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酒盛市場と大商人

あらすじ 末王女と市場に行くと喰われて泣く羽目になるぞ。彼女にとってデートとは奢って貰うと同義であるから。



10000ユニーク突破。皆々様に顔射・・・・・・・・・もとい、感謝。

でも、覗いたときに9998ユニーク・・・・数分後覗いたら10002ユニーク・・・・・・・・・・切り番を見たかった。

「孤児弟よ、実際目隠し布を使用している少女とあって話を聞いてみたいのだが。」

唐突に商会公の頼みが来る。

この御仁は儲けとなれば猪突猛進であるのはいつもの事なのだが、それでもちゃんと顧客の満足を大事にしているのはらしくないと思えるのだが・・・・・・・・・・・・


「王室顧問よ、商売はお互いの信頼の上に成り立っている。見ず知らずの者が持ち込んだものを即信じて買うなんてしたくないだろう?我等全うな商人は地道に良い物を適切な価格で提供する事で信を得ているのだ。剣を突きつけてオレサマに従えと言う政のやり方の通じない世界だ。」

「おいらは良い物を安く売れば良いもんだとばかり思っていたよ。」

「孤児弟、それは間違いではないが安く売るということは自分達だけでなくてそれを作ってくれる農家の衆や職方の衆、その他諸々の関わってくれる者達の価値を低く見せる行為だ!ちゃんとした物には関わる衆の生活を成り立たせる価格を与えるのが商人としての正道だ。勿論安く売るための努力は必要だが、必要な部分を削ってまで安く売ってはいけない。関わる衆の生活を削ると同等だし、安かろう悪かろうでは客がそんなもんだと思い込んで良いものが売れなくなってしまう。」

「わかるようなわからないような・・・・・・・・・・・」

「なに、削っちゃいけないのが品質と作り手たちの生活に関わる部分。そして客を調教してこれは価値があるものだと覚えてもらう事だな。価値がわからないのにこれは高いだの言う客がいては宜しくないからな・・・・・・・・・・・」

「実際のところ、我が商会の名前で売るからにはしっかりとした物を売りたいからな。」


商会公は自慢の太鼓腹を叩いて見得を切る。


ぽん!


意外と良い音だった。

「はっはっはっ!この腹には金貨を何枚も使っているからな!」

「それって、どんだけ食べ歩いたんですか?」

「はて?王室顧問は自分が食べた麺麭の数を覚えているのかな?それが答えだ!」



なんかわけがわからないやり取りがあった気がするが、取り扱う商品が実際に使われているところを見たいというのは理解できる。灰髪少女は可愛らしいから引き抜いて看板娘に使用なんて考えていないだろうな?

「まさか、そこまではしないさ。もっと良い素材がいるわけだしな。」

「商会公、また意味深な・・・・・・・・・・」

「何処かの綺麗所でも揃えるんですかい?商会公様。」

「綺麗所か・・・・・・目の付け所は悪くないが、まだ甘いな孤児弟。」


数日後に共に行こうという話をしてその場は別れた。





数日後、我等主従と孤児弟(孤児弟は男爵位を得たので従者からはずしている。私と同輩として扱うことにしている。)孤児娘達・・・・・・・・・・・・・・そして、商会公は建国公達を引き連れて市場にいる。


「えっと、公爵様方。普通に市場に来て宜しいので?」

思わず突っ込みいれた孤児弟を誰も責める事は出来ないだろう。普通お付の者とか護衛がつくだろう?


「うむ、王都は誰でも安全にすごせるところであるのだから問題ない。」

「たまには羽を伸ばしたいものだよ。」

「そこの殿方がいれば大抵の不埒者は排除できますしね。」


よくよく考えてみれば、開放公、騎馬公、人外公の三者がいれば一個小隊位は軽く蹴散らせるけど・・・・・・・・・

「ふふふっ、ワシを忘れてもらっては困るな。」

農園公?

「ワシとて公爵位を得る前は西部地方軍に所属していたんだからな。」

「おおっ!」「知られざる過去ですね。」


「でも、兵站経理部隊で辣腕を振るっていたという話しか聞こえませんでしたが・・・・・・・・・」

「庭園公、それは黙ってほしかったが・・・・・・」


農園公が婿養子だったのは知っていたが、軍にいたとは初耳だったな。

「わしとて別に隠すつもりはないが広めるつもりはないしな・・・・・・・・・・・・・」


まぁ、市場自体は治安も良いし不埒な事をするものは出ないだろう。下心があるものは出るかもしれないが・・・・・・・・

「下心くらい対処できなくて公爵位は戴かんよ。」

ごもっとも・・・・・・・・・・・・・・




なんだかんだと市場につく

まとまって席を取り、棒手振り娘達から酒と肴を注文する。

其々が適当に好みの物を頼み、杯を片手に市場の喧騒を楽しむ。


しかし、聖騎士と竜族の長が乾杯をしていたり、人外戦士と裸鎖と騎馬戦士(モヒカン)が孤児院の子供達を放牧していたり・・・・・・・・・・・


「あいつ、仕事サボりやがって・・・・・・・・・・・」

青筋を立てていたのは騎馬公か・・・・・・・・・・・・

「我を誘わず楽しんでいるとは。・・・・・・・・・・・」

角から電気を発しているのは人外公か・・・・・・

「ここのところ姿を見せていないと思ったらそこで何をしているのやら・・・・・・・・・」

冷静に査察帳簿を取り出しているのは開放公。


そういえば彼らは公爵領でも高級士官に分類される者たちであったな・・・・・・・・・・・・

後で白い海を存分で泳ぐ羽目になるのは笑い話にしておこう。

仕事はちゃんとしないとな。


「とりあえず、おいらは灰髪兄妹を呼んでくるから・・・・・・・・・」

孤児弟が駆け出して暫し、灰髪兄妹が強力兄弟を引き連れて登場する。

思わぬ高位貴族の登場に驚く灰髪兄妹。

平民も平民・・・・・・・・しかも一介の孤児の兄妹の下に伝説の六大公がいるのだから・・・・・・・・・・

驚いて萎縮するのは無理もないことであろう。


でもな、お前等が接客している竜は魔国大使にして雷竜族の長だし、聖騎士とか各国の大臣級大使が沢山居たのだが・・・・・・・・

知らないって凄いよね。


「ご主人様極北戦士団は?」

「ああ、あれも本国の族長の類縁とか王族扱いするのもごろごろいるぞ。因みに股間潰されたのも連合の議長の末息子だ・・・・・・・・・・・・・・信じたくないが・・・・・・・・・・・・だからこそ治療費を出せたとか普通だったら放置だぞ。」


そして、灰髪兄妹を囲んでの市場美食めぐりが始まるのだった。



すいません、睡魔に教われました・・・・・・・・・・・・今宵はこれまで。

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