女傑寮母と過剰愛護
あらすじ、タタミイワシを強奪した。最初閣下涙目!!
寮に戻ると孤児姉弟はつぶれていた・・・・・・・・・・・
「だんなぁ、食べれない辛さと言うのは身に染みてたけど 食べる辛さとかってのは初めてだよぉ・・・・・・」
「ご主人様、好意が重たいです・・・・・・・・」
リボンやフリルにまみれて着飾らされた孤児姉に食べ物の山を前に従士の娘さんや宮廷料理人の若奥さんに撫で回されている孤児弟・・・・・・・・・・・・
初めて迎え入れた愛玩動物を弄繰り回している様が思い浮かんだ・・・・・・・
寮母、貴女がついていながらこのような惨状になるのは如何してですか?
「そりゃぁ、寮母様が一番姉弟を猫可愛がりしていたからですわ。」
そういえば寮母の息子は結構でかくてごついからちょうど可愛がり甲斐のある年恰好の姉弟が狼の前に生肉をぶら下げた状態で見えたものだから餌食にされたんだな・・・・・・・・・・・・
「法務官様どちらか私にくださいません事?ちょうど子供欲しかったですし・・・・・・・・」
犬猫の子じゃないんだから深く考えましょうよ、若奥さん。
完全に潰れた姉弟を部屋に避難させると、一人寮の食堂にて酒を飲む・・・・・・・・・・・・
明日にでも一度姉弟をつれて孤児院でも行ってみるかな、少し状況を見てみたいものがあるし孤児院のほうでも二人を案じているだろうからな
「法務官、何あくどい事を考えているんかい? 表情が強いよ。」
「大したことじゃないさ、明日孤児院を見に行くから何をお土産にしておこうかとね悩んでいるだけさ」
「ふっ、そんなことこれから焼き菓子でもたくさんこさえておくからそれを持っていきな。」
「寮母、手間かけるね・・・・・・ あの子達の状況を見るとろくに食べていないだろうから一番それがうれしいだろうな。」
「・・・・・・・・・・」
「さぁ、女衆達!!これから厨房でお菓子を山ほどこさえるよ!!」
「「はいっ!寮母様!!」」
酒瓶とグラスを持って自室に帰り、寝酒としゃれ込むか・・・・・・・・・・・・
帳は下がって夜の色 白銀の月静かに眺め
君のまぶたに眠りの詩が 静かに静かに降り注ぐ
腕の中の眠れる子等は 明日の遊びを夢見るようで
今日の遊びを夢見るようで 永久にこの時続けばよいと
翌朝、寮の食堂に行くと無駄に大量の菓子があり、朝食の支度が終わってないからと寮の住人(独身者や地方からの単身赴任者、王宮の下働きや従士等)達は菓子をしぶしぶ朝食とするか市場に逃げ出していた・・・・・・・・・・
すまん、彼女等に燃料を投下したのは私なんだが・・・・・・・・・・・・ここまで酷いとは思わなかった・・・・・・・・
後で皆で飲みに行こう・・・・・・・・・・ 多分私の奢りになるのだろうな・・・・・・
「あらあら法務官様、孤児院への差し入れの菓子を拵えたのはわたくし達ですのよわたくし達にお礼は?」
「皆で行くか・・・・・・・・・・・」
前に行ったあそこの店を貸しきればいいかな? 飯も旨かったし、表通りだから女性陣が行っても危なくないだろう・・・・・・・・
名前がないのは仕様です(開き直り)
誰も読むものが居ないから問題ないね(邪笑)
作者の酒が切れたからとりあえずここまで