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王都各所と聖騎士

あらすじ 雷竜公は宝物庫(さかぐら)を荒らされた。大使達の金貨20枚はぼりすぎだと思う。(一般家庭の数年分くらいの収入)どれだけ高い酒を飲んでいたのだろうか?


因みに酒精神殿からの請求は世界各地で同時多発宴会が繰り広げられたからである。それにより雷竜公の名は広まったのだが本人は知らない。

「そういえば賢者様、雷竜のおじ様の差し押さえ計算したんですけど・・・・・・・・・」

「如何した孤児娘?」

「市場のは休業した衛士や近衛の皆さんの休業補償やダメにされた露店の補填部分でやや多いかな程度なんですけど・・・・・・・・・大使達の請求が・・・・・・・・・・・・明らかに・・・・・・・・・・・」

「それは見なかったことにしなさい。多分懲罰的請求も入っているだろうから。」

「はぁい!」





あの後雷竜公のところに各国の大使達が外交と称して訪れているのだが、どう見ても酒をたかっているとしか思えない。

其々の本国に問い合わせてみるか・・・・・・・・・・



魔王国との交渉で我が国への鉱石類の割り当てとか香料の輸入量が順調なので特に問題視しません。(西岸騎士団領 渉外担当)

土産代わりに我が国の果実酒を送ります。(東南交易都市国 交易担当)

えっと、うちの大使は禁酒令出ているはずなんだが・・・・・・・・・・・(霜降国 外務卿)

あの野郎・・・・・・・・・・なんて羨ましい・・・・・もとい、けしからん事をしているんだ!大使を私と交代するので宜しく。(西部平原国 主席外交官)

後で余が接収するので飲みつくさないように釘を指してもらえると助かる。(魔王異族連合 魔王)

十分に酒手を用意したはずなんですが・・・・・・・・・(極北連合 族長議会議長)


各国色々な反応で・・・・・・・・・・・って、霜降国の大使!命削ってまで何呑んでいるんですか!

「ふっ!王室顧問、男には命を削ったとしてもあえて殉じる生き様と守らねばならない評判があるのさ。」

「はいはい、大使。戻って仕事しますよ・・・・・・・・・・」

「わしは引退して酒びたりの生活を送りたいんだぁぁぁぁぁ!」

「はいはい、寝言は置いといてこれから酒国大使と茶会がありますから行きますよ!」

「くそぉ!何で酒国なのに酒盛じゃないんだ!」


それは激しく同意。

「御主人様、いくら酒国の方々とは言え交渉事で酔いつぶれるのは拙いでしょう。」

「それに姫大使は脱ぎ癖があるからなぁ・・・・・・眼福だが。」

「・・・・・・・・・・・・・・御主人様・・・・・・・・・・」

孤児姉に冷たい目で見られてしまった。まぁ、姫大使の素肌を見ることはまずないのだけどね。





さて、聖徒王国からは・・・・・・・

竜の秘宝を本国に送らないとはけしからん!(聖徒王国 宰相)


えっと、酒だよ。言っとくけど酒だよ!

竜の秘宝といったとしても少々高級で貴重なだけの酒だよ!

特殊効果とかついてないよ・・・・・・・・・・


「王室顧問、頼みがある。」

「如何した聖騎士殿?」

「うちの宰相補佐を知っているか?第三公爵家の党首の弟に当たる人物なのだが・・・・・・・・・・・」

「ああ、吸血鬼みたいな青白い痩せ男だろ。」

「人の生き血を啜っていそうなのは否定しないが人の国の官吏を其処までこき下ろすな!」

「それがどうした?」

「それがな、竜の秘宝が酒な訳がないと我を嘘つき呼ばわりしているのだ!」

「事実なのに・・・・・・・・・・」

「如何したものかと悩んでいるんで相談に来たのだが・・・・・・・・・・・」

「今更魔王勇者戦役を繰り返すつもりなのだろうか?」


はて、困ったものだ。

竜族の収集物なんて個人個人の趣味の範囲だからなぁ・・・・・・・・・・

人外公の所に所属している竜族なんて女性の髪の毛を集めていたしなぁ・・・・・

そんなに竜の秘宝がほしいなら自身で取りにいってもらうか・・・・・・・・・


「聖騎士殿こういうのは如何だろうか?」

「ふむふむ・・・・・・・・・・・・・・自身の目で確かめてもらうわけですな・・・・・・・・・・でも、本国から戦力を連れて行くと言いそうですな・・・・・・」

「それはそれで・・・・・・・・・・・・・・・我が国式の決闘で対決してもらえば・・・・・・・・・・・」

「酒合戦ですな(にやり」


聖騎士殿が連絡をして半月ほど経って聖徒王国の宰相殿補佐は王都に到着したのだった。

馬車から降りるなり

「何だこの雑多な場所は、獣が街を歩いて居るぞ!これでは蛮族の地ではないか!」


ほうほう、来るなり人種差別発言ですか・・・・・・・・・・・・・

聞くものが聞いたら外交問題だよ。

「王室顧問押さえて抑えて・・・・・・・・・・・・・・」

「そのほうが悪名高い王室顧問か?」

「どの悪名かは聞きませんが王室顧問は私です。本日は遠方から御出で戴き歓迎いたします。」

「うむ、早速だが竜の秘宝とやらを見に行きたいのだが。」

「丁度其処に魔王国の雷竜公がいますので打ち倒して手に入れてみたら宜しいでしょう。」


「やいやい、其処の薄汚い竜族め!人族にこの人ありといわれた聖徒王国の宰相補佐だ。大人しく秘宝を渡しやがれ!」

「小童が。舐めた口を我に勝てるならばくれてやろう。ただし、この国の流儀でな・・・・・・・・・・・・」

「ふむ、ここで殺し合いは宜しくないらしいからな。で、何をする?」

「これだ!」


雷竜公は酒樽を二つ用意すると宰相補佐と飲み比べをする。

ぐびぐびぐび・・・・・・・・・・・どくどくどく・・・・・・・・・・・・


「なぁ、どっちが勝つと思う?」「雷竜公だろう!」「確かに」

「これでは賭けにならないな。」「流石に無茶だと思うが。」

ところで各国の大使たち何を?


「「「暇つぶしの見物だ」」」


うわぁ、言い切ったよ・・・・・・・・・・・・最低だこの大使達。

前もって雷竜公に話を通しておいたのだけどね・・・・・・・・・・・それが漏れたのだろう。


「如何した小童!我を倒すのではなかったのか?」

「まだまだぁ!・・・・・・・・・・(ばたん」


そうこうしているうちに雷竜公に負けた宰相補佐が戸板に乗せられてはこばれていく。

これで一件落着というべきか・・・・・・・・・・・


「本国に対する説明とか報告とかがあるのですが・・・・・・・・・・・・雷竜公、本日はどうも助かりました。」

「まぁ、聖騎士殿も大変であるな。」

「本当勘弁願いたいものであるが・・・・・・・・・・・」

「がははははっ!」


人魔共闘はこの日より始まった。如何でも良いか。

これにて一件落着。後日宰相補佐は謹慎処分を受けたそうな。

めでたしめでたし。




暫くして・・・・・・・・・・・


「王室顧問手助け願います!」

「どうした?」

「うちの聖女様(属性:聖・腐)が魔族領土にある雷竜姫(同人女)宝物(ホモ本)を奪い取って来いと・・・・・・・・・・・・命令された。」

「それは聖女様が普通に魔王領に行けばよかろう。間違ってもうちの王宮で交換会とか開くなよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



はっきり言って関わりたくないです。

何だそのろくでもない収集物は!

今日は禁酒して書いてます。眠い。

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