常の人間種族の数十倍から数百倍あるといわれているけど王妃様の種族は・・・・・・・・・・誰も知らないんだよ。」

「別に我が国では王族の元に嫁ぐのに種族とかその他関係ないんだけどね。子を成せるかと国に損害を与えないかどうかだけだから・・・・・・・・・」

魔術師達の説明は冷静だが答えは出していない。


「ちょっとまってよ!おいらなんか悪い事したの?」

「いや、お前は悪くない・・・・・・・・・・・・ただ、質問と場所が悪かったのだ。」

「だんなぁぁぁぁぁ!!」


其処に近づく黒い影。王妃とお付達である。

「人聞きの悪い事を言わないで下さる。私の種族なんて大っぴらにして欲しくないだけで隠すほどのものではないでしょう。」

「王妃様その割には公爵様達もだんなもそこの将軍達も答えてくれないで犠牲者を見る目で・・・・・・・・・・・」

「酷いですわね。高々長命系の流れを汲んでいるだけなのに、そこまで秘密主義を徹底することはないでしょう。」

「ああ、だから・・・・・・・・・・ひぃぃ!!」



自力で答えにたどり着いた孤児弟に王妃の眼力が飛ぶ。怯える孤児弟。

世の中には知らなくてもよいことが沢山あるのだ。

大人達と孤児弟のやり取りを呆れた顔で見る娘達。


「王妃様は何時までも若々しいんだからいいじゃない。」「綺麗だし。」

「年齢ネタに走りすぎな賢者様たちが馬鹿なだけでしょ。」

孤児娘達どっちの味方だ?


「御主人様、流石に不敬とか以前に嗜みにかけるかと・・・・・・・・」

孤児姉まで・・・・・・・・


冷や汗を流す、男達一同。確かにふざけすぎの部分は多いけど被害も大きいぞ。

前には人死にが・・・・・・・・

年齢詮索妨害呪法(ばばあというな)を何とかしてください。




いやぁ、時空を超えたツッコミって浪漫じゃない!(by演芸神)


おまえかぁぁぁぁ!!


ばちこーん☆


元凶かどうかは判らないけど演芸神を神秘緋金属張扇(オリハリセン)で叩きのめすと少し気が晴れた。



どたばたどたばた!

「演芸神様の神託が!」「また神をぶちのめす馬鹿が!」

「王妃様か?」「いや、王室顧問様だ!」

青褪めた顔をした神職達が私に詰め寄る。


「毎度毎度、神をぶちのめすのは勘弁して下さい!」「枕元で泣き付かれて鬱陶しいんです!」

「非常識ですよ!」「神々に対する敬意がないんですか!」

「ないっ!」

口々に苦情を言ってくる神職達。そういえばどうしてここに?


「あら、ちょっと私とO☆HA☆NA☆SI☆していただけですわよね。」

「はい、王妃様。」「我々は招待されて・・・・・・・」


感づいた男達

「なぁ、あれって・・・・・・・・・・」「知らない振りをしろ。」

「神職達も哀れな・・・・・・・・・」「先の事を根に持っているんだな。」


「王室顧問もか弱い女性の年齢をネタに笑い話をするとかしないですわよね。」

「勿論ですとも王妃様。ただ王妃様ってか弱い女性だったんですか?」

 


ぷちっ!

「王室顧問!潰す!」

王妃は神秘緋金属張扇(オリハリセン)を振りかぶると私に叩きつける。

反応する間もなく私は壁のシミとなる。



「アレはだんなが悪いな。」「ほんとほんと。」「か弱くないでしょうが年齢ネタにされて不快にならない女性はいないわ。」「しかし、神秘緋金属張扇(オリハリセン)一度研究してみたいものだ。」

「王室顧問のも王妃様の物も演芸神の加護付ですから解析が難しそうですよ。」


軽口を叩き合う子供達と魔術師達。


ぺりっ!


打撃から復活した私は

「どこがか弱いんですか!どこが!」

「どこから見てもか弱いじゃないですか!」

「侍女殿、王妃様ってか弱い?」

「王室顧問様、職を失いたくないので質問に答えられません。」


じろっ!

侍女は後ずさる。悪い事したなぁ・・・・流石に侍従官とか女官に聞くのも・・・・・・・・・

「「あたりまえです!」」


・・・・・・・・・


とりあえず、定番のネタは置いといて。

「定番のネタ扱いですか!!」

「だからそれはおいといて、陛下は何処に?」

「じっくりと聞きたいことがありますけど、陛下でしたら執務室じゃないですか。侍従官情報ある?」

「はい、王妃様。陛下でしたら今の時間執務の予定となっております。執務室か宰相室に居られるものと推測されます。」

「ありがとう御座います。では、そちらに向かいましょう。」


ぞろぞろぞろぞろ・・・・・・・・・

どうして神職達や王妃まで付いてくるのかね?

「いやぁ、一度陛下の下に王室顧問様や王妃様の乱行を報告しませんと。」

「子供達関連でしょ。私の所にも気働きの出来る子が欲しいわ。」


ぞろぞろぞろぞろ・・・・・・・・・・・・


しかしこの集団、暇人しかいないのだろうか?


あれ?なんか王妃との絡みだけで終わってしまった。

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