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【感謝330,000pv突破】【完結】回復魔法が貴重な世界でなんとか頑張ります  作者: 水縒あわし
北方編

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41話後編

試行錯誤しながら場面が伝わるように気合い入れて書きました。

過激にし過ぎたかと心配しています。


しかし、乱戦の中、後方から、別の方向から回り込んできた数匹のゴブリンが、防御網をすり抜け、テントに近づいてきた。

護衛たちも目の前の敵で手一杯で、後方にまで余裕がない。

「きゃあああっ!」

ミアが悲鳴を上げる!近くにいた新人護衛は、すでにゴブリンの棍棒を受けて地面に倒れ伏している!

「ミアさん、危ない!」

セーラが、恐怖に竦むミアを庇うように前に飛び出した。その瞬間、ゴブリンの汚れた爪がセーラの腕を切り裂き、彼女は地面に倒れ込んだ!傷は浅いものの、鮮血が滲み、出血している!

「ぐ……っ!」

痛みと恐怖に顔を歪めるセーラ。彼女は必死に這いずって逃げようとするが、足がもつれてうまく動けない。その背後から、下卑た笑いを浮かべたゴブリンが迫る!

「オンナ! ニゲルナ!」

ゴブリンは逃げるセーラの足首を掴み、強引に引き倒した。そして、抵抗しようともがくセーラの顔面を、汚れた拳で容赦なく殴りつける。

鈍い音と共にセーラの意識が朦朧とする。

「イヤッ……!」

か細い悲鳴が漏れる。ゴブリンはさらにセーラの背中を蹴りつけ、うつ伏せに倒れさせると、その髪を掴んで強引に仰向けにした。


ゴブリンは涎を垂らしながらセーラに覆いかぶさり、その汚れた手で服の胸元を掴み、力任せにビリビリと引き裂いた!

「ヒヒッ……イイ……カラダ……」

白い胸があらわになり、セーラの瞳には恐怖と絶望の色が濃く浮かぶ!

「や……やめて……」

セーラは力なく抵抗し、ゴブリンの腕をか細い手で押し返そうとするが、ゴブリンは笑ういながらその手を払い、さらにセーラの足を掴み、力任せにこじ開けようとした。

衣服がさらに破れ、抵抗する力も失われ、なすすべなく蹂躙されようとしている!

そこへ、もう一匹のゴブリンが、醜悪な笑みを浮かべて近づいてきた。

「オレモ! オレモ!」

そいつは、セーラの頭部側に回り込み、恐怖に震える彼女の両手を掴んで頭の上に押さえつけた。そして、信じられないことに、自身の怪しくぬめり光る醜悪なイチモツを取り出し、抵抗できないセーラの顔に押しつけてきた!

「ハヤクオカセ!」「コッチモ!」

二匹のゴブリンは、獣のような喘ぎ声を上げながら、まさにセーラを完全に玩具にしようとしていた。

セーラの目の端には、一筋の涙が浮かび、抵抗の意志は消えかけている、その体は完全に無力だった。足を開こうとするゴブリンの力が強まり、まさに挿入されようとした、その瞬間だった!


「セェェェラァァァさぁぁぁん!!!!」

ユートの、怒りと絶望がないまぜになった絶叫が夜の森に響き渡った。

ユートは腰に差していた直刀を引き抜き、燃えるような殺意を瞳に宿してゴブリンに突進した。魔法を使う思考も、ためらいも、もはやなかった!

咄嗟に駆け寄り、セーラの足を開こうとしていたゴブリンの背中に、憎悪と守るべき者への想いを込めて、渾身の力で剣を突き立てた!

「ギッギャアアア!?」

ゴブリンは断末魔の悲鳴を上げ、動きを止め、崩れ落ちた。ユートは即座に剣を引き抜き、セーラの顔にイチモツを押し付けていたもう一匹のゴブリンに斬りかかった!ゴブリンは慌てて避けようとするが、怒りに燃えるユートの剣閃は速く、その首を刎ね飛ばした。

ユートは近接武器で、立て続けに二匹の魔物を仕留めた。その手には、まだ生々しい肉を断つ感触と、ゴブリンの温かい血がべっとりと付着している。

ユートは荒い息をつきながら、憎しみを込めてゴブリンの死骸を蹴り飛ばした。魔物を殺したことに対して、今のユートには何の感情も湧かなかった。

ただ、セーラを傷つけ、辱めようとした存在への、燃えるような怒りだけがあった。


「ユート様!」

バルカスとドランが駆けつけ、残りのゴブリンを素早く片付ける。戦闘はすぐに終わったが、その場の空気は重く、惨劇の余韻が漂っていた。


「セーラさん! 大丈夫ですか!?」

ユートは周囲の警戒を指示しながらも、すぐさまセーラの手当てに取り掛かった。幸い、腕の傷は浅い切り傷と打撲程度だったが、殴られた頬は赤く腫れ上がり、引き裂かれた服は痛々しく、彼女は恐怖と屈辱に震え、嗚咽を漏らしていた。

セーラが怪我をし、あのような辱めを受けかけたことにユートは激しい怒りと自責の念、そして動揺を感じ、手が震えるのを必死に抑えながら、応急処置を行う。破れた服の上から、自分のマントをそっとかけてやった。新人護衛2名も軽い切り傷などを負っており、ユートは続けて彼らの手当ても行った。

回復魔法を使いすぐにでも治療したい気持ちはあったが、今はそれよりも、この状況を引き起こした新人たちの失敗に対する苛立ちと、一刻も早く安全な場所へ移動したいという焦りが勝っていた。

彼らの反省した様子など、今のユートの意に介するものではなかった。


3人の手当てをしていると、いつの間にか東の空が白み始め、夜が明けていた。

新人護衛たちは、自分たちの油断が招いた結果に、深く反省し、青ざめ、言葉もなかった。


「……出発するぞ! 怪我人を馬車に乗せろ! 無理を承知で、今日中に鉱山町へ着く!」

ユートは、疲労と寝不足、そして込み上げる激しい感情を抑えつけ、有無を言わせぬ強い口調で指示を出した。鉱山町はもう目前のはずだ。

セーラの心身の傷、新人たちの失態、逸る気持ちを押し留めながら、一行は夜明けの道を、急ぎ足で進み始めた。


気分を悪くされた方がいたらすいませんでした。

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