ルーラー
彼はその存在に気が付く
自分でも思い出したくなかったのかもしれない
思い出したいわけが無い
「また私はなんてことを ごめんねそんなわけないよね
もういい…」
「あります」
顔が変わった
「あるんだな」
雰囲気 声全て変わった ドリルなような手を振りかぶってた
「ああ あるよ思い出したくもなかったのによ 許さねぇよくも思い出させたな」
「お前が何を見たかしらねぇが知ってるなら消えてもらおう…」
また目の前で止まった
「もう勝手に動いたらダメ」
「知らねえよこいつが何か知ってるなら消さないと」
「知ってるなら聞かないと何も出来ないでしょ」
一人で話し出した
「一体何が」
「まぁそうなるのも無理は無いな」
「そうだよね 私は人とルーラーが1つの体になっているの」
「は? だからそのルーラーっていうのは何なんですか」
まだ状況に頭が追いついてない
「ルーラーとはお前が見たっていう人外だ」
「ルーラーは人間の体を乗っ取って人を殺していく生物 そしてルーラーの目的は地球破壊」
地球破壊!? なんでそんなことが世界に知られてないんだ
「信じるわけないよな 世界がパニックにならないように政府は非公式になってるから」
誰もそれは知らないからそりゃそうか
「じゃああなたの中に入ってるルーラーはなんですか」
「この子も元々その目的で私の体に入ったんだけど私が反抗しまくったら意識戻っちゃった あはは」
いやあははじゃなくて
「ルーラーは身体能力を上げる、さらにさっきみたいに武器のように体の形を変える そしてルーラー1つ1つに能力がある」
「私にもその能力はある 私の能力は修復 自分や他人の体を治したりものを直したりできる」
「手で貫いても治せたから心配しないでね」
「なんで俺も連れてきたんですか」
「君にルーラーの血が混ざってる」
「ルーラーには同類の血を見分けることが出来るんだ 」
「でも俺の親は生まれた時から人間だった 俺はしっかり人間だ」
「そうだろうな ルーラーになった人間の血が入ってる人間はその血がルーラーの血になる お前に関しては母親父親両方だ」
確かに 弟が死んだ時そこには両親ともいた その2人は殺し合わなかった じゃあ…
「なんで俺は死ななかったんだ」
「それは知らねぇ ルーラーは出会った人間を全て殺すはず」
「まあいいや じゃあ本題ね」
「本題」
「私と一緒にルーラーを滅ぼしてくれる?」
「え? 滅ぼす?」
ますます意味がわからなくなった
「君はルーラーの血が流れてる 血が流れてるものには少しだけど能力が入ってる そして君は両親共に血が入ってる だから能力も他の人よりも能力が強い」
「ルーラーを滅ぼすためにはルーラーの能力でしか倒せない だからお願い 私たちと倒そう ルーラーを」
急に言われて だけど弟 両親
「倒せば両親の何かわかるのか」
「保証はできない けど分かるかもしれない」
「いいよ やってやろうじゃないか」
「そう言ってくれて嬉しい」
「そういえば大丈夫なんですか あなたにもルーラーがいるのに」
「大丈夫大丈夫いざとなれば自分の手で倒せるし」
そういう事じゃないんだよなー
「じゃあ君も入部してね」
「え?どこに?」
「人外救済同好会に」
「人外救済同好会?」
「そう君で部員は4人目」
意外と多かった
「それって大丈夫なんですか バレたらヤバいんじゃ」
「大丈夫大丈夫 校長には言ってあるし 口外厳禁って脅してあるから」
中々に人の方も鬼畜だな
「ということでようこそ人外救済同好会へ 自己紹介がまだだったね 私は城崎八重 ルーラーの方はコエツ」
「ややこしいですね」
「そうだよね だけど慣れれば大丈夫だと思うよ じゃあよろしくね」
何が始まるのかはよく分からないけどとても重いことを背負わないと行けない気がする
過密容疑です やっぱり表現セリフなど書くのは難しいですね もっと精進していくつもりなのでよろしくお願いします