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酒盛市場と魔法使い氏

あらすじ、市場でのんびり。


作者のパソコンデスクのいすが壊れてしまった。座っているときにバキバキって・・・・・・・二枚おろし・・・・・・・・


前話が短かったのは察してください・・・・・・・・・


今も空気いすで・・・・・・・・・・


って、できるか!

企んでいるなんて婦人、人聞きの悪いことを・・・・・・・・

「旦那、尻尾が出ているけど悪魔の流れ汲んでいたんかい?」

たまたまいた氷売り(狼系獣人)の突っ込みに


「おっと、本性が・・・・・・・・・」

「本性って・・・・・・・・賢者様。」


やっぱり、だの 血も涙もないと思ったら・・・・・・ だの 酒盛りしている貴族連中(自他国共に)が口々に言いやがる。後で覚えていろ・・・・・・・・


「そりゃぁ、旦那の日頃の行いを聞いていると・・・・・・・」

人聞きの悪いことをいう氷売りに少々いらっときた私は狼娘を呼び寄せて。


「狼娘、いい事教えてやろうか。この自称狼系獣人の氷売り、たまたま痴話喧嘩の場面に出くわすことが多いので王宮にて【犬も食わない】ネタ要員として雇わないかという話があったんだ。そのときの待遇がすごいぞ。男爵待遇にて、俸給が・・・・・・ごにょごにょ・・・・・・」

「あんた!すぐ行こう!貴族様だよ!って、その流れだと私も【犬も食わない】ネタ要員じゃないか!!」


市場に響く狼娘の雄叫び(女性だから雌叫び?)は遠く王宮まで響いて、城勤めの狼系獣人たちの失笑と同情を得たそうな。


あおーん!


この狼娘も中々面白い人材だ。


「ご主人様、その案件は官僚の皆様方の手でそれっぽく作り上げたのは良いのですけど悪乗りした地主、城持ち貴族の皆様方が更に犬系、狼系の方々を大量雇用しようとして宰相閣下に止められたそうですけど・・・・・・・・・・」

「どうやって止めたのかは敢えて聞かないけど・・・・・・・・・何やっているんだろう?」

「悪乗りしたのは孤児娘達もなんですけど・・・・・・・・・・・・彼女達の従者として犬耳系を使おうかなんて・・・・・・・・」

「こう言うのは偶々通りかかった者が餌食になるから面白いのであって、態々常駐させるのは趣にかける・・・・・・・・・・・あとでそれは教えておかないと・・・・・・」


「ああっ!餌食言ったよこの貴族様!」「趣って何だよ趣って!いつもいつもあっしが居る所を狙ったかのように事を起こしているのに!」「この人種差別主義者(種族ジョーク愛好家)!」

「そのためだけのあっしを用意するな作者!」「あたしらの存在意義って何なのさ!」


「しかし、この狼どもは私が貴族様ということを忘れているみたいだな。」

「でも仕方ないでしょう賢者様。もう、この突っ込みは定番となってますし市場の名物ですわよ。」

「名物か、ならば仕方ない。【氷売りの犬も食わないネタ】は彼の風貌(狼頭)と相まってわざといるところでいちゃラブして突っ込まれると幸せになると風聞も出ていますからねぇ・・・・」


「小売婦人!だれだ!そんな噂流した奴は!」

「でも、実際恋人達があなたに突っ込まれてから子宝に恵まれたとか、周りが優しくなったとか色々良いことがあったって言っているわよ。」

「それは周りに認知されたとか!自覚してラブラブしすぎているだけだろう!」

「あんた・・・・・・・・なんか不憫ね・・・・・・・・・・・」

「それを言うなよ狼娘。世界は理不尽だ・・・・・・・・・・」


「でもなぁ・・・・・・・・」

「そうですわね、ご主人様。氷売りは運命神様から痴話喧嘩のネタになる運命を背負っているといわれた伝説の方ですから・・・・・・・・」


「伝説って!」「あんた、そんなにすごい人だったんかい?」

「馬鹿いうな!考えても見ろ!ただの中てられ要員だ!」

「そういえばそうね、あんまりたいした運命じゃないし・・・・・・・・・」

「それもお前と出会うための前振りだったんだよ・・・・・・・・愛しき北の野風。」

「あんた・・・・・・・こっぱずかしい事言わないで!」

いちゃいちゃらぶらぶ・・・・・・・・・・



「おーい!もどってこーい!」


氷売り夫妻の氷がまた溶けている・・・・・・・・・


そこに偶々通りかかる若き魔法使い氏(食料品とかの買出し中)。

口々に市場の衆が声をかける。


「魔法使いの旦那、冷気魔法を頼む!」「こっちにも涼しい風を!」

「氷ひとつくれないか!」


「おまえらっ!人が通るたびに魔法をせびるな!」


ぶちきれた魔法使い氏が広範囲冷気魔法(微弱威力)をぶちかます。

市場中に吹き荒れる冷風!一心地ついたと思った市場の衆なのだがだんだん寒くなる風にがたがた震えだす。


ちなみに氷売りの狼夫妻は毛皮のせいか、ラブラブのせいか気にもしていない。

「風が強くなってきたな。」「極北ほどじゃないさ。」

「でも風に当たるのは良くない。あっしは君を包む外套だよ。」「・・・・・・・・・・・///」


ぜんぜん効いてない・・・・・・・・

寒くなった私は孤児姉を行火代わりに懐に抱き込んで暖を取る。

温い。

「・・・・・・・・・・・・・ご、ご主人様・・・・・・・・///」


ふむ、子供の体温は高いから良いねぇ・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「賢者様、孤児姉ちゃんも女の子なんですから安易に抱きすくめたりするのはよろしくないかと・・・・・・」

「おっと、失礼。」

それは確かに・・・・・・・・・一応年頃の娘だものなぁ・・・・・

私が孤児姉を離すと名残惜しそうに私を見る。

この子は私を神格視している(美化フィルターon)からな。

もっと、年の近い良い男を捜せばよいものを・・・・・・・・・・

こんな道楽貴族ではなくて。


そんなこんなしていると、衛士が来て魔法使い氏を連行する。

罪状は【攻撃魔法の不正使用】・・・・・・・・・まぁ、原因は市場の衆だし説教くらいで・・・・・・・・


「いえ、前科がありますのできっちりと反省してもらいます。」

「何度やったんだい?」

「5、6回ほど・・・・・・・・・・原因はラブラブカップルを見て冷やしてくれと散々言われたので切れたらしいですけど・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、魔法使い氏。強く生きろよ・・・・・・・・・・」

「はい、賢者様。温かいお言葉心に染み渡ります・・・・・・・・・」


そうして魔法使い氏は衛士と共に市場を退場するのだった。

後で、彼に降りかかる宿命について衛士隊に連絡しておくとするか・・・・・・・・・

それで彼の罪が晴れる訳ではないのだがあまりにも哀れだ。

「ご主人様。魔法使い氏の罰はどれくらいになるのでしょうか?」

「まぁ、傷つける意味合いではないから精精罰金か奉仕作業で済まされるだろう。市場の衆も嘆願書出すだろうし・・・・・・・・・」


出すよな!と私がにらみつけると、市場の衆はがくがくと頭を上下させる!



ああ、一人身とか家庭生活のうまくいっていない者達の嫉妬と羨望がこんな悲しい犯罪を起こす遠因となり人の人生を惑わせる。なんと悲しいことなのだろうか・・・・・・・・・・






そして、氷売り夫婦を見ていると・・・・・・・・・

いまだにイチャイチャしていた・・・・・・・・・・・・

あれ?話の流れが・・・・・・・・・


やはり、ビールのケースで座っているとだめなのかな?

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