罰を与える意味
後書きにそこそこ重要なお知らせが2つあります
緑色ののモヤは、突然消えていくのだった
「さてっと、ミーナが料理を作ってくれたんだ。折角なら温めて食べたほうがいいよな」
そうなって来ると、いまの状態は少しまずいな……
と、言うのも。俺の膝にはミーナが寝ているし、下手に動くとミーナが起きてしまいそうだ。いや、起こすべきなのか?もう昼になってだいぶ時間が経ったはずだ。ミーナもまだ昼は食べてないだろう、なら一緒に食べようかな。
この学園貴族が多い、そして貴族が使用人と同じ席で食事は駄目だろう。だが俺は貴族でも何でも無いから別にミーナと同じ席で食べても問題ない!流石に客が来たら駄目だろうが
「う、ううん」
「あ、ミーナ起きちゃったか。丁度いいや」
「ふぁあ、ご主人様?」
「ああ、そうだ。おはよう」
「おはようです。これは夢、でしょうか?」
はて、ミーナは何を言っているのだろうか。寝ぼけてる?
「おーい起きろ〜」
「あれ?ここはってご主人様!!」
「全然大丈夫だ。それより起きてくれ」
「す、すみません」
うーん……ミーナって一人で抱え込むタイプって何となく先程の一件で理解出来たから、ここは許すのではなく。ちょっとした罰を与えることもした方がいいかもな
「まあそれに関してはいい、でもミーナがどうしても罰を欲しいなら、俺が今与えてやるよ」
そう、あくまでもミーナ自身に決断をさせる。強制に罰を与えるのではなく、自分から
そして罰と思い出されたことは、罰。そう理解されることに意味を成す。だからミーナには罰を与えられる、と認識させなおかつ罰を与えることで、罪の意識を少しでも無くす事こそが本当の主人公だと思っている
人の信頼関係とはそう成り立っている。恐怖の支配で政治を動かすのでは無く。支配されたい、と思わす政治をする。これこそが人の上に立つ上で重要なこと。勿論そんなこと一石二鳥で、出来るような事ではない。
でも偽善と思われてもいい、いや偽善でいい。俺の目に映る範囲だけでも救ってあげたい。今回のミーナのように
「すみません、私めに罰をお与えください。ご主人様の前で倒れるなど明としてあるまじき行い」
「ああ、分かった」
分かったからそんな目をしないで欲しい。そんな……そんな全てを諦めた様な目を
だから俺はミーナに罪を、ミーナ自身の鎖を解いていこう
ペチッ
「イタ」
「はい、これが今回のミーナの罪。これからは気をつける様に」
「え、え」
ミーナはおでこを両手で抑えながら。え、と混乱している
(かわいいって駄目だろ、幾らここが一夫多妻でも限度って物がある)
「ほら分かったならさっさと椅子に座れ。ご飯にするぞ」
復讐を誓う男1
と言う新作を書きました。短編なのでまあ安心して読めます!気が向いたら読んでくれると嬉しいです
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次が今回のメインです。魔族の設定ですね。今まで曖昧にしていましたが、ここでズバリと決めておきたいです
今まで道理に魔族には
下級から始まり中級→上級→最上級です。でもここで追加として魔王級を入れようかと
そして爵位も男爵〜公爵とし
爵位を持っている魔族を爵位持ち魔族とし、爵位を持っているイコールその種族の強さを表します
そこで一つ下級や中級の様な物は種族とします。
そもそも魔族と魔物の違いから話すと“知性”があるか、無いかです
下級の場合知性がある魔物、と言っても差し支えないです。とは言え魔族は魔族そこらの魔物よりは強いです。例外はありますが……
中級からはそこにさらに、“人形”が加わります
まあ例ではカエルニンゲンのようなものです
では上級はさらに“翼”そ“魔眼”もちこの両方を満たす
最上級は“器”。最上級は特別で最悪“知性”、“人形”であるなら“器”さえあれば最上級魔族です。
魔王級とは絶対的強者“器”のさらに上位である“魔王の器”があれば魔王級です。最上級より上は分かりにくいので、よくある四天王。魔王級はそのままの意味で魔王とでも思っていれば大丈夫です。
ここまでを踏まえ爵位持ちについて詳しく説明を
爵位持ち例えば下級魔族の男爵なら下級の一つ上の中級と同等級の力を持っているのとさほど変わりはないです
では最魔王級魔族の公爵となれば、と思うかもしれませんが。魔王級には爵位はありません。いえ厳密には“王”ですね
つまり爵位とは比べ物にならないくらいの強者です
なので最上級魔族の公爵でも、魔王級魔族には叶いません
余談ですが同じ強さでも下級魔族の男爵と中級魔族では、下級魔族の男爵のほうが経験値としては大きいです