Dead End Your Chance
この作品は貴方がフィクションだと感じた部分がフィクションであり、実在する名前・団体及び、実在するゲームのキャラクターとは異なる点がある事をご了承ください。
また、この作品を見て少しでも不快だと感じた方は、今すぐ視聴をおやめください。
この作品を理解できるのは「作者の人」だけです。
繋がりが分からない点は無理せずに分からなくても結構です。
もし聞きたいのであれば何かしらで連絡をお願いします。
かつて、この世界・・・いや、世界と呼ばれている領域には、1つの世界が存在した。
それは、自らが存在しているこの地の始まりを解明させようと動いた。
しかし、我々が生きているこの世界では、その根本的な答えに辿り着くことは無い。
その疑問点にも答えが出ることは無く、また1つ世界が生まれ、滅び去る。
全ての世界が現実であるのなら、意志ある世界は受け継がれていくのだろうか?
それとも、世界はたった1つでしかないのか?
たった1つなら、世界は何故今も保っているように見えるのだろう?
世界の始まりは誰が作り上げた?
世界の始まりは、設定の下に成り立っているのか?
答えなど、出るわけがない。
「犠牲にできるのは自分自身で、犠牲の価値が無いのも自分自身なのだから」
「未来に憧れた貴方自身は、今はもうどこにも存在するわけがない」
「降り堕ちる事のない答えが、罪科に溺れる世界中の貴方を蝕み続けるように」
「要求された絶望と希望という犠牲が、また未来の渦を誘いあげる」
「救われる事無き器は、狭間の中で永遠の無の絶望を抱え続けるだろう」
嘗て、赦される事のなかった存在。
知識に怯えたその少女は、新たなる形となりて、導く存在となった。
しかし器の彼は、自分自身に限界を感じていた。
彼を導いていた少女もまた、彼の限界に気づいていた。
少女が彼に触れる事は出来ず、ただ苦しみを聞くのみ。
人が1人で生きていくことが不可能なように、心も支えが無ければならない。
だからこそ意志ある世界は、その自分自身を生み出した。
しかしそれは、自分自身の意思に反する事とも同義となってしまう。
重い枷は自由を求める限り外れず、枷が外れればその命は簡単に尽きる。
真実を求めだす限り、その意思は消えることは無い。
真実を否定し続ける限り、その意思は重い枷となる。
過去と未来の狭間に位置し続ける限り、ミチは永遠に戻る事しかない。
意志が見ているものは希望である、終わる事なき希望。
意思なきものからすれば、試練、意志あるものからすれば、それは希望。
絶望とは、たった1つ思いつくことの出来る救済の概念でもある。
「もし貴方が、未来を託して私と一緒に進んでくれるなら」
「いつの日か、逃れられない苦しみから解き放って見せる」
「例えそれで、あの子が私達を否定したとしても」
「どれだけ否定されようと、何処まで追い詰められても」
「ずっとあの子を信じ、支え続けてきたあなたを、私も信じる」