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Future Answer  作者: A-Z
7/7

託された少女と停止する狭間

かつて、この世界・・・いや、世界と呼ばれている領域には、1つの世界が存在した。

それは、自らが存在しているこの地の始まりを解明させようと動いた。

しかし、我々が生きているこの世界では、その根本的な答えに辿り着くことは無い。

その疑問点にも答えが出ることは無く、また1つ世界が生まれ、滅び去る。

全ての世界が現実であるのなら、意志ある世界は受け継がれていくのだろうか?

それとも、世界はたった1つでしかないのか?

たった1つなら、世界は何故今も保っているように見えるのだろう?

世界の始まりは誰が作り上げた?

世界の始まりは、設定の下に成り立っているのか?

答えなど、出るわけがない。

「犠牲にできるのは自分自身で、犠牲の価値が無いのも自分自身なのだから」

「未来に憧れた貴方自身は、今はもうどこにも存在するわけがない」

「降り堕ちる事のない答えが、罪科に溺れる世界中の貴方を蝕み続けるように」

「要求された絶望と希望という犠牲が、また未来の渦を誘いあげる」

「救われる事無き器は、狭間の中で永遠の無の絶望を抱え続けるだろう」

「最後に残るものは何もなく、絶望はまた継がれる。意思が付与されると共に。」


{誰が、こんな事を信じると思う?}

{無駄なら糧にすればいいだけじゃん}

{少なくとも私は、この好きな世界だけで生きていたいし}

{例え私に本物の意思がなかったとしてもさ}

{私を突き動かしてるコレは、何なんだろうねって!}


チャヴァリクス「・・・!アナタは・・・!」

サンリート「・・・え、知ってるの?」

サリエラス「・・・どういうことだか、教えてもらおうか」

チャヴァリクス「この人は、私の旅の手助けをしてくれていた者なのだが・・・」

「この軌跡も、この人から教えてもらったものなのだ」

サンリート「ふーん・・・」

サリエル「興味深い・・・と言ったところだが、今はそんな暇ではないぞ」

サリエラス「貴殿、名をなんと申す?」

チャヴァリクス「あ、待て!名前は・・・」

{いいよ、隠そうとしなくて}

{私さ・・・名前、思い出せないんだよね}

サリエル「記憶喪失か・・・それにしては、随分と大層な力を得ているな」

{よく言われるよ}

チャヴァリクス「・・・ともかく、何故ここに?」

{何って、助けに来たって・・・言えば、伝わるかな?}

サンリート「私達を、助けにきた・・・?」

サリエラス「妙ですね、私達の事は知る機会などないはずですが」

{うん、勿論君達とは初めてだよ}

{・・・でもね}

{なんとなく、だけど・・・}

{私がこうして誰かに会うのは、チャヴァリクス以前にはほとんどなかったと思うんだ}

サンリート「ふーん・・・というか、記憶喪失なんでしょ?」

「チャヴァリクスはどうやって会ったの?」

チャヴァリクス「・・・この人とは元々、手合わせするつもりで会ったのだが」

「想像以上に強くてな・・・技術も全て桁違いだった」

{たまたま、戦い方の幾つかを覚えていたから~・・・なんだろうけどね?}

サンリート「・・・なるほど」

「分かった、それじゃあお姉さんは中央にいてね」

{ん、了解~}

・・・・・・

サンリート「準備できたよ」

セイズ「・・・すまないな」

エスヴィート「けど、酷な事をするよねぇ・・・」

「アレがまだ残っているとは言っても、それでもなぁ・・・」

セイズ「これは、アイツの戦いだ」

「我々はもう、手を出すことは出来ない」

アルティシア「よく言いますよ、まーだ心配なんでしょう?」

メリーナ「ある種、親心とも言えるのは確かね」

エチラクテス「準備できたか?」

セイズ「ああ・・・誰一人、置いていくなよ?」

エチラクテス「分かってるさ、後の事は全部・・・任せるしかねえ」

「行くぞ・・・」

【|||完全終演|||】


・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


{中央って・・・そういうこと?}

{なんか知らないけど、中心部分にいたはずのこっちがまだここにいるって事は・・・}

{・・・試されてたわけか、私は}

{・・・で、確か・・・}

_

サンリート「終わったら、ここへ趣いてください」

{これは・・・何?何の建物?}

サンリート「道のりはこれを使えばわかります」

{(光る石・・・みたいなものか)}

{分かった、やってみるね}

チャヴァリクス「何をやってるんだ?もうすぐ着くぞ」

サンリート「あっ、了解~」

サンリート「・・・それじゃあ、お願いします」

{うん、任された~♪}

_

{・・・さてと・・・巡ってみるかな、この空間の中を}

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