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暗黒神と神職達

あらすじ 世界は光を失った。

なぜか私は神職達から苦情を受けている・・・・・・・・・・・


「王室顧問様分かっているのですか?光明神様に何かあったら世界は終わりなんですよ!」

「世界を滅ぼすつもりですか!」「そもそも神々に対する敬意が足りない。」「貴族たちに対する優しさも・・・・・・・・」「孤児娘達をください。」「俺は黒髪孤児でも可。」「お前そんな趣味だったんか!」

「脱線しない!いくら会計担当が不足して泣きを見ているからって、自分の好みで入れようとしない!」「・・・・・・・・・・・・・・・査察でいじめるなんて神をも恐れぬ所業だ!」

「入れるならば暗黒神様にしときなさい。」

色々問題発言が多いが、暗黒神様にしても世界の調律が狂うと思うのだが・・・・・・・・


「そんな事を言ったって、あと数十年もしたら聖女様がお隠れになるし、その時には光明神様の御許に・・・・・・・・・・・・」

「うわぁ!」「大変だ!」「世界の滅びが・・・・・・・・」


神職達右往左往・・・・・・・・・・・・・

まるで鼬を放り込まれた鳥小屋のようである。


しかし、なんだね・・・・・・・・世界滅亡の原因が忌々しき異世界人の持ち込んだ一冊の本だとは・・・・・・・・・

世の中不思議なものだね。


「王室顧問、何をのんびりしているのかね?」

「貴様だって滅びるんだぞ!」「孤児娘達を囲いやがってもげろ!むしろおれがもぐ!」

「神に対する敬意が足りないぞ!」「文芸神が異界めぐりに目覚めてしまったじゃないか!」

「お土産の菓子とか食べ物はうれしいけど・・・・・・・・・・あれを再現するのに睡眠を忘れてしまったじゃないか!」

「何か滅びを回避する手段は・・・・・・・・・・・・」

「とりあえず、忌々しき異世界人には暗殺者を差し向けろ!」「暗殺者が精神崩壊していたじゃないか!」「勇者を召還したら?」「馬鹿野郎!腐属性の者が召還されたら目も当てられないぞ!」

「それ以前に世界中に腐属性が蔓延した今となっては遅すぎるだろう!」

「神よ、我らを見捨て給うか・・・・・・・・・」


賑やかな事で・・・・・・・・・・関係ない事をまぎれて言っているのもいるし、ドサクサに紛れて私の物がもげろとか・・・・・・・・・・・酷い事を言うな。

前には私避けの護符?とか売り込んでくれたそうじゃないか・・・・・・・・・・・

じっくりと話しないと駄目かな?


「腐女狩りをしよう!」「そうだそうだ!腐った女は神が嫌っているのだから!」

「片っ端から冥界の裁きにかけてしまうんだ!」

「血を血を血を・・・・・・・・・・・・・・」

「手始めに王室顧問からだ!」


「さぁ、神聖なる裁きの御手にゆだねるのです王室顧問!」

「大丈夫、孤児娘たちは私たちがおいしく・・・・・・・・・・」



私を狙うだの孤児娘達を美味しくいただくとか・・・・・・・・・・・・・・・・

言いたい放題言ってくれるじゃないか!この駄目神職共が・・・・・・・・・・・・


ぷちっ!


にじり寄ってくる神職共を思わず神秘緋金属張扇(オリハリセン)でとつきまわしたとしても許されるよな。


「この、馬鹿共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


飛び散る神職共!


どげしっ! べちゃ! ごきゅ! ぐしゃ! どすっ! めきょ!


はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・・・・・・


いらん体力を使ってしまった。



いつもながら見事な突っ込みだねぇ・・・・・我が加護を与えた価値はあるよ。(by演芸神)

神職共の自業自得だ。これだけですんで幸いと思うが良い。(by風の神)

王室顧問のした事は惨たらしい事だがそれで世界崩壊の芽に気がついたんだ、対策も立てられず八つ当たりをするとは美しくない。(by岩石神)

そもそも、冥界に送られても困るのだが・・・・・・・・・(by冥界神)


なぜ、傍観者として神々がいるのだろう?


暇だから(by水神)

この世界が滅亡してもほかの世界に移るだけだしね。(by漁労神)

掛け持ちだし、ひとつくらいなくてもねぇ・・・・・・・・(by森林神)



「やはり神は世界を見捨てるのか・・・・・・・・・・・・・・」「くそっ!」

「くたばれ耳っこラバーが・・・・・・・・・ぐはっ!」


なんか、神々の性癖を暴露して天罰当てられた神職がいたが気にすることではないな。



異世界同人作家とか王妹は我が加護の元にいるのですから故なく損なうのは許しませんわよ。(by文芸神)

彼女達の文学は我が琴線に触れる。(by芸術神)


そういえば、忌々しき異世界陣連れ込んだのは文芸神だったなぁ・・・・・・

いらんことしやがって。


「王室顧問、神に対する敬意が・・・・・・・・・・・」

「黙れ!世界滅亡の原因がこの腐れ女神だろうが!」



腐れって酷いですわね・・・・・・・・・・・ただ、男同士の純愛を見たいだけじゃない。(by恋愛神)




純愛って・・・・・・・・・・どう見ても爛れた肉欲の宴・・・・・・・・・・・・・


王室顧問、我の苦痛がわかるか・・・・・・・・(by光明神)

そう言えば、闇の一族の中にも腐属性の者が・・・・・・・・・我も泣きたい。(by暗黒神)


神々よ、心中お察しします。

私も題材(ネタ)にされて孤児弟に襲われるなんて・・・・・・・・・・・・さらには宰相とか陛下とか・・・・・・・・・

異性愛者なのに・・・・・・・・・・


互いに苦労するなぁ・・・・・・(by暗黒神)



暗黒神様・・・・・・・・・・・



「おおっ!暗黒神×王室顧問フラグキター!!」


黙れ! どげっ!


なんか不快な発言が聞こえたので思わず、神秘緋金属張扇(オリハリセン)で女性神職をどついてしまったけど気にすることはないね。


うむ、以前に風の神と荒野神の絡みを書いた不信心者だから問題ない。(by暗黒神)



「ううっ!女性に手を上げるなんて酷い・・・・・・・・・・・」

「人を題材にえげつない事をする輩に手加減は不要。そもそも私は男女平等を是としているのだ。」

「王室顧問よくやった!」「我々でもやれないことを平然と行うとは・・・・・・・・・」

「あれでも文学神の加護持ちだったからなぁ・・・・・」


文句を言ってくる女性神職、口々に私を褒め称える神職達。

そもそもお前ら私を害そうとしていただろう!後でじっくり落とし前をつけてもらうぞ!


「「「「「「うっ!」」」」」



黙る、神職達を一瞥して・・・・・・・・・・・

どうしたものかねぇ・・・・・



その日は遅くなったので神職達は解散する。

数十年後に光明神が精神衛生上悪い存在を取り込むだけだろうに・・・・・・・・・・・


本気で嫌なんだが・・・・・・・・・・(by光明神)






ちなみに解決法は簡単だった。

暗黒神様の愚痴を聞いていた孤児のチビが

「ぴかぴかの神様が嫌ならば、ほしがる神様にあげればいいじゃん。」


ああ、なるほど 文芸神に押し付ければ・・・・・・・・(by暗黒神)

子供よ、助かった! 我が元に来ないか?(by光明神)

おい!我が眷属を取るな!(by暗黒神)




「ぼく、黒い神様がいい。」

まぁ、良い。我が加護を与えよう。本当に我が元じゃなくて良いのか?(by光明神)

だから取るな!主のところには沢山眷属がいるだろうに!(by暗黒神)

とある神殿の説法風景


「貴方達は気をつけなければなりません。腐属性の本を読むと光にも闇にも受け入れられなくなるのです。そうしたら、安らかな眠りが訪れず、延々と物書きをする世界に落とされるのです。そこでは些細なことで言い争い、精神衛生上悪くなる本を延々と読み綴らされ、無意味な論争が続くのです・・・・・・・・・」


ごくっ!


「その場所は心まで腐りきった女ばかりで、男は誰も居らず。女性の喜びとは無縁の世界・・・・・・・・・・・恋愛も子供も得られず、腐臭漂う世界の中で常に紙と絵筆に向き合う生活を送るのです。これは裁きの煉獄ではありません。ただ、永遠の労役を繰り返す場所なのです。そこにはあらゆる世界から腐った魂のものが集うでしょう。友情はなく、愛情もなく、あるのは劣情だけ。それを満たされることがなく、延々と創作と論評と議論の日々が続くのです。しかもそれがとても無意味なことなのです。さぁ、気をつけなさい。誘いの手は甘美でありますけど、その先にあるのは茨の道を裸足で歩き、夜毎に芥子を塗るよりも辛い道なのです。」



何で異世界男色文学禁止の説法なんべ?

聴衆の半分が男なのに・・・・・・・・・・・・・

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