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孤児院と宰相府探訪

あらすじ 官僚達は教育上悪い存在だった。


そもそもこの作者の世界が子供にとって良い世界かと言われたら疑問が残る。



どこぞの貴族子弟の悲鳴が建物の中に響き渡っている。

別に問題ない。



宰相府に向かう。官僚部屋の隣なのだが・・・・・・・・・・・

そこは官僚部屋と違って落ち着いている。官僚という緩衝材があるからだろうか?

とは言え、まだ幼い孤児達を使って自らが楽しようとする根性は見苦しく、可愛い子供達を預けるに値しない。


「王室顧問来るなり酷評とはいただけないな。」

「宰相閣下、路傍で朽ち逝く子供を国政の道具としてみる根性が気に食わないだけですよ。気にする必要はないですよ。」

「王室顧問、そんな事言わずに・・・・・・・・・・・・道具ということは否定しないが、それでも助かるものいるならば助けたい。」

「御高説立派ですが敢えて道具であろうとするものならば敬意と共に助力しようが、道具としようとするものがいるならばそれは全力で潰す!その対象が我が丹精の傑作である孤児達であるならば国ごと潰すよ。」

「王室顧問、宰相府で反逆宣言は止めろ!」


かりかりと筆を滑らせる音がする中で私達の声が響く・・・・・・・・・


「身捨つるほどの国は在るか?見捨てるほどの国なら在るが・・・・・・・・・我一度の問いかけをする。路傍の子供にそれを強いるか?朽ちたる誰かにそれを強いるか?満ちたる君がそれを強いるか?満たせぬ誰かにその道強いるか?我一度の問いかけをする。身捨てるほどの国であるのか?見捨てるほどの国であるのか?」


「どうしても自重しないのですね王室顧問。」

「勿論、我が一族は叫びに応じて王位を譲ったのだ。幸いの道を作れない国ならば本気で見捨てるよ。」


「ご主人様は誰か一人でもそのために尽力しているのならば、見捨てはしないでしょうけど・・・・・・・・・・」

「今現在だと補佐見習?」「あの子は傷跡娘と母親のためだけに立ち上がっているんだけどね。」

「それでも世界に自分だけでも聖域であろうと踏ん張っている馬鹿を見捨てるほど薄情じゃないしね。」


ふんっ!馬鹿弟子の手前、意地を張らないで如何する。

あの愛すべき馬鹿が身捨つる覚悟で道を切り開いているんだ。それを見捨てるならば相応の報復をするだけだ。


「王国の禄を食んでいるならば国に忠誠を誓え。」

「だから禄は要らないと常日頃から言っているじゃないですか。忠誠誓うに値しないと言っているのに・・・・・・」

「どこが気に食わないんだ。」

「まずは私に仕事だの厄介事を押し付けること。周りの貴族共が私程度の処理能力を持たないくせに権利ばかり主張する事。王族の変態さ。陛下の服のセンス。王弟の髪の毛。王妃の若作りが他者に対して自身が常に若いといい続けている事。他にもあるけど続けます?」

「・・・・・・・・・・・・・・って、いうか王族に対して恨みが在るのか?」

「仕事しないくせに私に仕事をさせる時点で恨みを持ってますよ。」

「ああ、それは判る。特に変態兄妹!やつらは良識の敵だ。」

「判るか宰相府事務官。後王妃も年齢ネタで官僚候補をどれだけ潰されたか・・・・・・・・・年齢くらいで再起不能に陥らせるなんて・・・・・・・・・非人道的だ。それ以前に片っ端から新入りを潰すな。私の分だけでも10人は潰れたぞ・・・・・・・・そのせいで引退できないじゃないか!」

「引退云々は兎も角、潰すなとはそれとなく言っておこう・・・・・・・・」


それは無駄だと理解しつつ、次の場所に行く。

宰相府も教育上悪いな




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