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平穏無事と元奴隷

あらすじ 馬鹿が弟子になった。

解放奴隷の群れ群れ群れ・・・・・・・貴族子息よどれだけ頑張ったんだ?

「師よ、東の果てから西の果て北の果てから南の果てまで奴隷商人の情報を得た順番に潰してきました。私の力不足は情けないです。未だに他国では隷属の苦難を味わっているものがいると思うと・・・・・・・・・・」


さめさめとなく貴族子息・・・・・・・・・・お前はどこまで馬鹿なんだ。


捕まえた奴隷商人の中には他国の重鎮がいるけどこれは私が処理しないとだめかなぁ・・・・・


はぁ・・・・・・・・仕事が・・・・・・・・・・




某国国王様へ

貴国の貴族が我が国で禁制の奴隷売買に手を染めてましたので捕まえました。

法に則って処理しますので遺体の引取りをお願いします。

説明が必要ならば私が直々に向かいますので必要ならば連絡願います。


某国国王様へ

貴国の王族が我が国で禁制とされている奴隷売買に手を染めて麻薬を売りさばいていたので、わが国の法に則って処理させていただきます。遺体等々引取り希望の場合は連絡くださいますよう・・・・・・・

説明が必要ならば私が伺いますので、必要であれば連絡願います。


以下同文・・・・・・・・・・・



私が説明行脚に伺うしかないか・・・・・・・・・

どの順番でいくかねぇ・・・・・・



ところで解放された人達の処置は?

「そのまま自由解散で・・・・・・・・・・・」

「馬鹿もんが!それでは生活苦から奴隷暮らしに戻るじゃないか!」

「では、我が領地で生活の世話を・・・・・・・」

「如何するつもりだ?」

「三食昼寝付で・・・・・・・・・・・・・」

「その金は?」

「税で・・・・・・・・・・・・」


「このばっかもーーーん!!」


ばちこーん☆


思わず神秘緋金属張扇(オリハリセン)で突っ込んでしまったよ。

馬鹿だ馬鹿だと思ったらとんでもない馬鹿だったよ。


孤児弟や補佐見習も馬鹿だと思ったけどまだ筋を通す馬鹿だったけど、この馬鹿は何にも考えてない!


誰か、私に救いを・・・・・・・・・・・・・



ごめんつける薬ない(by療養神)

見ている分には面白いけどね・・・・・・・・・・(by海洋神)

まるで某王国の祖王を見ているようだな(by某王国地方管理神)



私は説明した・・・・・・・・・・・無一文で投げ出された者がどんな末路を送るかを・・・・・・・・・安楽にする金はどこかで出るかを・・・・・・・・・・更にはその格差に領民の不満が出るだろう事を・・・・・・・・・・・・・


一時ほど語ったら理解したようだ。


「では、働き口を探しましょう。子供達は申し訳ないですけど師よ孤児院でお願いしたいのですが・・・・・・・・・」


子供は仕方ないが大人はお前が探せよ。


「師よ、我が名と名誉に賭けましても・・・・・・・・・・」


お手並み拝見・・・・・・・・・・・・・

「御主人様、貴族子息様は迂闊すぎる気がしますけど・・・・・・・・・・・・」

「本人は善意のつもりだから性質が悪い・・・・・・・・・・・悪意に対する対処を覚えさせないと・・・・・・・・・・」

「出来ますか?」

「うぐっ!」


痛いところをつく・・・・・・・・・側近を育てたほうが・・・・・・・・・安全装置というか・・・・・・

「それは御主人様に対する私のような存在ですか?」

「どういう意味だ?」



子息の側近となるものを選んでもらって・・・・・・・・・


「いやだぁ!俺には3人の妻と14を頭に18人の子供が・・・・・・・・・・・」

いつぞやのクビ宣言された彼か・・・・・・・・・・なんか増えているけど・・・・・・・

「いやぁ、私に黙って産んでくれた女達がいて・・・・・・子供達の養育費のために頑張ります。」


うん、がんばってくれたまえ。ついでに自重しような。

これ以上子供がいても育てきれないだろ。


「そこは男の甲斐性と言う物でさぁ!」


きらっ☆


無駄に美男子的笑顔で言われても・・・・・・・・・・・・

って、いうか解放奴隷の中で女性を口説かない!

「彼女たちはすがる者が必要なんですよ。それに応じているだけで・・・・・・・・」


「彼は有能なんですけど・・・・・・・・・・・・女性に優しすぎると言うか・・・・・・・・・・・」

言いたい事はわかるよ。

で、彼等をどうする?


「一応、彼が聞き取りを終えてまして技術のあるものはその職を斡旋してますし、我が領土でも足りない人材がいますのでそれは優先的に雇用してます。女性たちに関しては私兵団の賄い婦として雇用してます。まぁ、私兵達は独身が多いので妻になってくれればと・・・・・・・・・」

「男性陣は良いとして、女性陣は彼の餌食になるぞ・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕方ないなぁ・・・・・・・・・・・馬鹿弟子よ!彼女たちは私の目掛けに・・・・・・・・・・ごふっ!」

「御主人様下品な冗談は・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・孤児姉目が怖いよ。」


「師よ、孤児姉の姉弟子様に対して謝ったほうが・・・・・・・・・・」

「なんか、女と聞いたら子猫でも嫉妬しそうな目だな・・・・・・・・・・」

「御主人様の場合可愛い子猫ちゃんとか言いながら愛でそうですので・・・・・・・・・・・・」

「否定しないよ・・・・・・・・・・・・・」



最終的には女たちは貴族子息の領地で小働きとか私兵団の賄いをすることとなった。

幸いであればよいな・・・・・・・・・・・・


「精神的な面はわかりませんが飢えさせる事はさせません!」

「あたりまえだ!ついでに是を処理しろ!」


貴族子息の前に白い山脈を作り上げた。


ほら、大好きな書類仕事だよ。

助けるからにはここまでやりきらないとね・・・・・・・・・・・・・


子息は崩れ落ちた・・・・・・・・・・・

艶聞家の部下は・・・・・・・・・・・力尽きた・・・・・・・・・・・・・


この領地のものはどこまで書類仕事に耐性がないんだ!

彼等は私兵団を巻き込んで数日がかりで仕事を終えたことを別記しておく。


「遅い!」「書類は鮮度が命!」「遅らせてる間にも困る人がいるのよ!」

「もっと手を動かす!」


孤児娘達がダメ出ししているから子息とか私兵団が泣き見ている・・・・・・・・・・

この後私兵団が待遇改善を求めて抗議するのは笑い話としておこう。

そしてこの私兵団は孤児娘達に扱かれて会計査察私兵団として名を馳せるのは・・・・・・・・・・


「いやだぁ・・・・」「白い白い波が襲い掛かってくる・・・・・・・・・・・・・」

「動け我が腕よ・・・・・・・・・・・・うごけうごけうごけ・・・・・・・・・・・・・・」


どれだけ魘されているんだろう?

普通の量なのに


「ねぇ・・・・・・・・」「ほんと・・・・・・・・・・・」「やわじゃない?」


「王室顧問の弟子たちは化け物だ!」

酷い言われようだな・・・・・・・・・・

この私兵団もっと扱くか!


ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・・・・・・・・・・



馬鹿弟子よ、お前は如何なんだ?


あれ?反応がない・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・書類に対する拒絶反応?

誰か気付けを!







貴族子息は・・・・・・・・・・・・・泣きながら書類を片付けたそうな。


「ほらっ!次!」

「ひぃぃぃぃ!」


ダメだこりゃ!

かの領地の私兵団は本当に書類仕事を仕込まれ続けて・・・・・・・・世界有数の文官集団になりましたとさ・・・・・・・・・・


「かんべんしてくだせぇ・・・・・・・・・・・・」

「紙を見るのが嫌だ・・・・・・・・・・・・」

「神はどこにいるのだ?」


ここに(by某王国地方担当地方神)


「クソッ!神に見捨てられたか・・・・・・・・・・」

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