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暗黒神と王妃様

「陛下、王室顧問がまたやらかしました。」

「・・・・・・・・・・・今度は何だ?」

「しんでんがうりだした【王室顧問避け護符】の件でぶちきれた王室顧問に神殿側が破門勧告したそうで・・・・・・・・・・」

「陛下・・・・・・・・・・・各国の神殿から王室顧問の破門に関して質問状が・・・・・・・・神々が怯えているそうで・・・・・・・・・」


「そりゃ、そうだろう・・・・・・・・・・・神学というか神殿法を利用して神々に質問状を送るとか神官連中を脅しつければなぁ・・・・・・」



「陛下、仲裁したほうが・・・・・・・・・・・・このままごたごたしていると王室顧問と孤児娘達を使えないので政府業務に支障が・・・・・・・・」

「宰相よ、宗教勢力と争うのを避けたいとかないのか?」

「避けられるのならば避けたいですが、神々が自ら誅するわけではないので問題ないかと・・・・・・・」



「陛下!妃殿下が年齢ネタを繰り返す王室顧問と神殿にぶちきれて近衛の一隊を率いて向かってますが・・・・・・・・・・」


「それは自業自得。」

「では、其処に転がっている作者を如何しましょう?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「厳重に封印しておきなさい。」

「はっ!」




作者は封印されて話が止まるのである。

作者が封印されて話が止まったなんて嘘だ!

せいぜい酔っ払って眠りこけていたのが関の山だろう。


そんなことはさて置き、王都神殿にて神殿長がうなだれてすがり付いてくる・・・・・・・・・

「王室顧問、本当に破門にしてしまうぞ。」

「だから構わないと言っているじゃないですか。人を勝手に商売にして逆切れする馬鹿と関わりたくないし。」

「わし等にも不備な点があったのは認めるから・・・・・・・・・・・」

「だったら、普通に謝罪しておけばよいでしょう。」

「って、言うか。神職達を精神崩壊に追い込んで言う科白か?」

「説明を求めただけですが・・・・・・・・・・・・」

「どこが!王妃様の年齢ネタなんて精神的虐待も良いところだろう!」

「別に不敬罪で鞭打ちにされるだけでしょう。そのくらいならば・・・・・・・不敬罪というならば、王弟殿下の頭頂部(はげ)とか陛下の下着のセンスとか・・・・・・・・・・・・・」

「うわぁうわぁわうぁわうあぁぁぁぁぁ!!!」


行き成り喚く神職共!ギャーギャー五月蝿いなぁ・・・・

「王室顧問!流石に洒落にならないですから!私達まで不敬罪に巻き込むつもりですか?」

「まさか、この程度ならば官僚達が日常的に・・・・・・・・・・・・もっとやばい話だと・・・・・・某侯爵家の前当主殿が不能で奥方が色々と交わって・・・・・・・・・・現当主はどこの馬の骨とも知れない・・・・・・・・・・・・」

「待て待て待て待て・・・・・・・・・・その情報は拙すぎるだろう!」

「神に仕える皆様でしたら私のもつ秘密の重みをわかって背負ってくださいますよね・・・・・・・・・・」

「って、破門される腹いせに機密を知らせるな!こっちの身まで持たないだろう!」

「腹いせだったら、この神殿が借りた金の借用書を・・・・・・・・・・・・」

「ちょ、何をしているんだ!」

「いやぁ、行き成り私を破門しておけば無条件に謝ると思っているでしょうし、謝ったら多分これも反故にされるでしょう。それならば買ってくれる所に安くても売っておいて身動き取れるように・・・・・・・・・金貨300枚程度だし利子がついても500枚位か・・・・・・・・・・・聖徒王国あたりに売ったら楽しいだろうね。」

「まて、それを盾に無体されてしまうじゃないか。」

「私は破門された身でありますし従う言われもないですからねぇ・・・・・・そもそも我が国は信教の自由は認められていますからねぇ・・・・・・そして、私は性愛神殿の忠実なる僕(常連客)、王都神殿に所属しているわけでもないからあまり意味がないんですよねぇ・・・・・」


「回状というものもあるが・・・・・・・・・・・」

「各神殿は基本独立した存在だし突っぱねる事もあるだろ。まぁ、神殿の敵となったからには敵らしく酷い事でもしようかな・・・・・・・・・・・・」


ひげもじゃの神殿長がひげを膨らませながら

「この人でなしが!」

「ちょっと待ってください神殿長!人でなしという表現を使うと我等が王室顧問と同類みたいじゃないですか!」

「種族差別表現だ!」「訂正を!」

「我が種族の名誉に賭けて・・・・・・・・・・同類扱いは断固抗議する!」

雑多な種族の者達が神殿長に詰め寄る!


「す、済まぬ・・・・・・・・・」

「この場合悪魔とか!」「魔神族(デーモン)である吾が講義する!」

「鬼は?」「我が種族は其処までひどくない!」「確かに」

「けだもの・・・・・・・・・・・・というのは獣人族系が怒るよなぁ・・・・・・・・・・・」

「夜はけだものだという話を聞いた事あるが・・・・・・・・椎の実の分際で。」

「果たして王室顧問を詰るにはどのような表現が・・・・・・・・よいのだろう?」

「「「うーむ。」」」


おい!お前等・・・・・・・・・・・

「人として間違っているとかは?」「それだ!」

「あとは、酔っ払いとか」「悪徳法曹家」「王国の取り扱い注意の危険物」

「椎の実」「露出卿」「少女の敵とか・・・・・・・・」「でも、孤児娘達に手を出していないみたいだぞ。」「不能?」

「それはないだろう、先週性愛神殿の女神官から聞いた話だと・・・・・・・・・・」

「そ、そんなことまで・・・・・・・絶倫だったんか!」「そのせいで帰りがけ腰が引けていたそうだが・・・・・・」


性愛神殿の信徒辞めようかな・・・・・・・・・・・


それはやめてー お布施が減る(by性愛神)


って、言うかお前等好き勝手言っているじゃないか!私のことをそう思っていたんだ。

ふむふむ・・・・・・・・・


あーでもないこーでもない。


私は神秘緋金属張扇(オリハリセン)を振りかぶると

「おまえら好き勝手いっているんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


ばちこーん☆


私が振りぬいた張扇は赤銀の残像を持って神職共にぶちかまし空高く飛ばしていく。




きらっ☆


ただいまの突っ込み、神職5名異世界まで飛びました。(by演芸神)

世界の境目の修復が間に合わないから勘弁してほしいものだが(by境界神)


神の威を借る神職共を成敗した。

後は神殿長か・・・・・・・・・・・・

銀扇を担いで近づく私に怯える神殿長。ひげが縮こまっている。


ふっふっふっ・・・・・・覚悟するが良い。

手段を選ばない私に怯えの色を隠せない神殿長。



神殿長は飛ばしたら拙いから、振り下ろしでぶちのめすか。


私が銀扇を振りかぶった瞬間、私に襲い掛かる衝撃がある。

吹き飛ばされる私、神殿の壁にぶち当たって息が強制的に吐き出される。


げふっ!


衝撃の元を見ると地面にうずくまっている神殿長と神秘緋金属張扇(オリハリセン)を手に神殿長をしばき倒している王妃の姿があった。


「ああっ!黙っていれば人の年齢をネタに拷問だとか何様のつもり?」

「ひぃー!イタイイタイ!お許しくださいませ妃殿下!」

げしげし!どかどか!


いつの間にか護衛官と近衛の一隊が周囲を囲んでいる。


えっと、護衛官。何故王妃が?

「そりゃ、王室顧問。貴殿が王妃の年齢ネタで拷問なんて行うから・・・・・・・・・・・」

「でも、王都では一般的な尋問法だが・・・・・・・・・・・・」

「そうだが、お前の場合露骨過ぎた。そして反応する神職たちも酷すぎた・・・・・・・・・・・それが王妃の怒りを買ったんだな。」

「納得。王妃の年齢の数だけの乾杯とやったお前が言うから説得力が・・・・・・・・」


のんきに会話をしている私と護衛官。ふと気がつくと銀扇を振りかぶった王妃が・・・・・・・・・・

「あんたら!妙齢の女性に対する扱いを改めなさい!!」


どかばきぼこぼこ・・・・・・・・・・・


ぼろぼろ~~


私と護衛官はぼろきれとなったのである。

ところで妙齢?


「ああっ!」

睨みを利かせる王妃に勝てず節を曲げた私を許してくれ。

「は、はい。王妃様は永遠の18歳です。」

「何時見ても若々しくお美しい。陛下が羨ましい限りで・・・・・・・・・」

護衛官、お前も大変だなぁ・・・・・・



その後正座で神殿側も私も説教を受ける羽目となったのである。

「何で某まで・・・・・・・・・・・・・・・・」

護衛官、お前も王妃に対する不敬表現が多いぞ。


「あらあら、私は怒っているわけでは御座いませんのよ。女性の年齢をネタにからかうとかじっくり女性の扱いについて教育を行いませんとね。」

「とんだとばっちりだ。」

すまん護衛官、牢から出たばっかりなのに・・・・・・・・・・


って、言うか騒動を治めるんじゃなくて己の私憤かい!


「ああっ!この腐れ椎の実の分際で年齢で女性を差別するなんてそんなことが許されるってか?」


王妃様、柄が悪いです。



神職達は飛ばされたい世界で王室顧問のことを悪魔だと異世界の住民達に言いまくっているのが目に浮かぶ。

その異世界では王室顧問が子供を脅す怖い化け物となっているそうな。


これは本筋とは関係のない話。


では、今宵は酒が切れたのでこれまで。

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